シンガポール発、4泊5日のプーケット・カタビーチ(3):買い物、人の印象、費用の詳細

   

シンガポール発、4泊5日のプーケット旅行記その3(最終回)です。(→その1:お金のこと・SIMなどその2:ホテル・食事・サーフィン)現地での買い物、人の印象、まとめ、費用の詳細について紹介します。

買い物

コンビニに興奮する

プーケットでは、久しぶりにコンビニでわくわくしました。シンガポールのコンビニは品ぞろえも値段もイマイチでして、最近はよほど緊急で必要なものがない限り入りません。それが、プーケットのコンビニは日本のコンビニに雰囲気がよく似ており、それなりの品質の商品が豊富に並んでいます。加えてタイ価格とあってリーズナブルなので、夫リサと二人で興奮して何度も出入りしてしまいました。私たちの行動範囲にはファミマとセブンイレブンが多かったです。店員さんの対応もいいし、軒数も多くて本当に便利でした。

スーパーでお土産を購入

テスコ・ロータスという大型スーパーに行きました。

大型スーパー、テスコロータス

大型スーパー、テスコロータス

コンビニが楽しいんですから、スーパーも楽しいです。大型店舗なので電化製品や衣類まであり、現地の生活を感じることもできます。

キッチュなデザインのメモ帳

キッチュなデザインのメモ帳

大したものは買ってませんが、タイ土産で有名なマダム・ヘンの石鹸や、ココナツチップを買いました。ちなみに、マダム・ヘンの石鹸は33THBでしたが、街中で買うと65THBもします。

テスコのお土産物コーナーに大量のマダム・ヘン石鹸

テスコのお土産物コーナーに大量のマダム・ヘン石鹸

テスコロータスの石鹸コーナー

テスコロータスの石鹸コーナー

ココナツチップスを買いました

ココナツチップスを買いました

また、スーパーのエリア外にちょっとした店舗が並んでおり、雑貨屋さんで象のお財布を買いました(108THB)。女子高生が買うようなポップで安いお財布なんですが、象柄がタイっぽくて気に入っています。

雑貨屋さんのかわいいお財布たち

雑貨屋さんのかわいいお財布たち

象のお財布買いました。

象のお財布買いました。

なお、私たちが行った時期はタイ国王の葬儀を控えており、衣料品コーナーや靴屋さんには葬儀参列のための黒いふ服や靴が並んでいたのが印象的でした。

葬儀のための黒い靴

葬儀のための黒い靴

オーダーメイド・スーツ

やや唐突な話になりますが、今回の旅行でサーフィンの次に大事な目的が「オーダーメード・スーツの購入」でした。プーケット行きを決めた頃、スーツを着たスパイが活躍する「キングスマン: ゴールデン・サークル」という映画を見たのですが、この映画にリサが感化され、スーツが欲しいと言い出したのです。調べてみたら……意外や意外、プーケットは観光客向けのオーダーメード・スーツ屋(テーラー)が軒を連ねています。

リサがトリップアドバイザーで人気のお店を調べ、2軒まわって値段を比較し、安かった「Simon's Boutique」にお願いしました。こちらのお店はスタッフの対応、そしてセンスも良かったです。また、「注文&採寸」、「仮縫い」、「受け取り」の3回通うことになるので、ホテルから近いのも大事でした。

プーケットのテーラー「Simon's Boutique」

プーケットのテーラー「Simon's Boutique」

リサはスーツ2着+ベスト1着+シャツ2着、私はスーツを1着作ってもらい、おまけでリサのネクタイが2本ついてきて21,700THB(約73,780円)でした。初めてのオーダーメイド・スーツなので、日本のそれとの比較はできませんが、ネットで調べた限りでは日本、そしてシンガポールより安いです。

リサは事前に紳士用スーツについていろいろ調べてから行ったので、細かいリクエストを出して好みのスタイルを作ってもらっていました。シャツは襟・袖・ボタン部分など、組み合わせを変えるとかなり自由にデザインできます。私はその場にあったカタログから選び、気に入った形のスーツで、ボタンの数だけをカスタムしてもらいました。

