続・保育園や幼稚園……就学前をどうしようか問題(認証保育園に入園しました)
前回の記事で「手足口病」に親子で罹患した話を書きましたが、その後またわが家に病魔がやってきました。今回も娘ヨーちゃんから始まり、それが私に感染。そして残念ながらこの度は夫にも感染しました。
私は発熱はなかったものの、全身倦怠感から大量の目ヤニに悩まされ、そして喉の激痛と激しい咳… … という経過を辿りました。目が開かないほどの目ヤニに驚き、「もしや、アデノ(はやり目)!?」と戦々恐々としましたが、病院に行ったところ、熱がなければアデノではないだろうとのことでした。
ヨーちゃん、実は保育園に通い始めております。それでわが家が「病気祭り」の状態になったのでした。
というわけで、今回は「保育園や幼稚園……就学前をどうしようか問題」の続きです。
最初に現状を申し上げると、認証保育園に入園しました。東京の方はご存知かと思いますが、認証保育園とは認可外ではあるものの、東京都の基準で設置・運営されている保育園です。
本稿は認証保育園に入るまでの体験談です。保活をした人には当たり前のことばかり書いていますが、振り返ると本当に何も知らなかったなぁというのが実感です。
認可保育園を知るために区役所へ
娘ヨーちゃんの保育園探しを始めたのは3月でした。前回の記事で触れていますが、ヨーちゃんの成長や健康状態に不安が無くなってきたのがきっかけでした。
最初に向かったのは区役所です。現在仕事をしていない(育休中でもない)私は認可保育園を選択肢から外していましたが、きちんと状況を理解し、情報を整理することから始めました。
結論から書くと、やはり現状で認可保育園に入るのはほぼ無理※。点数が足りなすぎます。(※不人気エリアの保育園に空きがありましたが、そこに入ると通勤が非常に困難になります。)
ただ、1歳4月以降の入園を目指すことは不可能ではないことが分かりました。ざっくり書くと、以下が今後私に必要なことでした。
- 申し込みをして「待機児童」になること
- 就業すること(就労時間でポイントは変わる)
- 認証や認可外、ベビーシッターなどを利用
まず、申し込みについてですが、「求職中」でも「認可保育園の申し込みはできる」とのこと。これは私の理解が不十分だった点で、区役所で改めて話を聞いてよかったと思います。
恐らく他の自治体でも同じではと思いますが、申し込みをして落選すると待機児童になり、その待機期間が長くなると待機のポイントが付きます。これは1点、2点を争う保活において最低限必要なポイントであり、つまり求職中であってもまず保育園の申し込みはしておくことが大事とのことでした。
0歳4月入園は前年にすでに申し込み・審査が終わっているので、ヨーちゃんは5月以降の途中入園の申請です。必要な書類を揃え、4月に申し込みをしました。当然(?)落選となり、ヨーちゃんは現在「待機児童」となっています。
続いて就業についてですが、わが家に病気や介護などその他の事由はないので、保育園の目的を考えれば当然ながら働く必要があります。私の場合、いくら子どもを預かってもらってもフルタイムに復帰する自信がなく、悩ましい点です。
また、働く場合は子ども預け先が必要になりますが、認証や認可外、ベビーシッターなどを利用するとポイントが加算されます。
なお、上記のほかに両親遠方・就業中のポイントがありますが、わが自治体ではこの加算が少ないのが意外でした。若くて元気、そしてリタイア済みの両親が近くに住んでいる人は助かるだろうと思います。
認可保育園の見学
区役所で聞いた話を踏まえ、ハードルの高さは認識しつつも、1歳4月からの認可保育園入園を目指すことにしました。
待機児童になるための申し込みをするにあたり、希望園を記入します。点数が低く、選べる立場ではないことは承知しつつも、どこでもいいわけではありません。通勤が難しくなる立地は不可ですし、子どもを預ける以上、園の運営、設備や雰囲気など、すべて大事です。
そんなわけで、育休中のママたちから周回遅れで認可保育園の見学を始めました。新年度が始まった4月は忙しいだろうと思いつつ連絡してみたところ、見学は5月からという園があった一方、快く受けていただける園もありました。
園は慣れているので見学はスムーズに進みました。赤子連れなので助かります。ただ、月齢が若い赤ちゃん連れで何か所もまわるのは大変だろうなぁと、産後すぐに保活を始めたお母さんたちの苦労を思わずにはいられませんでした。
申請にはとりあえず4園だけ書きましたが、1歳4月入園の申し込みは秋ごろからなので、それまでもう何園か見学をしたいと思っています。
なお、わが家には「引越しの可能性がある問題」がありますが、希望園の変更は(1歳4月入園の)申し込み締め切り日まで変更が自由です。当面は現住所を基準に検討しつつ、必要に応じて変更することになると思います。
認証保育園3園に申し込み
専業主婦が認可保育園を希望する場合、「仕事を見つけるのが先か、預け先を見つけるのが先か」という問題があるかと思います。
私がこれから仕事を探すにあたり、「子どもの預け先が決まってから就業します」と言って雇ってもらえるとは思えないので、預け先を先に探すことにしました。そもそも、預け先が決まらないと就職活動すらままならないです。(一時保育の選択肢がありますが、できればいろんな場所に預けるのは避けたいと思っているので。)
このような状況で、認可保育園は当然入れないので、認証保育園か認可外保育園、ベビーシッターのどれかを利用することになります。
