育児は始まっているが未解決な断捨離問題

   

今年は元旦に届いた年賀状がとても少なかったです。例年の半分くらいでしょうか。

母と話していたら、実家の方も元旦に届いた年賀状が激減したそうです。今まで25日以降に投函されたものも郵便局の努力で元旦に届いていたものが、人手不足やらなにやらで適正な日数でしか届かなくなったのではと感じました。

今年は、年末にニュースなどで取り上げられていた「年賀状やめる宣言」の年賀状もありました。今後送るかの判断がしやすくなり、ありがたかったです。

ぼちぼち私も送り先を整理していきたいと思っています。しかし、ずっと年賀状だけでつながっていた方と10年以上ぶりにオンラインでつながれたなんてこともあったので、まだしばらく年賀状は続けるつもりです。



さて、妊娠中、妊婦向け記事でよく見かけたのが、「出産前にやっておけばよかったこと」というネタ。

出産後のママの皆さん、いかがでしょうか?

旅行、外食、友だちに会う、はたまた永久脱毛など、いろいろな回答を見かけました。どれも「なるほど」と思いましたが、私が突出して後悔しているのは「物の処分・整理」でした。

子どもが生まれたら、多かれ少なかれ物の総量が増えるのは必然で、そのためのスペースは必要です。

引越しして広い場所に移るご家庭もあると思います。しかし私たちはシンガポールから帰国して引越したばかりだったので、子どものための引越は考えていませんでした。

現在住んでいるのは40数平米の2DKのマンション。二人暮らしには不自由ありませんが、3人暮らしにはやや心許ない※。子どものためのスペースを確保するには、現在ある「物」を整える必要があります。

※国土交通省の住生活基本計画に「居住面積水準」というものがありまして、それによるとわが家の最低居住面積(世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活の基本とし必要不可欠な住宅面積に関する水準)は32.5平米だそうですが。。


5回の引越しを経ても不十分な断捨離

夫はとても物が少ない人です。結婚前はTVも持っていませんでした。普段の生活を見ていても、自然とミニマムな物の量で生活ができる人です。

なので、わが家の「物の量の問題」の原因は私にあり、以下は私の視点で話を進めたいと思います。

私は過去5回、引越しをしています。独身時の一人暮らし開始と終了、結婚した時、そしてシンガポール渡航時&帰国時です。

引越しは物の総量を見られる貴重な機会で、引越しが頻繁な人は物が少ない傾向があると聞いたことがあります。(もちろん個人差やそれぞれの事情はありますが。)

しかし、私は5回の引越しを経験しましたが、十分な、自分が納得できるほどの物量にできたと思っていません。

原因はハッキリしていて、ただ問題を先送りしていただけだから

普通の引越しは、現在ある物をすべて次の場所に移す必要があり、その過程が物を減らすチャンスです。私の場合、5回中4回の引越しで「実家」という禁断の物置を使ってしまいました。「使わないけれど捨てられない物たち」を実家に置かせてもらうことで、その処分の判断をひたすら先送りしてきたのです。

シンガポールから日本に帰国する際は、さすがにやりきりました。シンガポールに物を一時置きする場所はないし、持って帰ってくるにも自費だったので、その費用とのバランスを考えなくてはならなかったからです。

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しかし、こんなシンガポールから帰国した後も、結局、出国前に実家に置いてきたものが思っていたより多く、先送りした問題が再び目の前に積みあがったのでした。

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そして、大半の物はマンションに持ってきたとはいえ、恥ずかしながら実家にはまだ物を預かってもらっている状況です。段ボール7箱くらいの物(うち2箱はヨーちゃんがもらったお古の服たち)と、ベッド……。


出産前に一応やった断捨離と、現状

シンガポール出国前にさんざん物を処分してきたので、自分的にはやりきったつもりでいました。しかし、前述のとおり実家に残してきたものを掘り返してみたら、相変わらず物は多く、断捨離はまるでふりだしに戻ったような状態です。

こんな私ですが、妊娠中に一応断捨離をしています。

とりあえず、シンガポールから持ち帰ってきたものは断捨離をサバイヴして帰国を果たした物たちなので、手は付けませんでした。

問題は日本に残してあったもの。いろいろありますが、分かりやすいのは服や革製品でした。シンガポールに渡航する際、冬服、スーツ類、革製品のほとんどは持って行かなかったからです。

