シンガポールのPasar malam(パサマラ)でタイのロールアイスを食べました
シンガポールにはPasar malam(パサマラ)という移動屋台があります。この屋台でタイのロールアイスを食べました。
Pasar malamは街の広場にある日突然、でっかいテントが張られます。中を覗くと食べ物や物販のお店がぎっちり。初めて見たときはお祭りだと思ってそわそわしましたが、後にこれがシンガポール中をまわってる移動式の屋台Pasar malamだと知りました。
詳しくは文末のリンクを見ていただくと面白いのですが、Pasar malam(パサマラ)はマレー語で「夜の市」を意味し、昔は本当に夜にやっていた市場のようです。1950年代に始まったそうなのですが、衛生状態や混雑などの問題あり政府が整備し、1980年代くらいに今の形になったようです。ショッピングセンターなどが無い郊外の住民にとっての買い物場所であり、実際野菜・果物・調理した食べ物の他に、洋服やタオルなどの日用品、その他雑貨などなどが売っています。
普段の買い物は近所のスーパーやショッピングセンターへの遠征で事足りますが、興味を惹くのは食べ物の屋台。私はPasar malamを見かけるたびに人が並んでるアイス屋さんが気になっていて、先日とうとう食べてみました。それが冒頭のくるくるのアイス、タイのロールアイスです。冷たい鉄板の上で作るアイスなのですが、日本でもお馴染みのコールドストーンとは異なり、アイスに混ぜ物をするのではなく液体に材料を混ぜて作ったアイスです。作り方を見てみましょ。
1カップ5ドル。アイスに入れる具を2つ選べます。私はミロとバナナにしました。
鉄板の上でヘラでバナナをつぶし、ミロの粉をばっとかける。(下記の写真で鉄板の白いところは冷たくなってる部分です。まだアイスの液はかける前。)
白い液体をかけ、具と一緒にヘラでたたきまくる。
混ぜながら広げる。
固まってきたのを一度まとめる。
また広げて薄く伸ばす。
きれいに整えて…。
ヘラで端からくるくるくる…!
トングでつかんでカップに並べる。
カラースプレーやフレークをかけ、クッキーをさしたら出来上がり。
ヘラで液体と具を混ぜるとき、カカカカカカ!!とものすごい音をたてます。これがちょっとしたパフォーマンスにもなり、音が気になって新しいお客さんが寄ってきたりします。仕上がりもとても美味しそうな上にかわいらしいので、他のお客さんの出来を見るとそそられます。
ただ、肝心の味はいまひとつでした…。私のはバナナの味しかしませんでした。ミロはまだしも、そもそもアイスで大事なミルクの味がしないのです。甘味もないし、薄いロール状の冷凍バナナを食べているような妙な気分でした。5ドルは安くないし、リピートはないなぁ。
こちら、タイの屋台でおなじみのアイスだそうです。私のを作ってくれたお兄さんもタイ人っぽかったです。ネットで検索かけた限りですと、アメリカには昨年「10Below Ice Cream」というこのロールアイスを売るお店がオープンしたようですが、日本にはまだお店はなさそうです。味がよければ見た目とパフォーマンスはいいので日本でも人気出そう!
Pasar malamについて
http://eresources.nlb.gov.sg/infopedia/articles/SIP_2015-03-02_131952.html
Pasar malamの開催場所を教えてくれるTwitterアカウント
https://twitter.com/pasarmalamsg