ハリ・ラヤ・ハジ(犠牲祭)で異文化体験!今年もお食事に招待いただきました

   

ハリ・ラヤ・ハジでいただいたお食事

ハリ・ラヤ・ハジでいただいたお食事

今日、シンガポールはハリ・ラヤ・ハジというイスラム教の祝日でした。そしてわが家は今年も夫リサの同僚からハリ・ラヤ・ハジ(犠牲祭)の食事会にご招待いただきました。

去年の模様は「イード・アル=アドハー(犠牲祭)でご馳走になりました。」で書きましたが、マレーシアやシンガポール、インドネシアでは「イード・アル=アドハー」ではなく「ハリ・ラヤ・ハジ」と呼びます。詳しくはWikiをご参照ください。

Eid al-Adha(Other names)
https://en.wikipedia.org/wiki/Eid_al-Adha#Other_names
Some names refer to the fact that the holiday occurs after the culmination of the annual Hajj. Such names are used in Malaysian and Indonesian (Hari Raya Haji "Hajj celebration day", Lebaran Haji, Lebaran Kaji.)

そしてそもそもこれがどのような祝日かについてはYourSingapore(シンガポール政府観光局のサイト)の説明が簡単で読みやすかったです。

ハリ・ラヤ・ハジ(犠牲祭)
http://www.yoursingapore.com/ja_jp/festivals-events-singapore/cultural-festivals/hari-raya-haji.html

ムスリムのご家庭はお祈りの後、家族や親戚だけでなく、知人や友人を招いて食事をふるまうのがこの日の過ごし方だそうで、私たちもそのお食事会のご招待にあずかったわけです。

私たちがお邪魔したのはバングラディッシュのご家庭。バングラディッシュは9割弱がイスラム教徒の国です。

手土産は?

去年とても悩んで、今年もリサと喧嘩になるくら悩んだのが手土産です。ムスリムのご家庭なので、食べ物はとても難しい。去年は日本の梨と小さな蘭のブーケを持って行ったのですが、果物はあまり反応がよくありませんでした。

なので今年はお花のみに。シンガポールは暑いせいか生花は高いし、日持ちもしないと思われます。なので私は菓子折り(もちろんハラル)も加えたかったのですが、リサが食べ物はどうしてもダメ、と反対しました。買ったブーケはなんだか小ぶりで寂しかったです。

手土産のブーケ

手土産のブーケ

ちなみに、同じくリサの同僚の中華系シンガポーリアンが途中から合流したのですが、彼は子どもたちにアンパオ(お年玉)を持ってきました。

アンパオ……!

なるほどなぁ、文化が出るなぁと感心しつつ、日本人の私たちがアンパオを手土産にというのは無いかと思います。ムスリムのご家庭への手土産は難しいです。

お食事(ボルハニ最高!)

ハリ・ラヤ・ハジでいただいたお食事

ハリ・ラヤ・ハジでいただいたお食事

ご馳走になった食事です。去年と同じ感想ですが、どれも辛すぎたり、独特の味がするものはなく、日本人の私たちの口にも合うお食事ばかりでした。

お肉がメイン。もちろん豚は禁忌なので、牛と鶏です。あと、ゆで卵もありました。普段はもっと野菜も食べるとのことでした。

私が一番好きなのが、スパイス入りヨーグルトドリンクのボルハニ。以前、ボルハニの素をこちらの奥様にいただいたので、自作してみましたが、明らかにこちらの方が美味しいです。今日もしびれるくらい美味しくて、2杯もいただいてしまいました。

魅惑のヨーグルトドリンク、ボルハニ

魅惑のヨーグルトドリンク、ボルハニ

おいしさの違いについて奥様と話していて指摘されたポイントは以下でした。

  • ミキサーを使う(泡立ってクリーミーになる)
  • ギリシャヨーグルトがおすすめ(濃厚)
  • ミントとコリアンダーは控えめに

最後のミントとコリアンダーですが、私が自作した時の写真(→「バングラディッシュのヨーグルトドリンク「ボルハニ」を作りました」)を見せたところ、葉っぱの写真をみて多すぎる、と言われました。余っても困ると思って入れすぎたのが災いしたようです。