仕事用に大切にしてきたスーツ類はデザインが微妙になってきました。それは流行だけなく、体形や年齢にも合わなくなってきたのです。また、パンプス、ブーツ、かばんなどの革製品も同様でした。私の場合、いつ仕事復帰できるのか見当がつかないのもあり、思い切って処分しました。

スーツ類は処分に悩みました

スーツ類は処分に悩みました

また、あまり使っていない日用雑貨や文房具などもかき集め、上記の衣類含めただ捨てるのは辛いものは、お金を払ってボランティア団体に寄付しました。

私になりにかなり頑張り、段ボール2,3箱分くらいのものは処分したと思います。さらに出産し、娘ヨーちゃん退院の直前には、夏物もゴミ袋1袋くらいは処分しました。夫が「それ、着なかったよね」と指摘したものはゴミ袋へ。

それでも赤ちゃんを迎え入れるに十分なスペースが確保できず、最後は夫が、ただでさえ少ない自分の服をさらに処分し、衣装ケースを一つ空にしてくれ、なんとか洋服の収納スペースは用意できました。

しかし、いざ育児が始まったところ、こまごました育児用品や日用品のストックがみるみる増え、部屋の一部に物が積みあがったスペースができてしまいました。だらしなさが見えるようで、直視するのが辛い光景です。

そんなわけで、結構頑張ったつもりだったのですが、妊娠中の断捨離は不十分だった、もっとやっておけばよかった、という結論に至っています。


物を増やさない育児のために今、考えていること

ここまで、物を減らすことについて書いてきましたが、今後は増やさない努力も必要になります。

子どもが生まれれば当然、子どものものが家に加わるわけですが、その増加量を抑えることが大事なのだろうと思います。

今考えているのは、育児用品、おもちゃ、絵本、衣類を増やさないことです。なんの目新しさもない宣言ですが、私にとって簡単なことではないので、改めて今、心に決めたいことです。

育児用品は、使わないと感じたらただちに処分したいと思っています。直近ではヨーちゃんが拒否し始めた哺乳瓶を処分しました。ただ、妊娠報告が2件あり、取っておくべきか迷っているものはあり……それらは少し待って捨てる予定です。この方々が要らないと言ったらキッパリ捨てます。

また、おもちゃと絵本は現在、置く場所がありません。小さなラック一段だけを空ける予定ですが、際限がないので、できるだけ持たないようにしたいです。

幸い、ここ数年でレンタルやサブスクリプションサービスが充実してきており、借りるという選択肢は豊富だと思います。おもちゃのレンタルは具体的に検討中です。絵本はデジタルも良いかもと思っています。また、家庭支援センターで遊んだり、絵本は図書館で借りたりするなど、自治体のインフラも活用したいと思っています。

衣類については、現在使っている衣装ケースの容量を目安にしています。それ以上の量は持たないようにしたいです。とにかく、サイズアウトしたら捨てることを徹底する。大人と違って「まだ着られる」という迷いが生じづらいので、やりきれるのではと思っています。

以上は、どこまで実行できるのかは分かりませんが、気持ちを決めておくだけでも有効かなと思っています。

次の引越しの断捨離は「背水の陣」で

妊娠中に不十分だった断捨離の後悔と、今後の決意でした。時間は巻き戻せないので、物を減らす努力を続けつつ、増やさない工夫をするしかありません。

そんな状況ですが、一つ明確なターゲットがあります

実は、今年引越しをしたいと考えています。引越ししてからまだ1年ほどなのですが、マンションの目の前にビルが建ってしまい、眺望と日当たりが悪くなってしまったのが主な理由です。

そして、引越しを機会に、実家に預けてある荷物を今度こそすべて引き揚げたいです。予算の都合上、今より部屋が広くなる可能性は低いので、そうなると物を減らすしかありません。

そんなわけで、時期と物の総量についてある程度の目標ができました。次の引越しまでの断捨離は、「背水の陣」で臨みたいと思っています。

以上、いろいろ殊勝なことを書きましたが、強い自信を持って宣言しているわけはありません。失敗して結局物にまみれた生活をしていても、笑ってやってください。大事なのは考えを整理して言葉にしておくことだと思っています。

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