映画「スーパーサイズ・ミー」

   

一日三食、一ヶ月間、毎日マクドナルドだけを食べ続けると人の体はどうなるのか。監督自らが自分の体で実験をし、アメリカ人の食生活に疑問を投げかけるドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」

とうとう観てきた!
しかも・・・

とても素晴らしい作品でした!

本当にシビレタ!
全然泣くような映画じゃないのに、あまりの出来のよさに感動してエンディングロールで涙が出ました(笑)。超イチオシ映画でございます!

以下、ネタバレありの感想なので、OKな方だけ続きを読んでください!


話の筋や訴えていることはとてもシンプルな映画なので、細かい説明は必要ないと思いますが、全体的に構成がよくできたドキュメンタリー映画でした。メインはモーガン監督自身の30日に及ぶマクドナルド漬けの実験。しかし一方で監督は、食に関する各種データの収集、企業・団体・学校などへの取材、専門家や街頭のインタビューなど、実験についての理論的な肉付けをしっかりしているのです。

一番恐怖を感じたのは、学校の給食が冷凍食品やジャンクフードであったということ。スナック菓子やチョコバー、ピザ、スポーツ飲料だけを食べてまともな食事をしない子供がいることにビックリ。あ・・・ありえません!食品会社が給食の会社を通して学校に置かせてるのですが、子供の将来より企業の利益を優先させるその姿に、本当に背筋が寒くなりました。その他にも、ファーストフードや菓子、飲料水の会社が、いかに子供たちへ自社商品の刷り込みを行っているかを映画は強く訴えてました。

あと、映画では中毒性についても触れていました。モーガン監督自身が実験数日後に中毒症状を訴えます。それはマックの食べすぎで、逆にマックを食べないと気分が悪くなるという恐ろしい症状。もちろん、マックを食べ続けると体重、体脂肪、中性脂肪、コレステロールなどの数値は悪化の一途なのですが・・・。

ドキュメンタリー映画には時々退屈なものがありますが、この作品はとにかく全編通じて飽きさせません。痛烈なジョークで笑わせたり、関係者への鋭い質問で問題の本質をキレイにえぐり出して観客に見せてくれます。登場人物もバラエティに富んでて面白いです。(ビッグ・マック・マニアのお兄さんには笑った。)

あー、とにかく皆さん観て!観て!
本当によかったよ~。

なお、こちらの作品アカデミー賞・長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされております。他のノミネート作品は「Born into Brothers」、「らくだの涙」、「Tupac: Resurrection」、「Twist of Faith」です。この中で私は「らくだの涙」しか知りませんが、「スーパーサイズ・ミー」が是非選ばれて欲しいです。アメリカの社会に与えたインパクトは相当だと思うし。

ちなみに、劇場を後にした後はさすがにマックが怖くなりました。マックに限らず、大量の砂糖や塩、動物性脂肪を含む食品の恐ろしさを知らされたからです。ベビネロ買って帰るつもりでしたがやめたくらい(笑)。マックに入るとよく家族連れや中高生を見かけますが、特に小さい子供を連れて来ている親にはこの映画を観よう!と言いたい。

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