学歴偏重

   

就活についての雑感。

団塊からバブル世代くらいまでは学歴偏重だったと思うのですが、私が学生の時くらいから「学歴不問」をPRする企業が増えました。実態が伴っていたかは謎ですが、「アンチ・学歴偏重」は一種のブームだった気がします。

ところがここ最近、また「学歴も重要じゃね?」という意見が台頭してきた気がします。飽くまでも個人的な印象で、データなんぞありませんが。たぶん、これって反動みたいなもので、かつてのような学歴「偏重」ではなく、「やっぱり一つの要素として重要」という考えに変わったのではないでしょうか。


個人的にその傾向には同感で、学歴って一つの資格みたいなものだと思ってます。TOEIC600の人より800の人の方がいいよねー、くらいの。それがすべてじゃなくて、選定条件の一つというか。でも、そのさじ加減は企業によって違うでしょうから、場合によっては学歴偏重になり、場合によってはそうじゃなくなるのだと思います。

日本の雇用がもっと流動化すれば、学歴が低くても社会に出てから巻き返すチャンスが生まれるはず。結局課題は入り口だけじゃなくてそこなんだろうな。

ちなみに昔、同じバイト先の男の子から学閥の話を聞いたことがあります。彼は東大理系の院生だったのですが、希望していた某大手メーカーは、就職活動中の東大生だけ集めて懇親会をやったとか。その光景があまりにもアホらしかったらしく、翌日に私に愚痴をこぼしてました。・・・で結局彼は別の大手電機に就職しましたが、その電機も東大閥の会社でした(笑)。でも、まぁ、彼が年を取った頃には年功序列も終身雇用も今よりは陳腐化してて学閥も影が薄くなっていることでしょう。

ところで私は学歴よりコネの方がどうかと思っております。ある大企業で、父親がその会社に勤務している人の多さに呆れたことがあります。もちろん能力のある人もいますがね。

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