シンガポールの水道光熱費(高めのわが家とその原因推測)

   

シンガポールの水道光熱費、日本よりやや安いという印象を受けています。日本では極小2DK暮らしでかつ私がフルタイムで働いていたにも関わらず、シンガポールの2LDK生活かつ私がパート勤務の現在とで料金が同じくらいです。日本は季節による変動もあるので、ざっくりした感覚にはなりますが。

しかし高めのわが家

そんなわけで、日星比較をすればシンガポールの水道光熱費は安めなのですが、実はシンガポール国内でみるとわが家の公共料金は高めです。

シンガポールの公共料金の請求書には、近隣世帯の平均および国平均と、自宅の消費量を比較したグラフが印刷されています。それを見ると、わが家の消費量は平均に近かったり、時には平均を超えたりします。

シンガポールの水道光熱費の請求書には平均との比較グラフが載ってます

シンガポールの水道光熱費の請求書には平均との比較グラフが載ってます

3世代同居が一般的なシンガポール。1家族6人前後が同居しているのが珍しくないこの国で、中年夫婦二人暮らしの世帯が平均に近づくというのは……かなりの消費量ではないでしょうか。毎月請求書が来るたびに、夫リサに思わず謝ってしまう事象であります。

ちなみに、請求額は毎月150ドル前後です。これまでの最高請求額は225.21ドル。生活を始めて2ヶ月半の頃です。この頃はまだ日々の生活様式を試行錯誤しており、部屋で一日中除湿機をかけたりなど無駄が多い生活でした。最低額は先月4月の98.78ドル。私が10日日本に帰国したり、リサが出張がちだったためです。

原因

1年半ほどの生活で、ずっとこの原因がわかりませんでした。ただ、周囲の話を聞いているうちになんとなくわかってきた気がします。おそらく冷房がメインで、その他が家事関連。特に家事の頻度に比例しているように思うようになりました。書き出してみると当たり前すぎる結果なんですが、「無駄でもないかも」と思えるようになったのでよしとします。

冷房

私がオフの日は、平日昼間でもリビングで冷房をつけています。また、雨季は我慢できるのですが、気温が上昇した乾季の今、夜は冷房無しで眠れないため、つけっぱなしで寝ています。

ご家庭によっては冷房より風通しを重視し、窓をあけてシーリングファンを回すことで冷房をつけないおうちもあるようです。しかし私は暑さにかなり弱い方だし、洗濯物を室内干ししていて湿度が高いので許してほしい事項です。

熱を使うもの

変圧器を通したのもので、かつかなり熱を使うものを2つ使っています。ドライヤーと布団乾燥機です。

ドライヤーは日本から持ってきたものをずっと使っています。来たときすぐにこちらの電圧のものを買っても良かったかな、と時々後悔しています。

布団乾燥機はシンガポールでは売っていない代物なので、日本から持ってきたものです。湿度が高く突然の雨も降るシンガポールでは布団や枕の外干しがしづらく、週1回布団乾燥機をかけることでダニ防止・除湿対策にしています。

家事関連

周囲に話を聞いていると、家事の頻度はそれぞれで、やはり頻度が低いご家庭は水道光熱費が安いようです。

たとえば掃除。掃除は週1回だけで、かつ外注しているお宅は電気水道代が安いようです。こちらでは吸塵に掃除機を使わず、ほうきとチリトリでゴミを集めるだけの掃除も多く、そうなると掃除機の電気代がかかりません。また、モップがけや、台所・バスルームなど水回りの掃除も、頻度が低ければ当然水道代がかからないでしょう。

あと、洗濯機。わが家でバスタオルは一人一枚で毎日洗濯する派なので、洗濯機は毎日まわしています。加えて寝具のまくらカバー&タオル、シーツ、掛け布団カバーを、日を変えてそれぞれ週1回洗うため、1日2回まわす日が週3回くらい。お子さんがいるご家庭に比べればずっと少ないと思いますが、洗濯が週1,2回だけのご家庭もあるようなのでそれに比べれば多いかもしれません。

最後は調理周り。3,4月はリサの出張が多かったため、私が料理をさぼりました。料理をさぼることによる水道光熱費のインパクトは小さくないようで、電気、ガス、水道ともに下がりました。外食中心であまり調理をしないご家庭ではやはり低くてすむようです。

おまけ:トイレ

これは書こうか迷ったのですが……うちのトイレは水の流れが悪く、一度では流れません。なので二度流しすることがよくあります。入居前に「流れが悪いから」とタンクを替えてくれたようなのですが、トイレ自体の問題ではなく下水側の配管の問題のように見えます。ほんと、水の無駄……。

まとめ

なんの新しい発見もオチもない話で恐縮です。地域によって値段が違うという噂を聞いたのですが、その真偽は不明だし(むしろ疑わしい)、人の話を聞いてわが家と比べる限りでは、上記のような差が光熱費の差というのが結論です。

掃除は掃除機を使わず、さらに頻度を下げ、その他洗濯と調理も回数を減らせば減りそうです。ただ、高いと言っても払えないくらい高いとは思っていませんし、上記の家事に極端な無駄があるとも思っていません。家事の頻度はご家庭それぞれでしょうし、私が適切と思う家事の頻度と料金のバランスがひどく崩れてはいないと思えたので、その結果の請求額には納得することにしました。

ちなみに7月から水道料金が値上がりします。すでにニュースで報道され、先日届いた請求書にもそのお知らせが入っていました。(同じ文面が英語、マンダリン、マレー語、タミル語で入っていました。大事なことは4ヶ国語で伝える! さすが。)個人的には電気料金は高いものの、水道とガスはそれほどでもないので、インパクトは大きくないと捉えています。

(9/8追記)光熱費の使用量は隔月で見込み請求されます

コメント欄でyukkoさんに教えていただいたシンガポールの光熱費の仕組みについて追記いたします。シンガポールの電気・水道・ガスの検針は2か月に1回で、検針しない月は見積もり使用量での請求になるとのことです。見積もりになってしまった月の請求額を正確にしたい場合は、自分でメーターを見て報告する必要があるそうです。

請求書を確認したところ、確かに使用量のグラフに「* Estimated month」の記載がありました。

使用量のグラフに「Estimated month」の記載があります

使用量のグラフに「Estimated month」の記載があります

さらに、裏面には自分でメーターを見て報告する方法についての注意書きもありました。報告の方法はSP Serviceの専用アプリやホームページからできます。さらに、Whats appでメーターの写真を送るのもOKだそうです。シンガポールらしい手軽さです……。

使用量のグラフに「Estimated month」の記載があります

「Meter Reading」ではメーターの報告方法が記載されてます

今まで気にしてませんでしたが、明らかに使ってない月は報告してもよいかもと思いました。ただ、うちは共用廊下にあるメーターの前に他の住人が駐輪していて、その自転車をどけないと確認できないんですよね……。ってか見積もり請求って……毎月検針して欲しいです……。

yukkoさん、教えていただきましてありがとうございました!

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