本「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代」

   

若者はなぜ3年で辞めるのか」を書いた城繁幸さんの「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代」を読みました。

城さんの文章は読みやすい&わかりやすく、かつ論旨が明快。もやもやと感じていることをクリアに表現してくれているので読んでいて爽快です。ブログも毎日読んでいます。

本書は古本で一年遅れくらいで買いました。なのでこの本はまだ労働市場が買い手市場だったころの話です。結果、内容に時差があってそれはそれで興味深かったです。

ただ、率直な感想は・・・前作(若者はなぜ~)に比べるとお腹いっぱいでした。実在の主にロスジェネ世代の若者の紹介がメインなのですが、皆さんそれぞれの意味で濃い経歴の方ばかり。現実なのにどこか非現実的で、そして重い。

昭和的価値観に否定的な論調に同調しつつも、あまりに同じことを繰り返されると勝手に途中で食傷気味になります。

うーん。やや期待はずれ。
しかし最新の著書も買っちゃった。

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