映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

   

日付は変わってしまいましたが、PIXARの記念すべき10作品目「カールじいさんの空飛ぶ家」を初日(12/5)に観てきました。公式サイトにPIXAR作品で人間を主人公にするのは初だ、と記述がありましたが、Mr.インクレディブルは人間にカウントしていないんだ(笑)。

この作品は、78歳のカールじいさんが、先立った最愛の妻エリーとの約束を守るため、家に風船つけて旅立つというお話です。

作品のプロモーションや予告編などを見る限り、「夫婦愛」を描いた作品だと思ってました。しかしそうではなく、これはカールじいさんとラッセル少年の冒険活劇だと私は理解しました。


作品冒頭は、カールじいさんとエリーの追憶シーンから始まります。はっきり言ってここだけでゴーゴー泣けます。コレ、子供にワカルノカヨ!とつっこみつつゴーゴーと(笑)。あのオスカーの「つみきの家」を思い出すとさらに涙腺がゆるみます。

しかしここは作品のメインではなく、メインはカールじいさんの空飛ぶ家との旅と、その旅の友に紛れ込んだラッセル少年とのスリルあふれる旅の模様。

ストーリーや展開は結構ハチャメチャです。目的地にさっさと着いてしまって唖然とし、その後お供が増えていく模様や敵となる人物との遭遇などなどの展開は、ついて行くのが大変でした。世界観も広そうで意外と狭い印象…。

しかし、そんなハチャメチャぶりはどうでもよくなるくらい、ラッセル少年のキャラクターがいい!カールじいさんが主人公にも関わらず割と無個性なのですが、その分この異様に無邪気なラッセル少年のキャラクターが濃くて光ってるのです。そして亡き妻エリーと変わらないくらい、カールじいさんがこの少年と強い絆で結ばれていく様子が感動的です。

全体としてどう評価していいのか分からない作品でしたが、PIXARらしい笑いと、温かみを感じる作品でした。もう一度見たいかも。

ところで、私は3Dの吹き替え版を見ました。「クリスマス・キャロル」を見たときに3Dメガネ買ったし、PIXAR作品だから迫力ある映像が楽しめるかな、と思って3D版をチョイス。しかし、この作品に関しては通常版でもよかったかもと思ってます。というのも、メガネが結構煩わしいし、なんとなく画面が暗く見えるのが嫌でした。それに、3Dって最初はいいのですが、慣れてくると途中から感動が薄くなる気がする。加えて値段が高いのが私にとってネックです。吹き替え版を観たのは時間の都合で、本当は字幕が見たかったです。吹き替え版は子供が多く、悪い意味でなかなか騒がしかった…。

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