認可外保育園は保育料が高いだけでなく、現状あまりよい選択肢がなく、候補の園がありませんでした。
ベビーシッターは、検討しているお友だちのママさんからお話を聞いて悪くないと思ったのですが、ヨーちゃんに集団生活を送らせたいという一番の目的が達成できないので、選択肢からはずしました。
そのようなわけで、認証保育園のみの希望で動きました。
認証は、園ごとに入園の基準やルールがあり、どうしたら入れるのかが分からない一方で、園によっては求職中でも預かっていただけるとのことでした。
まずは立地のみで3園に絞り、見学と入園の申し込みについて問い合わせをしました。3月に問い合わせをしたところ、申し込みは年度で区切っているとのことで、4月に見学となりました。当然ながら0歳4月入園はどこもすでに締め切っており、途中入園の手続きとなります。そして結果は以下のようになりました。
なお、前回の記事に書いたように、妊娠中に問い合わせたある認証保育園では、フルタイム正社員夫婦の子どもが優先と門前払いを受けましたが、以下の3園はすべて求職中でも申し込みが可能でした。
A園
妊娠中も訪れたことがある、最寄りの認証保育園です。
0歳児クラスは昨年秋にすべて締め切っており、その後の認可園の合否による調整も終了。弾力化による追加枠※もすでに前年度内に埋めており、空きはまったくのゼロ。(※敷地面積に合わせて定員に追加できる枠)
現在できるのは1歳4月入園の申し込みのみで、その際に年度内のキャンセル待ちが可能とのことでした。入園ができる可能性の低さをひしひしつ感じつつも、申し込みだけしてきました。
ちなみに、4月1日の朝に電話をして、午後に見学・申し込み、という年度のトップバッターになりました(笑)。新年度早々に迷惑かと思いきや、ならし保育初日で子どもは帰宅しており、園内は静かでした。
B園
立地があまりよくないので考えていなかったのですが、知り合いのお子さんが入っていて、良さそうだったので選択肢に追加した園でした。
見学したところ、やはり立地や設備は気になる点がありましたが、園の運営やスタッフの方々の雰囲気など、ソフト面がとても良さそうでした。お子さんのお迎えに来ていた保護者の方もほめていました。(宣伝で言っているような雰囲気ではありませんでした。)
そしてこちらの園はなんと、空きが複数ありました。ただ、やはり前年度中に申し込みをした人たちに順番に確認をしているとのことで、私たちが希望する入園月までに埋まってしまえば入れないとことでした。
C園
設備が良さそうで気になっていた園でした。難しいかと思いつつも問い合わせたところ、弾力化による枠が1名だけ空いているとのこと。
B園に比べるとソフト面がやや見劣りしましたが、A園、B園より新しく、立地も設備もいいので、申し込みをしました。
ダメかと思った認証保育園に入園が決まる
認証保育園は認可に比べると、入園基準がよく分かりません。フルタイム正社員が優先と明示している園がある一方、先着だったり抽選だったり……。
どうしたら入れるかについて、ネット上に憶測の意見が並んでいますが、 (園が公式に表明していない限り) 答えはないと思います。私も園からの連絡を待っている間、つい検索をしてしまいましたが、無駄に惑わされるだけなので真に受けない方がいいと思います。
なにはともあれ、スッキリしない気持ちで回答があるだろう時期に電話を待ち続けました。
結果、なんとなんと2園から入園のご案内をいただきました……!
どちらも聞いていたタイミングより連絡が遅かったので、もしかすると決まった方が辞退されたのかもしれません。ただ、諦め半分だった私にそんな事情はどうでもよく(笑)、大変ありがたく片方の園に入園申し込みをさせていただきました。(どの園かはご想像にお任せします。)
このような経緯でヨーちゃん、宣言していた修正1歳より前に保育園に通い始めました。
修正1歳まで待てればよかったのですが、年度途中でそこまで伸ばしたら入園できなかったので、やむを得なかったかなと思います。月齢1歳の予防接種は受けた後なので、その点だけは安心でした。
そして、私は就職活動をしました。職探しは難航……。母娘で保育園通いに慣れるまでも大変なのに、同時に応募先の検索、業界・企業研究、応募書類の作成、面接などなどが押し寄せ、さらに思うような結果が出ず、肉体的にも精神的にもぼろぼろの日々でした。(4日連続面接、うち2日が最終面接だった週は、週末には廃人状態でした。)
私には、やはり子どもを預けずに仕事を探すのは無理だったと思います。そんな仕事探しについてはまたいずれ記事にできたらと思います。
まとめ
成長や健康状態に不安がなくなってきた超低出生体重児のヨーちゃん。発達のために早い時期から集団生活を送らせたいと思い、保育園の入園を検討し始めたのが3月でした。
私が離職中であるし、年度途中なので、0歳4月の認可園の入園は絶望的。しかし、区役所に相談して1歳4月入園は目指せる可能性があることがわかりました。
4月、求職中の状態で保育園を申し込み、ヨーちゃんは「待機児童」に。
続いて、来年4月までの預け先を探し始めました。認証保育園3園を候補として見学・申し込みをし、結果、運よく認証保育園に入ることができました。
なお、ヨーちゃんが通う園は2歳までです。
もし、1歳4月に認可園に入れなかった場合、3歳以降の進路について考えなくてはなりません。現時点で私の仕事が決まっておらず、今後どのような働き方をするかも不明なので、必要な情報は集めつつもまだ決めていません。
わが家の場合、夫の仕事の都合で引越しする可能性があるのも……悩ましいところです。