夢と仕事とお金についてのセミナー
ライフネットの岩瀬大輔さん、マネックスの内藤さん、そして日本リーディング総合法務事務所早川周作さんのセミナーを聞いてきました。この頃内藤さんの執筆活動での活躍がめざましいなぁと気になってて、さらにライフネットの岩瀬さんを一度生で見てみたいという思いがあり、申し込みました。
各人30分の講演の後、30分のパネルディスカッション、全体で2時間というコンパクトなセミナーだったのですが、非常にテンポよく内容も濃くて良いセミナーでした。最初から最後まで集中力切れることなく拝聴し、気になる言葉を片っ端からメモしたらミニメモ帳に10ページにもなりました。変な本を読むよりずっーと充実した2時間でした。
全部書き出すとボリュームがあるので、気になった内容をピックアップします。(聞き間違いなどはご容赦ください。)
まず最初はネット生保を立ち上げた岩瀬大輔さんのお話。留学時代から起業するまでのお話がメインでした。ハーバードでは、ベンチャーが成功する3つの要素について次のように言われていたそうです。1)市場が大きい、2)非効率や矛盾がある、3)変化がありソリューションが提供できる。そして岩瀬さんが起業した生保業界はまさにこの3つの条件がそろっていたそうです。起業するまでの資金集め、免許の取得、人材集めについては、共感できる物語をつくることがキーになったとのことでした。
続いてマネックスの内藤さん。以前から何度かセミナーでお話を聞いており、著書も何冊か読みました。冒頭はマネックス創業当時の話で、松本さんと4人で起業するまでのエピソードだったのですが、初めて聞いた話だったので興味深かったです。キャリアを捨てたベンチャーの起業は、「やらない後悔をしたくない」という思いが強かったそうです。その後は本業の(?)投資レクチャー。大事なのは途中でやめず、一番になれなくても完走することだというコメントが印象的でした。行動経済学では、リターンが高い人は几帳面で勉強熱心な人が多いという話もありました。
最後に早川さん。夢についてのお話がいくつか。今、目の前にある仕事に全力投球できない人はどこに行ってもうまくいかない、という話が印象的でした。
その後はパネルディスカッションでしたが、半分以上は会場との質疑応答になりました。いくつか心に残ったコメントは以下です。
早川さん
・夢のない人は夢を持っている人を応援しては
・(即断するには)精一杯やったら信じられる
・目先のものに力を注げば、自分の勘を信じられるようになる
内藤さん
・ものを書くのは苦にならない
・おしりが決まってる朝型がいい
・朝は15分単位で行動する
岩瀬さん
・(行動を)仕組化する
(水曜日は20時までに帰る、と決めたらスケジュールにすべて入れる)
・第三者が関わる締め切りを作る
・人と差がつくのは頭の差ではなく行動力の差
・一歩踏み出せるか、そして続ける力
内藤さんの話はこれまでの講演や本の内容、最近のネット寄稿の内容ととかぶるので新鮮さはなかったのですが、改めて本人の上手なトークで聞くとすっと入ってくる感じがしました。
岩瀬さんの人との差がつくのは行動力、という言葉には背中を押されました。
私は起業したいとか、出世したいとか、いわゆるビジネスでの成功にはそれほど興味ありませんが、誰でもそうであるように、自分が自分であることに満足できる人生は送りたいなと思っています。
夢という言葉は漠然としてますが、それでも何かの目標をもち、一歩踏み出すことの大切さを改めて思いました。