ウエストな週末:ラッフルズ・マリーナでランチ+デカトロンでヘルメット購入
先週の9月1日、シンガポールは祝日でした。ムスリムのお祝い、ハリ・ラヤ・ハジ(犠牲祭)です。過去2年、夫リサの同僚ご家族から食事にご招待をいただいていましたが、今年はお呼びがかからず……。敬虔なムスリムご家庭なので、もしかすると今年はメッカ巡礼に行かれたのかなぁなんて想像しています。
2015年:イード・アル=アドハー(犠牲祭)でご馳走になりました。
https://22plus.jp/blog/2015/09/24/211740.html
2016年:ハリ・ラヤ・ハジ(犠牲祭)
https://22plus.jp/blog/2016/09/12/205005.html
Tuas Link:ラッフルズ・マリーナでランチ
そんなわけで、何も予定なく迎えた3連休だったのですが、仕事でストレスMAXなリサが朝突然「今日はラッフルズ・マリーナに行くよ!」と宣言しました。
ラッフルズ・マリーナ? 知らないし、そもそも縁もなさそうな響きです。場所はシンガポール最西端エリアのトゥアスで、どんだけ遠いとこ行くのと思ったのですが、電車で容易にアクセスできました。東西に走る緑の電車が6月に延伸したお陰で、終着駅のトゥアス・リンクを降りたらすぐ目の前にありました。
建物に入ると、そこはまるでホテルのロビー。
吹き抜けの天井、左右には小さな水槽と真っ青な絨毯が敷かれた階段、そして正面の大きなガラス張りの窓からは海とヨットが見えます。一瞬場違いな感じがしたのですが、それはやはりマリーナだからなのか、カジュアルな服装な人ばかりなので慌てることはありません。建物内のロビーなのにキックボードで走り回る子どもたちもいましたし……。
そうこうするうちにリサが建物1階の左手に突き進んでいくので、ただ後を付いて行ったところ、レストランに着きました。
入り口は古い船の中を思わせるよなシックな内装。そこを抜けるとテントが張られたオープンエアのスペースが現れます。外に面した席からは、海、ヨット、そして遠くにはマレーシアが望めました。
賑やかな中華系大家族のテーブルもありましたが、欧米系のお客さんも多く、犬連れのコケイジャンが追い出されたりしてました。まるで欧米リゾート地のレストランみたい。シンガポールには他にもこういう場所があるんでしょうけど、私の行動圏内にはない雰囲気です。
びっくりしました。なんでびっくりって、失礼だけど、リサは突然こんな素敵なレストランにサプライズで連れてきてくれるようなタイプではないからです。ストレスたまりすぎてたがが外れたんじゃないかと心配になるくらいでした。
メニューはバラエティに富んでました。洋食、ローカル料理、そして和食もあったようです。値段は、シンガポールのレストランの平均的な価格かなと思いましたが、通常10%のサービス料が15%で、これが地味に響きます。夕食食べてお酒でも飲んだら、合計金額プラス15%は結構なお値段になると思われます。
さて、メニューを開いて本当に好きなものを頼んでいいか3回くらい確認し、選んだのはチキン・ティッカ・ラップです。インド料理の洋風アレンジと言っていいでしょうか。リサはパスタ。パスタは味見していないのでわかりませんが、普通に美味しかったそうです。私のチキンティッカも辛すぎず、クセのあるスパイスなどもなく、お肉がたっぷり入っていて美味しくいただけました。
これらに水とトニックウォーターで、お会計は39.75ドルでした。質素倹約のわが家のランチにこの金額は厳しいけれど、この雰囲気と食事なら妥当かと思います。贅沢させていただきました。
ちなみにリサがなぜこのお店を知っていたかと言うと、出張でシンガポールに来たときにここで会社の人と食事をしたそうです。私たちの引越し前なので、もう2年以上前の話なんですが、雰囲気は変わっていなかったそうです。
Joo Koon:デカトロンでヘルメット購入
西まで足を伸ばしたのにはもう一つ目的がありました。リサが自転車用のヘルメットを買いたいとのことだったのです。
シンガポールにはフランスのスポーツ・アウトドア用品店、デカトロンが進出しています。日本はオンライン店舗のみのようですが、シンガポールには実店舗もあります。雰囲気はIKEAに似ていて、巨大。品ぞろえが豊富で安いのが特徴です。
リサは最近、通勤で自転車を使い始めました。以前は道が危なくて乗っていなかったのですが、途中の駅までなら大丈夫そうなことに気づいたらしく、運動を兼ねて半自転車通勤しています。そんな自転車生活に慣れてきて、自転車用のヘルメットが欲しくなったようです。
デカトロンは現在、島内に3店舗ありますが、そのうちの一つがJoo Koonの駅に直結したモール内にあります。最西端駅のTuas Linkからの帰り道に寄れます。
自転車を売ってるくらいなので、当然ヘルメットもありました。しかも自転車用ヘルメットだけで4~5種類はあったと思います。本気走りしているわけでもないので、14.9ドルの安い、でも一応仕事してくれそうなヘルメットを買いました。さらに、朝は夜明け前に家を出るので、後日ダイソーで反射シールを買ってヘルメットと自転車に貼りました。
週末だからなのか、家族連れが押し寄せていて、子どもたちが店内のあちこちで大騒ぎしてました。その辺もIKEAと似ています。私はこの雰囲気に疲れてしまって、お店を出た後すぐに帰る気力がなく、モール内のカフェでぐだぐだして体力を回復しました。
私はスポーツやアウトドアに疎いので、デカトロンで見るものはほとんどありません。でもリサは楽しいらしく、商品の多さと値段の安さは魅力的なようです。
ウエストな週末
そんなわけで、Tuas Link&Joo Koonと、シンガポールのウエストを堪能した祝日でした。
6月に緑の線が西に延伸したとき、新しい駅ができたエリアは工場地帯なので、働いている人以外には関係ないだろうなぁと思っていました。実際、今回初めて延伸エリアの電車に乗ってみて、工場やら倉庫しかない車窓からの風景には、なんら楽しみは見いだせなかったです。駅の利用者もワーカーさん(主にインド・バングラディッシュ系の肉体労働者)だらけでしたし。
それゆえにラッフルズ・マリーナは意外な存在でした。せっかく電車が通って島内からのアクセスが楽になったわけだし、何かもっと一般の人や観光客が楽しめるものができたらいいのにと思いました。既存設備を活かすなら、シンガポールの工場萌えツアーとか、どうでしょう。
それにしても2週連続リサ主導で遠出するなんて、相当ストレス溜まってる証拠です。かわいそうです……。