映画「フラガール」
「フラガール」を観ました。姉がTV放送を録画したDVDを貸してくれました。
脚本とか、構成とか、役者とかキャラクターとか、きっちり無駄なくよく出来てるなぁというのが素直な感想です。泣いて、笑って、すっきり…みたいな。間違いなく面白くて、興行的にうまくいったのはよくわかるのですが、映画は観た後にもんもんと考え込みたいタイプの人(私)には物足りなさも残る作品です。
どこまでがフィクションで、どこまでが事実かわからないのもあって、この「ハワイアンズ」ストーリーをドキュメンタリーでも見てみたくなりました。炭鉱会社の社長の炭坑からハワイという大きなビジネス・ジャッジのシーンをちらっとでも見てみたかったです。(ストーリーの本筋とズレるか。)
泣きどころは各所用意されてるのですが、個人的にきゅん(笑)となったのは、写真撮影の時に紀美子が小さく「ありがとう」とつぶやくシーン。その後の数々の騒々しい感動シーンより、この小さな「ありがとう」が何より心に残りました。
役者さんでは、松雪泰子の踊りが素敵でした。蒼井優もよかったけど、お母さんと和解する踊りのシーンが、松雪泰子のそれと比べてしまってちょっとつらかったです。
ハワイアンズは1月に行って、ちょっと子供連れでもないと楽しくないかもと思いましたが、後から会社の人から「ゴルフやる人にも楽しい」と聞きました。しばらく行く予定はないですが、この映画を見て、影ながら応援しようと思いました。