「未熟児フォローアップ外来」+「小児内分泌」4回目
今年は娘ヨーちゃんの初節句です。両親にひな人形を買っていただきました。
お人形にあまり関心がなく、年末にせっつかれて年明け早々から探し始めたのですが、ひな人形商戦はすでに11月ごろから始まっていたとか。生まれ月を考えたら時間はたっぷりあったはずなのに、ダメ親です。
とはいえ、正月休みやこの3連休を利用し夫に娘ヨーちゃんを預け、ネットで情報収集をしつつ、デパート1回、作家さんのお店1回、浅草橋を3回訪れ、そこそこ手間と時間をかけて選びました。ヨーちゃんがお嫁にいくまで持つことや、お値段を考えると、簡単には決められなかったからです。
人形は、たくさん見ているうちにその魅力が分かってきた気がします。最後は私の意見を尊重してくれた母や夫に感謝です。
さて、ヨーちゃん通院4回目についてです。
- [1回目]修正1か月、月齢3か月
- [2回目]修正2か月、月齢4か月
- [3回目]修正2か月、月齢5か月
この日は夫が休みを取ってくれて、初めて親子3人で行ってきました。夫は病院に行ってもひっきりなしに仕事の電話やメールに追われているし※、診察室では終始無言で存在感ありませんでしたが……。(※携帯OKエリアに移動してやっていました。)
4回目のフローは「レントゲン」→「計測」→「採血」→「フォローアップ外来」→「内分泌」でした。
Contents
レントゲン、計測、採血で泣きまくる
前回受付でチヤホヤしてもらったレントゲン。今日は混んでいたせいか、淡々とした対応で残念でした。娘をだしにチヤホヤしてもらいたい、しょうもない母です。
前回はおとなしかったのに、今回は撮影時にギャン泣きしてしまいました。場所見知りなのでしょうか。あまりに泣いたからか、退室時に技師さんが頭を撫でてくれました。
続く計測でもギャン泣き。身長を測るときに大泣きしました。痛くもないのですぐに泣き止みましたが。
さらに、当然のごとく採血も大泣き。計測室に響き渡る赤子の声……あれはうちの娘……。採血の際、親は部屋の外で待つのですが、夫が立っていた位置から顔がちらりと見えたらしく、顔が真っ赤だと言っていました。
これまでは、本人が何かを察知しないうちにだまし討ちのように物事が進んでいましたが、成長とともに嫌なことに敏感になってきたように思います。NICU入院中は採血も注射も比較的おとなしく、主治医の先生に「協力的」とほめられていたのですが。
どうしようもありません……。採血は早く卒業させてあげたいですけど……。
未熟児フォローアップ外来4回目
4回目のフォローアップ、いつもの診察(通称「もしもし」)から始まりました。
人見知りをしているせいか、ちょっとぐずぐずいていたものの、先生がアンパンマンの人形を見せたら一生懸命目で追っていました。「アンパンマンが好きみたいですよ~」と先生もにっこり。
そのまま首すわりの確認で、引き起こされたところ、まだ不安定な様子。なんとなく感じてはいましたが、首すわりはまだのようです。もうすぐ修正4か月でしたが、翌月様子を見ることになりました。
続いて、計測、レントゲン、血液の検査結果についてです。
- 計測(身長、体重、頭囲)
これまでに比べ、伸び悩んでしまいました。前回書いたように、早産児が本来の月齢の大きさに追いつくためには、成長曲線より急角度で伸びる必要があります。今回はグラフがそれほど伸びず、寝ている状態だったので、粉ミルクの量を増やしましょうということになりました。 - レントゲン
問題なし! 骨のギザギザはもう見られないとのことで、ようやく「くる病」を卒業しました! - 血液
ヘモグロビン、フェリチンの値共に問題なく、「貧血」も卒業!
