じゃあ、海外赴任:手続きもろもろ

   

出国前にしたいろんな手続きを備忘録として残しておきたいと思います。大変だったなぁ。子連れの赴任とかもっともっと大変でしょう。想像つかないです。


●住民票、年金、国保
住民票を抜きました。正確には、出国日に住民票を抜く手続きを区役所でしてきました。私たちは夫婦で一世帯なので、一緒に抜くことになります。なので私の出国日で手続きしました。実は住民票を抜くことについては葛藤がありまして…。住民票を抜くと1月1日に居住してない時点で前年の住民税は免除になりますが、国民年金と国保も脱退になります。年金は払い続けるオプションもあるし、5年以内であれば受給金額は減っても年数には影響しないそうですが、私が悩んだのは国保。日本の医療費って点数で極端に高くなることはないし、国保に入っていれば高額医療費は補助されるしで、今まで気にしていなかったけどかなり手厚い環境だったのだと知りました。脱退後、一時帰国して定期通院する際は3割負担がなくなり全額自己負担だし、万が一手術などになった場合は高額医療費も全額自己負担になります。もともと民間の医療保険に入ってますが、この保険も国保の補助程度の金額です。新しい病気については海外旅行保険が適用されますが、既往症は適用外ですので、持病の悪化はぜーったい避けたいところです。。
(※年金は私だけ任意継続しました。前の居住地の年金事務所まで赴き、今年度分(来年3月まで)は納付書で支払い、以降は口座振替で年払いにしました。)

●病院
先日、持病について早めてもらった定期通院に行ってきました。依頼しておいた英文診断書もゲット。これにお世話にならないことを祈ります。定期通院は3か月に一回でしたが、今後は半年に一回程度になります。また、歯医者で検診も受けました。目立った異常なし。歯は海外で保険が効かず、場合によっては高額になるため、虫歯厳禁です。一時国のたびに10割負担でもチェックしたほうがいいかも…。

●確定申告
確定申告を済ませました。年の途中で出国する場合、確定申告は1月1日からその年最後の収入までを確定申告することになります。準確定申告というそうで。源泉徴収票を用意し、未発行の民間の保険の支払いは銀行から支払った履歴をもって証明書としました。証券口座は解約したものについてもう書類が来ていたので、それを添付しました。税務署の窓口で直接相談してきたのですが、最初よくわかってない署員が「オンラインでできます」なんて言うからネットで試したところ、今年の申告書の作成なんてできないじゃないですか。仕方ないので再度税務署に行ったところ、準確定申告はネットではできないとのことで、書類をもらって帰ってきました。ネットの昨年分の画面を使って入力個所や金額を確認し、それを転記する形で完成させました。(平成26→27年で計算方法のの変更はないことは確認済み。)ちなみに日本での収入が続く人は来年確定申告が必要です。帰国できない人は納税管理人という代理人を立て、その人に代理で申告と支払いをしてもらうことになります。これは国税だけじゃなく、住民税も同様みたいで、私は昨年の住民税は一括で6月ごろ支払い済みですが、夫は給与からの引き落としができなくなるので残金の請求が10月以降に納税管理人にいくそうです。お義父さんに依頼していました。私は税金に関しては誰にも手間かけさせなくなりそうでよかったです。

●失業保険
ハローワークで失業保険受給開始の延長手続きをしました。私はしばらく日本で求職活動はできないのですが、ハローワークでは配偶者の海外赴任に伴う帯同が退職の理由の場合、失業保険受給開始の延長が3年ほどできます。(実際は受給期間を含めて4年。)延長期間内であれば帰国後、失業保険を受けながら求職活動ができるわけです。実際の手続きは「出国後1か月後」。出国を証明するパスポートのスタンプが必要になります。なので出国後に現地から書類を送ったり、日本の家族に頼んだりする人もいますが、所管のハローワークによっては航空券のeチケットコピーでもOKでして、私の場合はこれで受理していただけました。あとは私の出国日の1か月後にハローワークの方で処理を進めてくれ、国内の連絡先(私は実家を指定)に帰国後に必要な書類を送っておいてくれるとのことでした。

●ビザ
夫の仮ビザ(IPA)が無事発行されました。シンガポールのビザはいくつか種類がありますが、手続きは雇用する会社が政府に申請をします。ただ、たとえ社内で決定したポジションでも、外国人より現地の人の採用が優先されるため、まずそのポジションを14日間国内でのみ募集をかけることが義務付けられてます(※該当のポジションが一定の月収以下の場合)。なので申請自体は15日目以降らしい。その会社側の手続きがえらい遅かったので、間に合うかやきもきしましたが、申請から仮ビザ発行までは公式で7営業日かかるところ5営業日ぐらいであっさり出ました。年々外国人労働者の制限が厳しくなっている状況で、日本人でもビザが下りなくて帰国を余儀なくされる人は少なくないらしいです。よかった、よかった。…この後、現地で役所に赴き、正式なビザ(EP)が出るようです。ちなみに私のビザ(DP:夫が私のスポンサーであることを条件にしたビザ)手続きはその後なので、入国は観光ビザになります。

●保険
駐在ではなくいわゆる「現地採用(ゲンサイ)」扱いの人たちが悩むポイントが保険。前述のとおり、国保を脱退するため、医療に関して自ら何かしらの保険加入が必要になります。夫は会社である程度の保険に入れてもらえるそうです。「奥さんも入れてもらえるよ~」と聞いていたのですが、よく調べたら自動では入れてもらえないらしい。夫の会社は奥さんの保険に使っていいお金が少しお給料に加算されて、それで好きな保険入りなさい~というシステムだそうです。夫と同じ医療保険だと、会社契約しているためか格安。ただ、当然?保険が使える病院に日本人クリニックは入っておらず、医療費の手続きも面倒そう。結局私がごねて、医療保障のみの一番安い日本の長期海外旅行保険に入れてもらうことにしました。これなら日本人クリニックはキャッシュレスで使えるし、それ以外の病院も手続きすれば保険料がおります。日本の保険は出国後は手続きできないので、帰国予定があるゲンサイのご家族はよーく検討したほうがよさそうです。

●パソコン
2年前に買ったデスクトップPCを使っていましたが、持っていくのが大変なので甥っ子にあげて、新しくノートPCを買いました。旧PCは再インストールしたのですが、PCとモニターのケーブルがおかしくて映らないのを起動しないのと勘違いし、ルーフカバー外してマザーボードの電池外してリセットさせたりと一人で大騒ぎでした。結局はケーブルの変更だけであとはうまくいったのですが、えらい時間がかかりました。。それにしても2年で買い替えとは…私の貯金残高は減る一方です…。

●iPad for あんどう両親
姉の提案で、我が家からあんどう両親にiPadをプレゼントしました。この1週間、どたばたとSIMの設定からLINEの設定まですませ、最低限ビデオ通話ができるようにトレーニングしました。携帯メールを使ってる父親が先にマスターすると思いきや、関心がないらしく、母親の方が姉の家にいる孫とつながるために習得に熱心です。恐るべし、孫パワー。シンガポールのネット環境はまず問題なので、今後はLINEで気軽に実家ともつながれそうです。(夫の両親はiPadもLINEもマスターしてるので問題なし。)

…引越しとか、前の記事の金融関連も含め、書き出してみるといろいろやったなぁ、という感じですが、まだほかにもあったような(笑)。現地に行ったら行ったで新しい生活もあるし、日本非居住者になるってほんと大変。夫のキャリアに、これらの苦労の倍以上の実りがあることを祈って引き続き頑張ります!

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