中華系マレーシア人のJ君に「シンガポールの住みやすさ」について聞いてみました
1本前にコミュニティセンターの英語コースで書いたエッセイを載せました。日本語でも同テーマについて記事にします。
英語記事「Life in Singapore for J」
このエッセイはクラスメートの中華系マレーシア人J君に、シンガポールの住みやすさについて質問してまとめたものです。
テーマのもとになったのは下記のCNBCの記事。HSBCが毎年行っている「駐在員が住みやすい国ランキング」についての記事です。
Singapore the best place for expats, while UK, US are just OK, according to HSBC survey
http://www.cnbc.com/2016/09/20/singapore-the-best-place-for-expats-while-uk-us-are-just-ok-according-to-hsbc-survey.html
タイトルの通り、最新の調査でシンガポールが総合一位でした。本文によれば2年連続の1位だそうです。
Singapore has topped the table of best expatriate destinations for the second year running,
もとのサーベイは「Economics」「Experience」「Family」の3つのカテゴリーからなり、それらが細かい項目で構成されています。
ですが、上記のCNBCの記事では「シンガポールが優れている」という視点から主に8つの質問が取り上げられています。英語のクラスでは、クラスメートとお互いにこの質問をしあって文章にまとめるのが宿題になりました。
8つの質問は以下の通り
- 収入の良さ
- 貯蓄できるか
- 経済に不安がないか
- キャリアを積めるか
- 起業のしやすさ
- 健康的な生活を送れるか
- 安全な生活を送れるか
- 教育
それぞれについてシンガポールと自国を比べた時、どちらが良いかについてと、その理由を述べました。
私が話をした中華系マレーシア人のJ君は、「起業のしやすさ」以外はすべてシンガポールはマレーシアより優れているとの回答でした。
仕事面では、収入はいいし、忙しいのでお金もたまるそうです。経済にも不安はないし、昇進の機会もマレーシアよりあるとのことでした。
また、生活面では食事がマレーシアより健康的だし、犯罪も少なくて安全。そして教育は優れた指導者が多く、英語で教育が行われていることについても将来大きなアドバンテージになるのが羨ましいとのことでした。
起業についてネガティブなのは、シンガポールはマレーシアに比べて人手不足な点が懸念されるそうです。シンガポール人の先生も同意していたので、恐らくそうなのでしょう。
このように、全体的にほぼポジティブな回答だったわけですが、まぁ、予想通りです。シンガポール自体が中華系の人たちを中心にマレーシアから独立した国ですから、中華系マレーシア人はシンガポールと非常に親和性が高いのです。(ビザの発給も優遇されています。)その上で経済的により発展し、社会もより整備されたシンガポールは、働く場として魅力的なのでしょう。
私も同じ質問の答えましたが、どう答えたかは忘れました(笑)。また機会があればまとめたいと思います。
ちなみにこのCNBCの記事、よく読むと他の国についての言及も面白いです。給料だったらスイスが1位だし、子育てするならスウェーデンが人気です。生活のしやすさはニュージーランドが1位で、2位はスペイン。一方でイギリスやアメリカのようなメジャーな国は不人気だそうです。
どの国にも良いところ・悪いところがある中で、シンガポールはすべてのカテゴリーでポイントが高く、結果総合1位と言うのは、やはり相応の努力の結果なのかもしれません。