退院までに治らなかったくる病、貧血をようやく卒業することができました。ヨーちゃん、頑張りました。
診察後、いつものようにいくつか先生に質問させていただきました。
自治体の3~4か月検診の結果について
「超低出生体重児ヨーちゃんの3~4か月検診(乳児検診)」にて書きましたが、自治体の検診で3点ヨーちゃんの成長について指摘がありました。首すわり、股関節脱臼の疑い、口蓋垂(のどちんこ)が見えない、という3点です。それらについてフォローアップで確認することになっていました。
首すわりは前述のとおり、まだでした。ですが、まだ遅すぎるわけではないので、翌月見ていただくことになっています。
股関節脱臼の疑いは、骨盤位(逆子)の女の子に多いそうです。ヨーちゃんは骨盤位だったので受けた指摘だったのですが、早産児だったし、NICU/GCU退院時にレントゲン撮っていたので問題ないということになりました。
そして口蓋垂(のどちんこ)がない件。心配していたのですが、やはりなくても問題ないものだそうです。
人見知り疑惑
修正3か月、月齢6か月で人見知りらしき態度を見せたヨーちゃん。3か月で人見知りは早いので、精神面だけ月齢通りの発達をすることがあるのかをうかがいました。
先生曰く、お母さんとその他の人の区別はついている模様。ただしそれが人見知りなのかはわからないとのこと。早産で、精神面だけが先に発達することはない(心も体も修正で発達)そうです。
ちなみに、修正4か月の現在も人見知りらしき素振りを見せています。なんなのだろう~。
いつ風邪をひかせても大丈夫か
ヨーちゃんとの生活で、私が一番心配しているのは感染症です。早産児ママさんから風邪が重症化して気管支炎になったとか、軽い病気でも治るのにすごく時間がかかったとか、そういう話を聞いてビビっています。
そこで、いつになったら風邪をひかせても大丈夫かを質問しました。
先生によれば、2,3歳までは重症化しやすいそうです。(4歳くらいになればそれほどでもない。)
ただ、個人差があるので一概には言えないが、ずっと風邪をひかせないというのは難しいとのこと。感染症流行の時期の外出や、人ごみの中に積極的には連れて行かない方がいいが、発達のためには(同じくらいの年の)子どもとの接触が大事であり、いずれは子どもの中に出ていくことが必要とのことでした。
……最後に、夫を振り返って質問はないか私が確認したところ、先生が「そういえばお父さんがいたんだ」と驚き振り返っていました。気配を消していた夫でした。
フォローアップ受診は以上です。診察後はシナジス注射。
前回は爆睡しているところにぶすりといきましたが、今回はしっかり起きていたため、診察台に乗せた時点で顔を真っ赤にして怒っていました。
小児科内分泌4回目
先天性甲状腺機能低下症の診察です。
いつも血液検査の結果だけで診ていただいていると思い込んでいたのですが、フォローアップでの診断結果も併せて確認されていました。甲状腺ホルモンは成長に影響するので、成長の様子も診断に関わるようです。
そして、経過が順調とは言え、毎度ドキドキする血液検査の結果。
……今回も無事ホルモン値を保てていました。
現在、チラーヂンを1日1回10マイクログラム飲んでいるのですが、体重増加する中で増薬しないことが減薬になります。今後はさらに5→0と段階的に減らしていき、ホルモン値が下がらないかを見ていくようです。
そして前回まで先生は「薬は2歳くらいまでに止められるかな」と言っていましたが、今日は「1歳半くらいで止められるかな」になっていました。おおお。
内分泌の診察は直接赤ちゃんを診ることはなく、いつも上記の血液と計測の結果でお話をします。しかし今日はお話が終わった帰り際、先生が抱っこ紐の中で爆睡するヨーちゃんをのぞき込んで頭を撫でてくれました。嬉しかったです。
処方された薬
今回終了になったお薬と、引き続き処方されたお薬です。
終了
- ホスリボン(リン)
未熟児くる病卒業に伴い、終了 - インクレミン(鉄剤)
未熟児貧血卒業に伴い、終了
引き続き服薬
- チラーヂン
甲状腺機能低下症のためのお薬です。増量ナシ(結果的には減薬)。 - アルファロール
ビタミンD。母乳にも粉ミルクにも少ないので、サプリメントとして服薬を継続。
インクレミンは入院中、うまく飲めずに何度かチアノーゼを起こした苦手な薬でした。(看護師さん曰く、インクレミンが苦手な赤ちゃんは多いそうです。共感してくれるお母さんもいるのではないでしょうか。)卒業できて嬉しく、そして感慨深いです。
まとめ
身長・体重が伸び悩んできたという、体の成長面に少し懸念がありました。しかし、くる病と貧血は卒業でき、少しずつ出生時の病気を克服していってくれています。
残るは甲状腺機能低下症と身長、体重の成長、そして発達でしょうか。成長を楽しみつつ、通院の結果も見守りたいと思っています。
なお、体重については後日談があります。
この通院の後から粉ミルクの量を増やし、哺乳瓶の乳首もサイズアップさせたところ、すぐにぐっと体重が増えました。母乳マッサージを受けている助産院で体重を量らせてもらってわかりました。フォローアップと母乳マッサージに通っていたおかげで成長の鈍化にすぐに気づき、対策が取れてよかったと思います。