おめでとう!競泳でシンガポール初の金メダル!
リオオリンピックの競泳男子100mバタフライで、ジョセフ・スクーリング選手がシンガポール初の金メダルを受賞しました。おめでとう!
このニュースにシンガポールは当然盛り上がっておりまして、優勝後はツイッターも大盛況だったようです。
380,000 tweets in 3 hours as Joseph Schooling creates Singapore sporting history
http://www.straitstimes.com/sport/380000-tweets-in-3-hours-as-joseph-schooling-creates-singapore-sporting-history
新聞サイトのThe Straits Timesはロゴに金メダル。
夜のTVニュースでももちろんトップニュース。試合の模様、会場にいたお母さん、シンガポールから家族と応援したお父さんや友達のインタビューが流れ、さらに水泳協会の人たちも大騒ぎでした。(TV画面はすべてmedia corpのChannel 5より)
兵役を延長してくれたシンガポール政府への感謝を述べてました。
スクーリング選手の優勝タイム50.39秒は縁起がいいとPOOLS(ロトみたいなくじ)ではこの番号を買い求める人の行列ができたそうです。
Channel News Asia(NHKのようなチャンネル)でも特番。スクーリング選手の歴史や、お父さんとお母さんの自宅インタビューが出てきたので、結果いかんに関わらず準備されていた番組のようです。直近の大会で好成績を収めていたので注目選手だったとは思いますが、シンガポール初の金メダルとなると最高の結果かと思います。
かっこいいし、さわやかだし、シンガポールのスターですね!
statistaというサイトによると、シンガポールのオリンピックメダル受賞者への報奨金はダントツで世界最高額だそうです。
Some Athletes Are Chasing Huge Gold Medal Bonuses
https://www.statista.com/chart/5448/some-athletes-are-chasing-huge-gold-medal-bonuses/
753,000ドルって7,600万円くらい? 本当に桁違い。でも、国民が300万人ほどの国だと思うと、金メダルはやっぱり偉業かも。ちなみに私の聞き間違いでなければ、TVのニュースによるとこの報奨金の20%は水泳協会にいくそうです。
シンガポールに住んでなかったらこのニュースに注目することはなかっただろうと思います。シンガポールのスポーツ界にとって歴史的な日にシンガポールにいられて、私も楽しめました。
ところで、アジアには、人口が多いのにメダルがない国があります。それは……インド。あまり気にしたことがなかったのですが、伊藤洋一さんの「ITとカースト」という本で触れられていて、言われてみればと驚きました。この本では宗教とカースト制が背景では、と言う伊藤さんの仮説までしか出てきませんが、興味深いと言えば興味深い点です。
とはいえ、テレビをつけたらカヌーでインドの選手が一位だったし、アジアの選手はついつい応援したくなります。