東大病院通院デー
今日は朝から東大病院へ。検査嫌いなので朝からどよーん&待合室でそわそわ。なんだか診察がおしたみたいで予約時間より20分くらい遅れての診察になり、緊張がいたずらに長引きました。
薬を飲み始めてから3年を超えたので、病巣が大きくも小さくもならないなら、検査の上一度薬をやめてみるというのが前回までのお話。今日はその検査でした。内診と血液検査です。私が飲んでいる薬は新薬で、発売されてから数か月で飲み始めてるので、3年超えというのはかなり長い方らしいです。体に合ってるので飲むことに苦痛は無いのですが、飲まなくて済むなら飲まない方がいいとのことでした。
内診は、これまでいつも同じ結果で、良くも悪くもならないので私をもやもやさせてきました。今回も良くなっているというなんの要因も確信も無いので、なんの期待も無く検査台へ。
そしたら…
なんだか小さくなってるって先生が!
診察中ははっきり言わないのですが、とにかく病巣がよくわからないくらいになっているというのです。もともと2つあったのですが、小さかった片方は恐らく無くなっていて、もう片方もかなり小さくなっていると。
検査台から診察室に戻って、もう、先生に異常なくらい近づいて「で!で!どうなんですか!」と詰め寄りました。そしたら、今まで頑固に同じ大きさをキープしていた病巣が、劇的に小さくなっていたのです。
私の病気は、自覚症状がない怖い病気です。一定の大きさを超えていたら即手術。ある程度の大きさだったら薬で進行を抑えて経過観察。しかしこの場合は完全に消えない可能性がある。そして、本当に初期状態だったらふっと消えてしまうことがあるそうです。
私は真ん中の段階で発見され、そして約3年経過観察を続けてきました。もう完全に消えることが無い大きさだったので、いずれ手術もあるのかもしれないと考えていました。それが今回、消えてしまう可能性があるくらいの大きさに縮小していたのです。
もう、頭の中に「第九」が流れるような喜びでした。
薬を続けるか否かについては、少し判断が迷うところのようでした。病巣が完全に消えたわけでもないので、もう少し飲んでみるという選択肢もあるわけです。「先生、(病巣の)息の根を止めますか!?」と聞いてみましたが、うーんとなってました。とりあえず、4月の時点でまだ異常値が出ていた血液の結果も見てみてからということになり、また来月に来ることになりました。
あぁ、とてもうれしい…。この3年間、特別苦しい経験をしたわけではないですが、この病気の存在は常に私の心の影の部分になっていました。人に、胸を張って「私は健康です」と言えませんでした。加齢とともに誰でもなるような病気なので、気は抜けませんが、それでも手術の可能性が劇的に減ったという開放感はなんとも言えません。
勝因は謎です。最後に検査をしたのが4月で、それからの半年間、特別何かをやったという記憶はありません。思いつくのはスペイン旅行ですが、とても健康的な生活を送っていたとも言えないので、4年目を迎えた投薬がようやくががんと効いてきたということなのかもしれません。
経過観察が必要なので、まだ通院はしばらく続くと思いますが、今日はとても重要な節目になりました。
病院を出た後、本郷の近江屋のいちご水で祝杯です(笑)。あまりにもご機嫌が良くて、両親にいちじくのケーキをお土産に買いました。
(※写真は東大構内のひまわり。東大構内はさりげなく四季の花をあちこちに配置していて、いつ来てもどこかで季節の花がひっそり楽しめます。)