女の「ミドルエイジクライシス」
NHKの「ミドルエイジクライシス」という特集が今週、「女性たち ゆれる生き方」と題して女性をテーマにしていて興味深く見ています。(放送は首都圏限定かも。)
経済的な安定を求めて婚活に励む女性がいる一方、男性は余裕がないと結婚を敬遠しているという数字。男性も女性も、一緒に住んだほうが楽だと思わないのかなぁ、という疑問がわきました。私は今パラサイトシングルしてますが、もし一人暮らしだったら絶対一人で暮らすより二人で暮らしたほうが経済的には楽だと思います。一人暮らししてた時、家賃も光熱費も食費も一人ってなんて無駄が多いんだろうと散々思いましたから。まー、それが結婚、という形に結びつかないなら、今後は共同生活みたいなスタイルが日本でも確立していくのかな…。すでにシェアハウスとか増えてるみたいだけど…。
あと、ある派遣社員の女性が、職場で正社員の女性が育児休暇を取るのを見て嫉妬した…というエピソードは、正直だと思いました。彼女は、その3人目の子供の育休をとった正社員の女性に対して、「その正社員の席を譲れ」と心の中で思ったそうです。
基本的に、派遣社員に育休はありません(※)。子どもができたら辞めることになると思います。もし、その派遣の女性が正社員の女性と変わらぬ仕事をこなしているなら、いろいろな点において嫉妬するのも仕方ないと思うし、私がその立場でもそう思うかも。労働環境において、同一賃金同一労働だけでなく、同待遇もしかるべき形なのかもしれません。
さらに今朝は、育児休職を経て復職する女性の不安も取り上げられてました。育休が取りずらい職場だったそうですが、辞めたら再び正社員として再就職するのは難しいと考え、育休取得に踏み切ったそうです。
思うに…辞めたら再就職が難しい、っていう社会が厳しいのよね。だから正社員の人はしがみつくだろうし、派遣社員の人は辞めざるを得ないという不平等が出る。日本の会社ってなんでこう、入口が狭いのかしら。会社にしてみたって、育休の人は戻ってくるのだから、その席を確保しておかないといけないし、その負担を周囲に与えてしまう。独身や子供がいない人が、子どもを持つ人の負担を負い、非正規雇用の人たちは子どもができてもその待遇を受けられない。少子化を危ぶむなら、会社や個人や非正規雇用の人たちが負担を負うのではなく、社会全体で支える仕組みが必要でしょ…。
今日はネットのダイヤモンドの記事でも、共働き夫婦で女性の家事負担が重いという記事を見ました。下記は家事労働時間。
総務省の調べ:
3歳未満の子ども有→夫30分、妻3時間4分
子ども無→夫25分、妻3時間3分
これ、事実なら酷い差(笑)。
男性も大変かもしれないけど、やっぱり女性って大変。
※訂正:派遣社員にも育休はあるそうです。同一の派遣元に一年以上雇用されているのが条件らしいです。しかし派遣先が決まらないと仕事がないでしょうから…いったいどういう仕組みなのかよくわかりません・・・。(調べきれずすみません。)