「未熟児フォローアップ外来」+「小児内分泌」10回目
先月から娘ヨーちゃんが靴を履き始めました。まだきちんと歩けないのですが、保育園から用意するように指示があったからです。
子どもの初めての靴、ファーストシューズは記念にとって置くなど思い入れがある親御さんが少なくない聞いていたので、私もこだわって選ぶつもりでした。が、お店に行って、それが難しいことがわかりました。ヨーちゃんの足がとても小さかったのです。最初に行ったお店ではそもそも製造していないサイズで、お店の人がソックスシューズならサイズがあるだろう、と教えてくれました。
まだ歩けないとはいえ、保育園のお散歩で使う靴。きちんとしたスニーカーが欲しいと思いつつ、急いでいたので、このソックスシューズを購入。試しに家で履いて立たせてみたところ、軽いし、一応安定していたので、これを使うことにしました。(見た目もかなりかわいいです。)
しかし、保育園に持っていって先生に感想を聞いたところ、何か困った顔をされて言葉を濁されて、ダメなんだと思い込み、改めて靴を探すことに。
今度は大きめのベビー用品店へ行きました。やはり足が小さくて、適当なものがないように思えました。しかし店員さんに相談したところ、1点だけ在庫がありました。デザインが選べなかったのは不本意でしたが、足に合ったものが大事。ヨーちゃんも嫌がらず履いてくれるし、この靴で平日も週末も立位やあんよの練習をしています。
保育園のお散歩では、みんながかけずりまわっているところに、果敢にハイハイで輪に入っていくそうです。がんばれ、ヨーちゃん!
さて、娘ヨーちゃんの通院、未熟児フォローアップおよび小児内分泌のご報告です。これまでの通院の模様は以下の通りです。
「未熟児フォローアップ外来」+「小児内分泌」
- [1回目]修正1か月、月齢3か月
- [2回目]修正2か月、月齢4か月
- [3回目]修正2か月、月齢5か月
- [4回目]修正3か月、月齢6か月
- [5回目]修正4か月、月齢7か月
- [6回目]修正5か月、月齢8か月
- [7回目]修正6か月、月齢9か月
- [8回目]修正8か月、月齢11か月
- [9回目]修正11か月、月齢1歳2か月
10回目の今回は、前回から4か月あいた修正1歳3か月、月齢1歳6か月の受診でした。
フローはほぼ毎回同じになってきた「計測」→「採血」→「フォローアップ外来」→「内分泌」。今回も特筆するようなことはあまりなかったです。
計測と採血
まだ独りでしっかり立てないので、計測は赤ちゃんと同じ寝転ぶ量りで行いました。
ベビーベッドに載せておむつ一丁にすると、まだまだ赤ちゃんっぽい感じがしてかわいいです。怒り出すと看護師さんがメリーをつけてくれて(笑)、これまた赤ちゃんみたい。でも、次回の計測はさすがにお姉さん測りになると思います。それはそれでわくわくします。
続いて、先生が到着したところで採血。採血もまだまだベッドに縛り付けての作業です。お母さんは外で待っていてください、と言われ、カーテンが閉められて見えないように行われます。「ぎょおおおー」とヨーちゃんの激しい雄たけびが小児科外来全体に響き渡り、母は毎度廊下で複雑な気持ちで立ちすくんでいます。
今回は手の甲から採っていました。先生によって腕から採ったり手の甲から採ったり、違うようです(血管の状態かな?)。
未熟児フォローアップ外来10回目
フォローアップ、いつもわりとすぐに呼ばれるのですが、この日はそこそこ待たされました。以前はこの待ち時間、授乳するとヨーちゃんはうとうとするので、そのまま抱っこして待っていたのですが、最近は寝やしません。
小児科待合室にはおもちゃがあるのですが、私はどうも病院のおもちゃで子どもを遊ばせることに抵抗があり、あれこれ話しかけたり、うろうろしたりしていたところ、待合室にいた他の母娘(おやこ)がヨーちゃんをとてもかわいがってくれました。若いお母さんと小学生の女の子だったのですが、ヨーちゃんより1歳上の妹がおり、お姉ちゃんは小さい子が大好きだそうです。お姉ちゃんのあやしにヨーちゃんは「うふふー!」と笑顔を見せて喜んでいました。
これまでもこの病院の待合室で、こういったささやかな出会いと交流がありました。ただ、大きい病院なので、二度会うことってまずないんですよね。少し寂しい感じもしつつ、嬉しい気持ちもどこかに残る、そんな体験です。
そして未熟児フォローアップの先生に呼ばれ、計測結果の確認、問診、診察といういつもの順番で進みました。
まず、計測の結果。修正ではなく、本来の月齢での確認です。
