映画「ユーリ・ノルシュテイン作品集」
会社の人に「ユーリ・ノルシュテイン作品集」というアニメーションDVDを借りました。ロシアのアニメーション作家で、どうやらこの世界では有名な人らしいのですが、全然知りませんでした…。(wikiに手塚治虫がサインを求めた、って書いてある。)1960、70年代の作品をまとめたDVDで、10~30分程度の作品が何本か入ってました。
冒頭のロシア革命や戦争の作品は面白くはないのできつかったですが、その後に続く動物ものがことごとく素晴らしい。
キャラクター達は、コミカルで表現が豊か。作品全体は色使いが落ち着いてて暗い印象を受けるのに、キャラクター達には何度も笑わされました。また、画面全体が非常にアーティスティックで美しいです。繊細だったりダイナミックだったり。
学生時代、旧ソ連のアニメーション映画集を見に行ったことがありますが、「暗い」という印象が強かったです。そして「チェブラーシカ」のような人気作品も含め、やはりどこか暗さは拭えない感じがいたします。しかしその一方で、美しさを追求してたり、「ロシア的笑い」があるのは他の国の作品には無い特長なのかな、と思います。
いい作品に会えました。春の阿佐ヶ谷の上映会が気になります。