恐ろしい人生の視野狭窄
この頃、自分より年上の人たちの視野の狭い見解にぞっとするようになりました。
以前から、年寄りが自分のこだわりが捨てられなくて空気を読まない言動をする傾向は理解していたのですが、これって加齢現象なので徐々に進行していくものなんだなぁと感じたのです。
20代くらいだとまだ柔軟かもしれませんが、もう、30代からまわりが見えなくなっている人がいます。そして40代で自分の価値観を信じて疑わない人の姿勢を見ていると、その人の老後は手の付けられない頑固老人確定だと思いました（笑）。
もちろん人によっても違うし、個性もあるだろうけど、世の中でおこる物事や、新しく出会う人たちに対して、ずっと柔軟な態度で臨むのってやはり気力も体力もいることのような気がします。だから自分が正しいと思っているものだけを正しいと言い、それ以外を排除し、自分が決めたものだけ見ていると楽なので、だんだんと視野が狭くなっていくように思います。
会社で20代に嫌われる典型的な中年以上のダメ上司とかお局って、その視野狭窄が進んだ人たちのような気がする。そして人から慕われる優秀な上司というのは、いわゆる仕事の実行力だけでなく、物事や部下に対して柔軟性が高い人たちなんだと思います。
大事なのは、たとえイライラしてもそれを自覚することかと思います。私自身その老化現象がどの程度進行しているのかはわかりませんが（笑）、それでも時々自分への違和感を感じたらその感触を大事にするようにしています。