うちは現地採用。いつ本帰国するのか……私の気持ち編
昨日の記事で、現地採用のわが家の本帰国が私の判断に委ねられそうなことを書きました。(→「うちは現地採用。いつ本帰国するのか……」)
私は「そうは問屋が卸さない!」とばかりに折に触れてこの議論は夫婦間で続けるつもりですが、実際、私の気持ちも大事だと思っています。なので、今回は私の「本帰国」についての考えをまとめてみたいと思います。
生活環境
シンガポールはとても日本人に生活しやすい国と言われていますし、私も他の国に比べてそうなんだろうと想像しています。
が、私はやはり日本での生活の方が好きです。今ここでシンガポールのここが嫌、日本のここがいい、と細かい理由を並べたてることはしませんが、なんの制限もなく生活する場所を選べるなら、私は日本を選びます。
労働環境
以前、日本のことを「Customer's HeavenだがWorker's Hellだ」と表現したネット記事を読みました。その表現にえらく同意して、膝を打ったことがあります。そしてそれは恐らく、海外に出て働いた経験のある人の方がより一層納得いくものなのではないでしょうか。
私はシンガポールに来てフルタイムからパートになり、職種は同じものの以前とは異なる業界で働いているため、日星の労働環境比較は難しいのですが、シンガポール全体に日本とは異なるいい意味でのゆるさを感じています。また、人から聞いた話ですが、雇用の流動性が高い点も、シビアながら日本より働きやすそうだと感じます。
それらを踏まえて、「シンガポールの方が働きやすそうだ」という結論には達しています。
ですが、大前提として私は自分が日本で働くのが嫌でシンガポールに来たわけではありません。(それは夫リサも同じです。)なので、労働環境がいいからという理由でシンガポールに残りたいという強い気持ちはありません。むしろ、今は日本への帰国が遅れることで、日本の労働環境に馴染めなくなることの方が怖いです。
その他の要因
その他の要因として、家族や人生設計(不動産など)があります。
私たちは夫婦ともに両親が健在ですが、やはり相応の年なので、何も心配しないということはありません。また、お互いの家族ともに仲良くやっているので、時々遠く離れて暮らすことが寂しいと感じます。特に3人いる姪っ子たちはかわいい盛りで、会えないもどかしさを感じます。
また、帰国したら住む場所をどうするのか、というのは大きな問題です。わが家には持ち家はありません。シンガポールに来るときは身軽でしたが、帰国したらどうするか、というのは考えなくてはならないことです。
結婚前からお互い持ち家に否定的でしたが、買う、買わないというのは相場や年齢も関わるので、帰国のタイミングというのはその点に大きく影響します。そして、年齢のことを考えれば、あまり先送りできない問題かと思います。
まとめ
懸念事項としては、帰国はリサの転職が前提になるので、転職が難しければ希望のタイミングで帰国はしないかもしれません。(私も帰国したら仕事を探すという前提はありつつ。)
しかし、こう気持ちを書き出してみると、私にとって「帰りたくない理由がない」ということがわかりました。なので、私の気持ちは「帰りたい」です。(御託並べてないでさっさと帰れ、と言われそうですが。。)
一方で、リサにはちゃんと自分のキャリアや私との人生を考えてほしいので、引き続き夫婦できちんと議論を重ねていきたいと思っています。