<旅メモ>石川旅行(7/28:母の実家)

   

去る7月下旬、2泊3日で石川県に行ってまいりました。私が予定外にこの時期に夏休みをとることになり、さらに母が久しぶりに実家に行くというので一緒に行ってきた次第。子供の頃毎年夏に行っていた母の実家には10年近く行っていなかったので、とてもなつかしい旅行になりました。

東京から石川県に行くには、飛行機だと能登空港 or 小松空港。電車だと越後湯沢経由でほくほく線で金沢に出ます。飛行機は乗り慣れてない面倒くささがあり、さらに金沢に行く予定だったので比較検討するまでも無く私たちは電車で行きました。4時間30分かかります。北陸の横ルートは新幹線が通ってないので意外と遠いのです。

上野から朝早く出たのですが、この日の朝、富山や金沢近辺はニュースになるような局地的な豪雨に見舞われ、電車は富山付近から急にのろのろに。結局予定より1時間以上遅れて金沢に到着しました。後からこの雨がどれだけすごかったか聞いたので、電車の遅れだけでよく済んだなぁという状況でした。

金沢駅で親戚のHJのおばさんと合流。母のイトコです。電車の遅れのせいでだいぶお待たせしてしまいました。ランチに鱒寿司を買ってまた駅構内へ。3人でローカル電車に乗って西に向かいました。二人はとても仲が良くて、車中で女子高生のようにぺちゃくちゃと延々と話をしてました。一時間ほどして目的地に着き、駅からタクシーに乗って某介護施設へ。ここには母方のおばあちゃん、つまり母の母がいます。今回の旅の一番の目的はこのおばあちゃんに会うこと。

久しぶりに会ったおばあちゃんは、もう見た目も心もだいぶ年をとっており、私はもちろん、母のこともわかってるのやら、わかってないのやらという感じでした。鱒寿司やみかんを食べて、ひたすら話しかけること数時間。HJのおばさんも金沢に帰る時間になり、今日は帰ることに。母が実家のHおばちゃんに電話して、車で迎えに来てもらいました。

HJのおばさんを金沢に向かう電車の駅までお送りして、私たちはHおばちゃんの車で母の実家へ。心の奥にうっすらと張り付いて、時間が経っても絶対忘れない真夏の田舎の風景が車窓に広がります。その場所に近づくにつれてなんともいえない懐かしい気持ちに。

そして、着きました。母の実家。海がすぐ近くで、まわりになーんもなくて、大きくて古い田舎のウチ。端から端まで懐かしくて、家主のイトコのてっつんに挨拶した後、づかづかと家中をまわらせていただきました。一部改装中で形を変えてしまった場所もありますが、ほとんどが昔のまま。まだ幼児だった頃ぐだぐだしていたイスまでそのままです。床のきしみも、匂いも、虫の声も、ずっとあの頃のまま。私はすっかり老けたのに(笑)。なんだか映画の一シーンみたいです。


ぐるぐると家中をまわったあと、母とてっつんとで「墓参りに行く」という話になり、日が落ちる前にお墓参りへ。花をどこで買うかという話が出たのですが、てっつんが庭でつんだ花を持ってきてくれました。おう、どうしてなかなかかわいい花束ですよ。ちなみに庭には畑もあって、てっつんが作った茄子とピーマンも収穫して、夕食でいただきました。


車でさっとお墓参りへ。てっつんが私たちが来るとのことで掃除をしたらしく、近辺はキレイに掃いてありました。素晴らしい。その後、私があまりにも蚊に刺されるので、虫除けを買いにショッピングセンターに寄ってもらいました。アメリカの地方都市のような巨大なショッピングセンターができてる!びっくりしたー。これも時代の流れかな。さらに、近辺をぐるぐるドライブして帰ってきました。

戻ってきて私は一人で海へダッシュ。うーん、懐かしい!海も浜も、どことなくどんよりした日本海独特の色をしています。海草がでろん、と打ち上げられています。案の定、私以外誰もおりません。ステキな田舎海岸。波の音を独り占めです。しかし、ほどなくして日が落ち始め、体も気持ちもしょっぱくなってきたので帰宅。


夕食はヒラメのお刺身や焼いたハチメ、母が送ったお肉や野菜など、盛りだくさん。おいしくて食べる、食べる。特にヒラメの刺身はおいしかった!生魚が嫌いなてっつんの皿まで奪って食べる始末。Hおばちゃんも私の食べっぷりに驚いていますよ。うふ。やっぱり土地のものはおいしいですなぁ。


食後、お茶を飲みながら4人でひたすらおしゃべり。Hおばちゃんはてっつんを「30歳までに結婚させる」らしい。嫁募集中。途中、まだ小さい京都の姪っ子から、豪雨の心配をした電話がかかってきました。てっつんが「水浸しになってるから水のかき出し手伝いに来て」と適当なことを言ってます。(この家に被害はなし。)こらこら。しばらくしてHおばちゃんは習い事に出かけましたが、その間も延々と話す、話す。昔の話も今の話もとにかく話が尽きないのです。特に母とてっつんが延々と話をしてました。おばさんと甥っ子がこれだけ話してる風景も妙な感じです。てっつんが大人になったなぁと思いました。

何時だったか、もう遅くなっていい加減寝ないとということで、途中で話を切り上げ、そのままだった夕食の食器を片付け、お風呂→就寝。ちなみに部屋には蚊帳が!Hおばちゃんがかけてくれました。母が猛烈に感激してました。ありがとう、Hおばちゃん!

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