本「血と骨」

   

今日から映画が公開されました。気になるけど映像で観るのが怖くて原作を先に読みました。・・・急に思い立ったことで自転車走らせて本屋を二軒まわって買ったのですが・・・その価値アリ。すごく面白い。隙間のない物語の展開に、上下巻一日で一気に読み終えてしまいました。

戦中から戦後にかけての時代に生きた怪物のような男の一生を描きつつも、それを通して夫婦、そして父子の関係を描き出した物語です。想像を超えるような野蛮で残酷な物語でしたが、それでもクライマックスの最後の最後に絞り出たような「あの一言」には胸がつまりました。(ここでは書けない!)

また、凶暴な主人公と対照的に、人情味あふれる長屋の人々も美しい。

・・・映画が非常に気になります。今でも怖くて観られないのですが、ビートたけしがあの役をどう演じたか、すごく観たい。原作では2メートル近い巨漢なのですが、あの小柄なビートたけしがそれをどう演じたか。また、公式サイトを見たら原作と設定が違う部分もあってちょっと混乱しましたが、きっと映画では映画の世界が描かれるんだと思うとよけいに気になるところです。

著者の父がモデルということですが、実在したらこりゃ本当に怪物。

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