戦慄!…割り込み寸前の絵を描いてみました
先日Yahooで、日本の電車で嫌なことのランキング一位が「割り込み」という記事を読みました。はて、日本ってそんなに割り込みあったっけ? と思いました。私の中で日本の生活が美化されているのでしょうか。
過去に何度かブログに書いていますが、私のシンガポール生活では割り込み・横入りが日常茶飯事です。肌感覚ですが、日本での生活より明らかに「当然」行われている行為のように感じています。(地域によって違うかもしれませんので、個人的な感想です。)
外国人が4割のこの国、割り込みをするのはシンガポール人ではなく外国人だ、という意見を聞いたことがあります。ですが、一外国人の私からすると、割り込むのが何人であるかは関係なく、住んでいる人たちの「割り込むのはよくない」という認識が日本に比べると薄いのだろうと思います。
実際、私のウォッチの範囲では、割り込む人の人種民族は多様です。しかも老若男女問いません。中学生くらいの学生に割り込まれると気分が暗澹とします。シンガポールよりひどく、電車やバスに乗るのが争いのような国もあると思いますが、日本の生活と比べるとどうしてもストレスを感じてしまう部分です。
さて、このように幾度の割り込みの憂き目にあい、割り込まれる時のパターンが見えてきました。
- 電車でホームにある列の線を無視(横に並ぶ人をしり目にドア前に立つ)
- バスのインターチェンジでの列の外から乗車(目撃数は最多←もう常識?)
- 列の前に知り合いを見つけて「あらー」と声をかけつつ合流
- 列で前の人がもたもたしているときに後ろの人が追い抜いていく
- 列の隙間を見つけ、ごぼう抜きしてその隙間に入る
ちなみに最後のパターンは鮮烈でした。中年男性が「ハローハロー、ソーリーソーリーソーリー」と連呼しながら抜いていくので、前列に知り合いでもいるのかと思いきや、しれっと列の隙間に割り込み。あまりにも堂々としてるので唖然としました。
そんなこんなですが、自分のすぐ後ろの人に抜かれる際に気づいたことがあります。それは「めちゃくちゃ距離を縮められること」です。列に並んでいるとき、ふと横を見たら肩越しに後ろの人の顔があったら危険です。その人は隙あらば追い抜く気満々です。
その緊張感を絵に描いてみました。
うむ。我ながらよく描写できた気がします。誰か共感してもらえたら嬉しいです。
さらに、この絵にインスパイアされて夫リサも絵を描いてくれました。
わが夫ながらかわいい絵を描いてくれました。私の肩から二の腕の太さがしっかり再現されていて悔しいですが。
何か悪口みたいになってしまいましたが、この頃は追い抜く人たちに悪気がないことをなんとなく理解し始めています。急いでいるとか、早く電車に乗りたいとか、ただそれだけで、周囲がどう感じるかは気にしてないだけなんだろうと。
私がイライラするのは、この考え方が自分に合う、合わないの問題なんでしょうね。(合わないですけどね……。)