銀行でジョイント口座開設
昨日、銀行口座を開設してきました。仕事を始めたのでお小遣いを貯める場所が必要になったのと、買い物の際にこちらで普及してるネッツ(デビッドカード)を使いたかったからです。
シンガポールのメジャーな銀行はDBS、UOB、OCBCの3行。そのほかHSBCやCitiなど外資の銀行もあります。どこに開設するかについては個々の基準があると思いますが、私は少額の預け入れのみで、運用することはないし、クレジットカードも使わないのでATMの使いやすさだけが基準でした。
最大手のDBS(買収されたPOSB含む)はあちこちにATMがあるものの、いっつもATMは行列。最初から候補から除外してました。一方で、結構あちこちにATMを見かけるものの、滅多に人が並んでないのがCitiBank。日本で口座を持っている(11月からSMBC信託になっちゃいましたが…)馴染みもあり、Citiは一番最初に行ってみました。そしたら、最初の預け入れ金額が5,000Sドル(感覚的には50万円)とかいうじゃないですか。それでもいいかなと思ったのですが、夫からシンガポールの口座にそんなに預けてどうするの、と言われ、やめました。運用予定もないし、帰国の際の送金手数料考えたら割に合わない気がします。
となると残りの候補はUOBかOCBC。…正直、どちらでもよかったのですが、OCBCの方がブルームバーグの世界銀行ランキングで1位になったりと、他行より実力派らしく興味がわきました。しかも世界での評価が高いのに、シンガポールでは3番手というポジションにも天邪鬼的には惹かれるものがありました。
しかし、職場の人曰くOCBCは口座開設条件が厳しいとのこと。実は以前、夫がマンション契約前にOCBCで口座開設をしようとしたところ、マンションの賃貸契約書がないとダメと言われて口座開設ができなかったのです。さらに私の場合、DP(帯同ビザ)では口座開設できないのでは?とも職場の人にわ言われました。幸い、行きやすいところにUOBとOCBCの両方の支店があったので、OCBCがダメだったらUOBにまわることにしました。
結果としては、OCBCでジョイント口座を開設してUOBには行きませんでした。ジョイント口座…夫と共同名義の口座です。夫がメインのアカウントホルダーになり、私がそれにぶら下がってるのですが、そこに入ってるお金は共有名義になるという口座です。それぞれにカードやネットバンクのアカウントが発行されて、二人ともお金の出し入れが自由です。どうせ私のパートの小遣いしか入らないので、後々何か大きな問題になることはまずないでしょう。
なぜジョイント口座かと言われると、私の個人名義の口座は開けなかったからです。ビザがDPだからダメ、とは言われませんでした。ダメだった理由は、住所を証明する書類がなかったことみたいです。
持って行った書類は以下。
・IDカード(夫と私の両方)
・パスポート(夫と私の両方)
・雇用契約書(私のパートの契約書で住所入り)
・公共料金の請求書(住所と宛名入り)
・結婚証明書(戸籍謄本を元にシンガポールの日本大使館が発行したもの)
IDカードには住所が入っておらず、マンションの賃貸契約や公共料金の請求書などは一律夫名義なので、私の名前で住所が記載された書類は「雇用契約書」だけです。これも会社にお願いしてわざわざ入れてもらいました。それが、雇用契約書は公的な書類ではないので認められないとのことでした。残念…。二人のIDカードとパスポート、夫の住所証明としての公共料金請求書でジョイント口座を開設し、雇用契約書や結婚証明書は参考資料として一応スキャンしていたっぽいです。
噂によるとUOBが一番審査がゆるいらしいし、DBSも支店によってばらつきがあるようなので、他だったら個人の口座が開けたかもしれません。それでも変に意地になっていた部分もあり(笑)ジョイントという形でもOCBCに口座開設できてよかったと思います。シンガポールは最近、外国人の口座開設の審査が厳しくなったみたいです。税金対策で日本から口座開設に来る人もいたようですからね…。住所の証明書類がうるさくなるのもわかります。
ちなみにOCBCのカウンターの対応がすごくよかったです。行員の人が入力作業中、夫婦でぼんやりしてたら、ペットボトルの水を出してくれました。ちょうどのどが渇いていた夫、すごく嬉しそうでした。また、年収を聞かれ、慌ててスマホの電卓を立ち上げようとしたところ、すっと電卓が出てきました。こういう空気を読んだ動きってシンガポールであんまりないんですよ…(小声)!