映画「血と骨」
朝、いてもたってもいられず、結局観に行ってきちゃいました。「血と骨」。
しかし・・・頑張った役者、スタッフの皆さんには申し訳ないが、ものすごく失望しました・・・。がっくり。正直、あまりにも原作が面白かったので、そのギャップに最初から最後まで苦しめられました。
いい役者が揃っていたと思うのですが、みんなぱっとしない。鈴木京香なんて原作読んだとき、「似合うかも!」って思ったのに、映画で全然あの役の大切な部分が描かれていなかった。主人公・金俊平の妻・英姫はもっと逞しくて、つつましくて、凛としていて、母としての優しさにあふれる感じなのに、映画ではただひたすら妻という存在でしかなくて、そのキャラクターが描かれていない・・・。
それは金俊平、息子の成漢(映画では正雄)も同じ。大事な部分がすべて抜けてる・・・。まるでダイジェストを観ているかのようでした。私が原作で一番心打たれたシーンすらもなかった。
うーん。批判をつらつら書いてしまいそうだ・・・。
結局、映画と原作のスケールが全然違うので、原作を先に読んでしまったのがまずかったです。なので、この映画に興味がある人で原作を読んでいない人には、ぜひ映画を先に観て欲しいです。
ところで心配していた暴力などの「怖さ」についてですが、これもやっぱり原作に比べると随分控えめに描かれていたので、許容範囲でした。まぁ、この点についてはそのまま描かれちゃうと恐ろしくて映像なんかで見られないのですが(失笑)。「座頭市」では随分怖いなぁと思えたビートたけしも、思ったほどの迫力なし。あの人は自分で監督やった映画で演じるのが得意なのかなぁ。
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