2週間足らずで売切れ。マクドナルド・シンガポールの期間限定、「ナシレマ・バーガー」を振り返る

   

シンガポールのマクドナルドで期間限定販売されていた「ナシレマ・バーガー」が、2週間足らずで売り切れになったのがニュースになっていました。ナシレマ・バーガーだけでなく、同時販売されていたチェンドル・マックフルーリーとバンドゥン・マックフィズも売切れ。このシリーズは大好評のうちに幕を下ろした模様です。

McDonald's Nasi Lemak burger, Chendol McFlurry sell out in 2 weeks
http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/mcdonald-s-nasi-lemak-burger-chendol-mcflurry-sell-out-in-2-9062172

ナシレマ・バーガーが2週間足らずで売り切れのニュース

ナシレマ・バーガーが2週間足らずで売り切れのニュース

そもそもこの商品群、何だったのかと言うと、8月9日のシンガポール独立記念日に向けた企画商品でした。ココナツご飯のナシレマ、緑のゼリーのチェンドル、ローズシロップのジュースのバンドゥンは、このマレー半島近辺に根付いた食べ物です。ちょうど独立記念日に向かって街のいたるところに国旗やお祝いの横断幕が掲げられるようになった時期に販売され、ナショナリズムというか、この地への帰属意識というか、シンガポール人にとって何か自国と自分のアイデンティティ感じられる嬉しい商品群だったのではと想像しています。

私はこういうファストフードの期間限定商品に、激しく反応するときと全く無関心なことがあるのですが、今回は非常に興味を持ちました。私、ナシレマが好きなんです。特に近所のコーヒーショップのナシレマが美味しくて、そこに足を運ぶとナシレマ以外は食べません。あの甘いココナツご飯を一体どうやってバーガーで再現するの? と気になって仕方ありませんでした。そして販売開始日当日は仕事がオフだったので、11時の販売開始10分後くらいにはナシレマ・バーガーとバンドゥン・マックフィズを楽しんでいたわけです。

シンガポール期間限定だったナシレマ・バーガーセット

シンガポール期間限定だったナシレマ・バーガーセット

そもそもナシレマが何という話ですが、ココナツミルクを使って炊いたご飯であり、それにサンバルという辛い味噌とおかずがついてきます。おかずはキュウリ、小魚、卵、揚げたチキンなどが定番で、その他お店で他のおかずが選べたりします。このナシレマをマクドナルドがどうバーガーにしたかということなんですが、まず、バーガーのメインであるチキンにココナツの風味がつけられていました。そしてソースはもちろんサンバル。加えてキュウリ、目玉焼きが挟まれており、さらに甘く炒められた玉ねぎも入っていました。

一口噛みしめた時、このココナツ風味のチキンに関心しました。食べてるのはチキンなんですが、「あ、ナシレマだ」って思えたんです。ピリ辛のサンバルや、爽やかなキュウリを口に含んだ時も、あのナシレマの楽しい「おかずハーモニー」が次々と思い出されました。美味しい! 本音を言うと、あまり期待してなかったんですよね。ナシレマのバーガーなんて想像できなかったので。それが本来のナシレマのイメージから大きく外れることなく、でもちゃんとバーガーとして美味しく作っていてとても感心いたしました。

周囲の人とこのバーガーの話をすることもなかったし、売れてるかどうかも気にしてなかったのですが、冒頭の売切れの話を聞いて、人気だったのも頷けます。販売再開の予定が今後もあるのかは不明ですが、この成功を見ればまたいつかシンガポール限定で復活するんじゃないかなと勝手に思っています。

ちなみに、一緒に飲んだバンドゥン・マックフィズは普通でした。そもそもローズシロップのジュースが苦手でして、飲んだ瞬間に頼まなきゃよかったとすら思ったのですが、炭酸だったので普通のバンドゥン・ジュースよりは飲みやすかったです。チェンドル・マックフルーリーは別の日に食べてみました。こちらも特別美味しいとは思わなかったです。ソフトクリームの滑らかさと、プルプルしたチェンドルがあまりマッチしてなかったと思いました。

緑のゼリーであるチェンドルが入ったマックフルーリー

緑のゼリーであるチェンドルが入ったマックフルーリー

ただ、私はココナツ砂糖のグラ・マラッカの風味は好きでして、まだ販売中のグラ・マラッカ味のソフトクリームはとても美味しかったです。あ、、私は単にココナツが好きなんでしょうかね(笑)。

Google Adsense

※当ブログはブログランキングに参加しています→にほんブログ村 超未熟児育児

 - シンガポール生活(おでかけや食事)