オーダーメイド・スーツ屋さん

オーダーメイド・スーツ屋さん

初めてのオーダーメイド・スーツ、体にフィットしていて着やすいだけでなく、自分でデザインする楽しさも体験できます。注文は、私レベル(日常会話レベル)の英語でも大丈夫でした。なので事前に注文のイメージをしっかりもっていけば、やりとりは心配ないと思います。

店員さんは語学がとても堪能。もともとネパールの出身なのですが、母語のネパール語に加え、英語・タイ語・ヒンドゥー語ができるとのこと。また、一人のスタッフはロシア語もペラペラで、ロシア人のお客さんと流ちょうにやり取りしてました。独学だそうです。仕事で必要とはいえ、とても真似できないと思いました。

なお、私たちは4泊5日の滞在でしたが、実質中(なか)3日しか時間がなかったので、かなり慌ただしかったようです。できれば4日はあった方がよさそうです。最後の3日目はディーパバリ(ヒンドゥー教のお祭り)でお店は閉めていたのですが、なんと私たちのために受け取りの時間にお店を開けてくれていました。そういった対応もとてもありがたいいいお店でした。

番外編:マンゴーを持ち帰るロシア人

帰りの空港で驚いたこと。ロシア人観光客はマンゴーを大量に持ち帰っていました。

マンゴーを持ち帰るロシア人観光客の皆さん

マンゴーを持ち帰るロシア人観光客の皆さん

モスクワ直行便のゲートにいる人たちがみんなプラスチックの籠を手に提げていたので、なんだとよくよく見てみると、その中身は大量のマンゴー。ロシアじゃ育たないだろうし、高いのかもしれません。リサと「検疫どうなってるのかな」なんて言ってたのですが、寒くて育たないから大丈夫なんじゃない? なんて勝手な結論に至りました。

プーケットにいる人たちの印象

観光客は圧倒的にスラヴ&北欧系+中国人

プーケットにはどんな人たちが来るのか予備知識なしで来たのですが、ロシア人の多さに本当に驚きました。お店の看板やメニューなど、あちこちにキリル文字が踊っています。加えて北欧系も多いらしく、とにかく明るい金髪の白人家族があちこちに闊歩しています。

プーケットはあちこちにロシア語

プーケットはあちこちにロシア語

次に多いのは中国人のようです。朝と夕方、日差しが強くない時間にビーチに出没するのが主に東アジア系なんですが(笑。私も含めて)、日本人の少なさには驚きました。パトンビーチではなくカタビーチに行ったせいもありそうです。

この状況は、レストランの外国語メニューの束でロシア語と中国語のメニューの冊数が他を圧倒していたことかららも見て取れました。日本人がレストランに行くと、まず中国語のメニューが出てくるのは仕方ないようです。

ダナンは韓国人、バリ島は日本人、プーケットはロシア人。近年、東南アジアのビーチリゾートは中国人観光客が増えてるので、どこに行っても中国人観光客が多いのはわかりますが、場所によって他の観光客の人種構成が変わるというのはなかなか興味深い光景でした。

住んでいる人たち

タイの民族構成について予備知識がなかったのですが、中華系が多そうである、もしくは中国の影響を強く感じたのは意外でした。現地の料理には「これは中華料理では?」というものがちらほらありました。

また、南北に長いタイは南にムスリムが多いと聞いたことがあります。実際、プーケットの街中でヒジャブを被った女性は珍しくなかったです。加えて、私たちが行ったテーラーの店員さんはヒンドゥー教徒でした。多民族・多文化は特にシンガポールが顕著だと勝手に思っていましたが、タイも場所によって異文化が混在しており、調べてみたら興味深そうです。

スーパーのテスコは観光客ではなく現地の人が多かったです。そこで結構目にしたのが現地女性と欧米系男性の夫婦でした。何かの理由でプーケットに住んだ欧米系の男性が、現地女性と結婚して当地に落ち着いたのかなと思いました。

