シンガポールは先進国で2番に糖尿病患者の割合が高いらしい
最近、メディアでちらほら糖尿病が取り上げられてる気がしてました。下記のIT Figuresという番組の他、どこかの国の砂糖の危険性に関するドキュメンタリーが放送されているのも見ました。
IT Figures S4 - EP14
SUGAR HIGH
http://video.toggle.sg/en/series/it-figures-s4/ep14/368994
そうしたら先日、シンガポール保健省の大臣が「糖尿病と戦う!」と宣言したことがニュースになっており、英語がよくわからない私にも、ようやく糖尿病がシンガポールで大きな問題になっていることに気づきました。
[THE STRAITS TIMES] Parliament: Health Minister Gan Kim Yong declares 'war on diabetes'; new task force set up
http://www.straitstimes.com/singapore/health/moh-declares-war-against-diabetes
日本人がシンガポールで生活をするとびっくりするのが、飲み物やお菓子などの甘さです。飲み物はコーヒーも紅茶も緑茶すらも甘いし、ケーキやお菓子は砂糖の塊か!と食べきれないこともあります。さらに料理は揚げたり炒めたりなど油を使ったものが多く、つい「シンガポールの食べ物は体によくない」と思ってしまいます。
ですが、アメリカで見るような巨漢の人は滅多にいないし、むしろお年寄りは華奢な人が多い印象。おまけに平均寿命も世界で10位に入るくらい長いようです。(こちらのサイトの情報だと2015年は2位。)
そこが矛盾しているのか、はたまた砂糖や油の摂取量と寿命や健康は相関関係にないのか、シンガポールの人を見ていて混乱していました。しかし実際は糖尿病に苦しんでいるようです。冒頭のIT Figuresという番組でも出てきますが、シンガポールは先進国で2番に糖尿病患者の割合が高いそうなのです。
[THE STRAITS TIMES] Singapore 'has 2nd-highest proportion of diabetics'
http://www.straitstimes.com/singapore/health/singapore-has-2nd-highest-proportion-of-diabetics
人口500万人ほどの国ですから、絶対数は国単位で見たら少ないでしょう。でも割合でアメリカに次ぐ2位と聞くと、小さな国だけにかなりインパクトがあります。
大事なのは食事の改善と運動でしょう。シンガポールはあちこちの団地の広場に運動器具があります。ランニングに適した緑豊かな森のような公園もいっぱいあるし、公共のプールや運動施設もすごく充実している印象です。外国人の私の目から見ても、国が国民に「運動しましょう!」と頑張って盛り上げているように思えます。しかし食事はどうなんでしょうか。変えられるのでしょうか、食文化…。
私にとっても他人事ではなく、これらの情報に触れて、運動は嫌いでもせめて甘い物は控えよう…と思うようになりました。シンガポールに来てこんな触発をされるとは思ってもみなかったです。反省…!
※冒頭写真は仕事中食べたチョコ…。