東京都写真美術館に行ってきました。
東京都写真美術館に行ってきました。写美のコレクション展の方が今日までだったのでギリギリで予定に入れて来ました。そしたら地下でやってる「写真新世紀」も今日までで、来てよかったーと思いました。
というのも、コレクション展と、操上和美さんの個展が私にはぴんと来なかったので…。コレクション展の方はテーマがマニアック?なことが多く、今回もか、という程度。(わかりやすい昭和の子供展とかは面白かったし、来場者も多そうだった。)操上和美さんは広告写真のすごい人らしいのですが、よくわかりませんでした。
うーん、てな感じで最後に足を運んだのが「写真新世紀」。キヤノンがやってる若手向けのコンペで、とてもわくわくしました。
写真に限らずアートって、私にとって古いものが良いとか、新しいものが良いとか、そういうのはなくて、すごく直観的な好みとか相性です。そういった意味で、何人かの作家の作品をピックアップして観られるようなコンペ物を見るのは好きです。
一人、心惹かれる写真を撮る方がいました。素朴な色、素朴な構図。メッセージ性は感じられなかったのですが、ただ、見てて落ち着く様な写真。力強い木の幹を撮った写真も墨絵のようで素敵でした。
そして、過去の図録を見ていて一つの再会がありました。それは10年前のこのコンペのグランプリ作品「FLYING HIPPO」。飛ぶように泳ぐカバをダイナミックに撮ったこの写真。壁一面に大きく貼られているのをみて、がっと心を掴まれた衝撃を今でも覚えています。あれから10年も経ったんだ…。なんか、いたずらに甘酸っぱい気持ちになりました。
今回もいい作品に出会えました。