体重はぐっと増えて、-1SDに。グラフも急角度で伸びていていました。一方、身長は-2SD。標準の底にようやく張り付いている状態。身長はまだまだですが、体重が伸びているので特にお咎めはありませんでした。
続いて問診。内容は毎回、メモを取る余裕がなく細かくは覚えていないのですが、ヨーちゃんが大きな病気をすることもないので、ここ数回は主に発達の状況確認がメインです。(一応、RSウイルスにかかったとか、胃腸炎になっただとかは報告していますが、入院するくらいのものだったかが大事みたいで。普通の風邪は満期生まれのお子さんもかかりますからね……。)
つたい歩きはいつから、発語とその内容、指示をするかなどなどでした。
運動面は遅れ気味です。修正1歳3か月、月齢1歳6か月時点で、立つ時間はまだ短く、独歩もできていません。周囲で歩き始めが遅かった、というお子さんの話を何人か聞いているので、ヨーちゃんについても少しずつでも進歩があればOKと気にしていません。先生曰く、筋力が弱いのかもしれないけれど、超低出生体重児でも、体重が軽いために歩き始めが早い子もいるそうです。
一方で言語の表出や理解はまずまずで、何かの項目は標準より早いようでした。毎度毎度、3か月入院した出生病院のある看護師さんに口酸っぱく言われた「他の子どもと比べてはだめ!」という言葉を思い出します。ただ、このような一喜一憂は、親の宿命のような気がします。
診察は特に問題ありませんでした。
……フォローアップ受診は以上です。次回はいよいよ修正1歳6か月で「K式発達検査」を受けます。臨床心理士さんの枠を予約しました。未熟児フォローアップ外来は半年後、月齢2歳での受診でOK! ただ、この発達検査の結果を臨床心理士さんから聞くか、先生から聞くかで予約が変わるようです。どちらがいいんでしょうか……。
小児科内分泌10回目
甲状腺ホルモンの血液検査は時間がかかるので、フォローアップから内分泌に呼ばれるまで、いつもだいたい1時間前後間が空きます。先ほどのお姉ちゃんにまた会えたので、ヨーちゃんをかわいがってもらい、楽しく待ち時間を過ごすことができました。
今回の血液検査の結果はなんと、まったく問題なし。チラーヂンを卒業してから、毎回、問題なしながらもなにかの数値が基準値を超えていたのですが、今回はTSH、FT4、FT3すべて基準値内に収まっていました……!
ただ、今後も身長と体重の伸びを見守っていくことになります。現在体重は-1SDですが、身長はまだ-2SD。今のペースだと、「低身長」として治療対象にならないギリギリくらいで、背の順に並ぶと一番前の女の子になりそうです。
体重の増加が順調なのはいい兆候だそうです。子どもは体重が増えないと背も伸びないとのこと。大人は背が伸びないので、体重が増えると横に伸びてしまいますが、子どもは体重の増加が身長にも影響するそうです。
毎回先生が笑顔で言う「ご飯いっぱい食べてね」のセリフ、本当に大事だなと改めて思いました。家では食べムラがありますが、保育園ではもりもり食べてくれるので、保育園は本当にありがたいです。(内分泌の先生曰く、保育園で子どもは気をつかって食べているらしいですが……。)
また、身長の話の流れで、ヨーちゃんの予想身長について話をしました。これはフォローアップの先生も何度か話していましたが、身長は両親(遺伝)の影響が大きく、子どもの予想身長の計算式があります。
わが家は夫が小柄なので、この式によると、ヨーちゃんの身長は推定154cm。小さめです。
しかし、今回は話の続きがありました。この計算式、±8cmの誤差があるそうです。8cmって大きい……! 私は「160cm超える可能性あるのか!」とポジティブに考えたのですが、先生は「なので小さいと146cmですね」と……。146cmは洋服とか苦労しそう……。
今騒いでも仕方ないことなので、長い目で見守るしかありません。なお、そんなわけで身長は同じ両親から生まれた兄弟でも最大16cmの差があるそうです。
次の受診はフォローアップと同じく、2歳になりました。2歳で問題なければ次はさらに1年後の3歳……! 私が内分泌の先生を大好きなので、お話できないのは残念ですが、ヨーちゃんの採血も通院も減って万々歳です。
まとめ
未熟児フォローアップ、内分泌ともに大きな懸念点はありませんでした。身長だけはまだ小さいので、少しずつでも追いついてくれたらな……と思っています。冒頭に靴のサイズの話を書きましたが、足の大きさも体の大きさに応じたものなのかもしれません。
次の通院は、修正1歳半です。臨床心理士さんによる「K式発達検査」を受けます。関心が高い内容だと思うので、ブログに可能な範囲で書けたらと思っています。(メモできるかな……)。