夕焼け空

   

今日は仕事の後、ある高層ビルの高層階に用があって行きました。

18時30分くらいだったのですが、窓の外を見たらちょうど日没間近。遠くの空が真っ赤に染まって、薄く細く広い雲が夕陽に吸い込まれるかのようにのびてました。遠くに行くほど高い建物がなくなって、東京のど真ん中にも関わらず、遠くにあるのは地平線。

なんだか、体がびりびりして、動けなくなってじっと陽が落ちていくのを見ていました。

せつなーいような、かなしーいような。

自分が感じているものを一生懸命紐解いていて思い出したことは二つ。飛行機に乗ったときの地上の風景と、昔カナダのバス停で見た夕焼けです。

地上を俯瞰する高層階からの眺めは、高さは違いますが、飛行機から見る地上を思い出します。思わず旅立ちたくなるような風景です。

あと、カナダは空気が澄んでいるせいか、夕陽がすごくキレイです。郊外に出れば高層ビルもなく、木々や海の向こうにダイナミックな夕陽を見ることができます。バス停で帰りのバスを待っている間、よく夕陽を見ていました。まだカナダに着いて間もない頃の、期待とか不安とか色んな気持ちをほんのり思い出します。

良いものを見ました。
高所恐怖症なんですが、夕陽を見にまたどこかのビルに上りたくなりました(笑)。

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