あと、印象的だったのは、現地の人の信心深さでした。

タクシーの運転手さんが途中、車を止めてジャスミンでできた花飾りを買い、車内に飾っていました。指で刺して「ラッキー、ラッキー」と言っていたので、宗教的に意味がある飾りでは思われました。また、これまたタクシーから見た風景なのですが、若い男性がバイクを下りて道端に正座し、目の前に立つお坊さんに手を合わせていました。

基本的に私たちはビーチでだらだらして、観光客向けのレストランで食事していただけの旅行でしたが、現地の人が住むエリアに赴けば、こういった風景をもう少し見るチャンスがあったのかもしれません。

プーケット旅行の全体的な感想

ここまで旅行記を読んでいただいて、「結局、奥さんは何してきたの?」と感じた方がいるかもしれませんが、「何もしなかったなぁ」というのが素直な感想です。

昔は旅行といえば、「食う・買う・遊ぶ」の中で「遊ぶ」が一番大事だったのですが、そもそもリサのサーフィン旅行についてくと、この「遊ぶ」ための時間や立地条件に制限がかかることが多くあります。それが、二人の時間をゆっくり過ごせればそれで満足になり、「食う・買う」がそこそこあったらそれ以外はダラダラでもOKと思うようになりました。

そういった視点だと、プーケットは「食う」に関しては満足でした。「買う」については、カタビーチはちょっと寂しい場所だったと思います。でも、パトンに行ったからと言って欲しいものがあったかはわかりません。

こういう「何もしない」旅の仕方はすごく贅沢で、もったいなくて楽しくないと思っていました。しかし、年を取るにつれて機動力が落ちてきており、この「贅沢」を楽しめるようになってきています。まぁ、加齢現象なのかもしれません(笑)。

リサは「また来てもいいな」と言ってました。私はリサがサーフィンを楽しめるならついて来たいと思います。

さて、最後に今回の旅行でかかった費用の詳細を記録してプーケット旅行記をおしまいにしたいと思います。

かかった費用の内訳と合計

航空券+ホテル4泊

AirAsia+Chanalai Garden Resort, Kata Beach4泊:914.21ドル(約75,000円)

以下はタイバーツ(THB)での支払い。1THB=3.4円、小数点以下は切り捨てで計算しています。

1日目

  • 夕食(カタママ):1,836円
  • コンビニ(パン、ジュース、虫よけ):408円
  • プリペイドSIM:676円
  • タクシー(空港→ホテル):3,400円
  • サーフボードレンタル3泊4日:5,440円

(小計:11,760円)

2日目

  • ランチ(ローカル):1,088円
  • 夕食(イタリアン):2,400円
  • アイス:272円
  • コンビニ(牛乳、パン、ヨーグルトなど):227円
  • トゥクトゥク往復:1,360円
  • 石鹸1つ:221円

(小計:5,568円)

3日目

  • ランチ(テスコのフードコート):652円
  • 夕食(ロシア料理):2,040円
  • ソフトクリーム(デイリークイーン):51円
  • カフェラテ:153円
  • コンビニ(パン、牛乳、水、ソーセージ):255円
  • グラブタクシー(テスコ往復):2,532円
  • お土産:2,652円
  • 象の財布:367円
  • ティッシュなど:261円

(小計:8,963円)

4日目

  • ランチ(カタママ):1,224円
  • 軽食(炭酸水、イカリング):816円
  • 夕食(ステーキ、スープ、サラダ):5,083円
  • コンビニ(飲み物、お菓子):306円
  • トゥクトゥク(カタ→カタタニ):680円
  • オーダーメード(スーツ、シャツ、ネクタイ):73,780円

(小計:81,889円)

5日目

  • 軽食(サンドイッチ、マンゴースティッキーライス):1,666円
  • グラブタクシー(ホテル→空港):3,162円

(小計:4,828円)

合計

約188,008円(航空券+ホテル+現地費用/2人分)

  • 食事、お土産など:28,094円
  • 交通費:11,134円
  • スーツ代:73,780円

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