また、もう一つ隠し味の話がありました。

ボルハニの隠し味に使われた岩塩

ボルハニの隠し味に使われた岩塩

この茶色い粉、バングラディッシュの岩塩だそうです。シンガポールで見たことがないので、いつも帰国した際に買ってくるそうです。茹で卵のような味のする不思議な塩で、そのまま舐めてもおいしかったです。

トピック

去年お邪魔した際は、私たち以外にも招待客が入れ代わり立ち代わりいらしていて、とても賑やかでした。しかも全員ムスリムの方たちで、シンガポールに来たばかりの私たちは異文化に圧倒されっぱなしでした。

それが今年は私たちだけ。恐らく朝にお祈りにいった後、親しい人たちとの食事会は午前に行われたのではと思われます。なので、今年はこちらのご家族とゆっくり親睦を深めるような時間を過ごしました。

興味深かったトピックは以下です。

  • ハッジ(メッカ巡礼)
  • シンガポールの公立学校
  • シンガポールの兵役

ムスリムが一生に一回は行くことを推奨されるハッジ(メッカ巡礼)は、この時期に行われるそうです。そしてこちらのご夫婦は2年前に行ってきたとのことでした。

何かのオフィシャル動画にて、タワーフと呼ばれる神殿の回りを7回まわる様子を見せてもらいました。ものすごい数の人が黒いオブジェを中心にぐるぐると歩いているのですが、高齢者や車いすの人などは危ないので、円の外周にある建物の中や屋上の空いている道を歩くそうです。

また、ハッジは行ける人数が国ごとに枠が決められているのですが、シンガポールの割当は本当に少ないそうです。なのでご夫婦は一度バングラディッシュに戻り、バングラディッシュの枠で行ってきたとのこと。ネットで調べたら日本にも枠はあるみたいで、ムスリムのためのハッジツアーがありました。

また、イスラム教以外の話では、お子さんたちの学校が大変だという話を聞きました。娘さんが二人いらっしゃるのですが、来年二人揃って進学するにあたり、公立の学校に入れるのか心配とのことです。

これは最近よく耳にする話なのですが、シンガポールの公立学校は国民が優先で、外国人の入学がどんどん厳しくなっているそうです。国民や永住権取得者が決まった後、余った枠が外国人に割り当てられるのですが、非常に限られているので、もしそれに入れなかったら私立に行くしかありません。私立は学費が高額で、もしそうなったら辛いわ、と話していました。外国人にとって、シンガポールは本当に経済的に厳しい国だなぁと改めて感じました。

あと、中華系シンガポーリアンの同僚の方が合流した際、兵役の話になりました。シンガポールは男子に2年の兵役がありますが、終了後も時々呼ばれてトレーニングが続きます。

その彼が今度、3週間の呼び出しを受けたそうなのですが、仕事に穴が空くとあって、行かずに済むよう会社からオフィシャルに政府にお願いをしたそうです。ですがそれがリジェクト(拒否)されてしまい、仕事が大変だ、という話をしていました。

なんというか、外国人も大変だけど、シンガポーリアンも当然いろんな義務を負って生活しているんだなぁというのが垣間見える会話でした。

おいとま

迷惑をかけないよう、1時間くらいでさくっと帰るつもりだったのですが、ゲストが当初私たちだけであったこと、途中から来たゲストがこれまた同僚だったとあって、だいぶ長居してしまいました。

でもお食事はおいしかったし、上記のような話も面白く、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。久しぶりに海外在住ならではの異文化体験を堪能できたと思います。大変ありがたく思います。

ところで、リサが訪問前に、バングラディッシュで使われるベンガル語で「ありがとう」と「おいしい」を調べてくれました。「おいしい」は「モジャ」で日本人のカタカナ読みでばっちり通じました。

食事中に何度も「モジャ!」と叫び、帰り際も「ソー(so)モジャ!」とお伝えしたら、嬉しそうに笑ってくれました。

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