WEDGE 8月号

   

WEDGE 8月号。「日本が後進国に?ロボット産業の飛躍を阻む壁」ですって!

見開き2ページ、全4ページのこの記事の趣旨は、法整備などの遅れで生活支援ロボットの製品/サービス化が日本は遅れているということ。


いくつか例が出てるのですが、びっくりしたのが九州大学、東京大学、日立が共同開発した手術支援システムの例。MRで体内を見ながら手術できるこのロボ、素晴らしいと評価されながらも、事故によるブランドイメージへの影響を恐れる企業の思惑に加え、法律の問題で製品化が進まないとか。これじゃあ・・・なんのために開発したんだか(笑)。国立大学の研究って税金じゃないの??

その一方で自社できちんとリスクを取って事業化に邁進してる例がサイバーダインのHAL。しかしやはり法律の壁があるそうで、先日サイバーダインスタジオに行ったとき、係りのお兄さんも今秋始める予定だったあるサービスが法律の都合でロンチが遅れたという話をしてました。

そのほか、企業の自社製品に対する安全基準の高さ、国の支援体制が足りない、といったことが問題として挙げられています。PL法の問題は難しいよねぇ。怪我したら企業だけじゃなくてロボットのイメージも悪くなるし。

まとめとしては、国もどうやら頑張ってるようなのですが、いかんせんスピードが遅くて海外勢に劣っているのが現状のようです。このままほっておけば、表題のように「後進国」になる危険性があるわけです。

日本って、作る人たちはがんばってるのに、政治とか、マーケティングとか、周辺の力が弱いんじゃないかと思いました。ネゴシエーション下手そうだし。優れた技術がたくさんあるんだろうから、規格とか、イニシアチブを取ってもらわないともったいない!

自動車、家電の次。
次世代産業育成のためにも頑張ってほしいです。

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