「お手伝いロボットプロジェクト予選」に行ってきました
ROBO-ONEの「お手伝いロボットプロジェクト」(通称:おてぷ?)に行ってきました。会場は川崎市産業振興会館。「お手伝いロボットプロジェクト」はその名のとおり、人間の生活を手伝ってくれるロボット技術の競技で、今日は予選として「卵つかみ競争」、「Tシャツたたみ競争」、「30分耐久レース」の3つが行われました。
「卵つかみ」と「Tシャツたたみ」は、それぞれ二足歩行ロボットが卵をつかんで卵立てに入れる、Tシャツを取り出して畳んでしまう、という競技です。操縦者がロボットを見て操作してはいけないのが特徴。ロボットに搭載されたカメラやセンサを通して、PCからコントロールするのです。これが非常に大変そうでした。しかしそれぞれの工夫で遠隔操作が成功するとわくわくします。ちなみに「卵つかみ」の卵は当初生卵を予定していたそうですが、参加者などの希望から固ゆで卵になったそうです。が、午前の競技では何の手違いか、それが半熟卵だったことが判明(笑)。落ちた卵がぐっしゃり・・・。
一方「30分耐久レース」は、ロボットが30分間ひたすらコースを走り続ける過酷な競技。別フロア会場で行われ、カメラを通して時々その模様が中継されてました。具体的な競技の様子はわかりませんでしたが、2会場同時並行はなかなか面白かったです。
さてさて、何体か拝見したロボットについて感想。残念ながら途中で帰ってしまったので、半分くらいしか見ておりませんし、全部は感想書いてません。ごめんなさい。
Aero-Blue:
トップバッターだったAero-Blue。ロボットの様子を見ている人は競技中、操縦者とコンタクトを取ってはいけないのですが、サインらしきものを送っていたとかなんとか色々注意されておりました。でも、写真を見ると、なんだか卵もTシャツもすごく上手に移してるみたに見えますね。
くまたろう:
バンダイのネットタンサーを背負ったクマのロボットくまたろう。ネットタンサーとはカメラを搭載していてPCから遠隔操作できるロボットです。ビジュアルはくまたろうが主役ですが、カメラと操作の主役はネットタンサー。最後、くまたろうがネットタンサーの腕に挟まれて襲撃されているようなすごい絵になりました。
アリモプレナ:
「うし君」の本名が「アリモプレナ」なのでしょうか。とにかくわんだほーで見た「うし君」でした。歩行もさることながら、卵つかみのテクニックがスムーズで、安心して見ていられる素晴らしさ。操作方法もユニークで、マスタースレーブ方式。操縦席にはプチうし君がいて、それを動かすと本うし君が同じ動きをします。操作が直感的でわかりやすのかな。
クロムキッド:
黄緑のメカメカしてたクロムキッドが子供になっている!うーん。まさにキッド。シャツから出てる腕に名残があったので、彼はこのプロジェクトのために人間の子供に変身したかのようでした。面白かったのが卵つかみの手の動き。卵のかごに手をぐわっと入れて、ぐわっし、ぐわっし、とお米を研ぐように手をまわすのです。それで手のひらに卵を入れてるみたい。妙に人間くさい動きがリアルで面白かったです。
作業用オートモ:
出てきたときにその小ささに驚きました。今回のロボットはどれも大きいものばかりだったのですが、作業用オートモは一回り小さくてとてもスマートに見えました。それだけで仕事ができそうな印象が(笑)。見た目の印象も大事だなぁ、と。卵とTシャツは残念ながら掴めそうで掴めませんでした。卵はいけそうに見えたけど。
トコトコ丸:
残念ながら歩行に問題があり、卵もTシャツも作業する机にたどり着けない状態で終わってしまったのですが、競技後にデモがよかったです。手の動きが滑らかで正確。卵はつかんだ後、きちんと手の中にあるか確認してからしっかり持ち直し、卵立てに移してました。Tシャツはぶんぶん横投げしているみたいでしたが、他のロボットはつかむのも難しそうでしたしね。
・・・そんな感じです。興味深いけど、エンターテインメント性は低い大会でしたねぇ。連れの小学生が途中から爆睡してしまい、休憩中に帰宅しました。お子さんをモデルにしたというMARU Familyさんのロボットが見られず残念。Tシャツを畳めたチームはあったのでしょうか。私がみた範囲では、せいぜいバケツのTシャツを籠にほうり投げてるのが精一杯だったようですが。
9月に行われる決勝は「ファッションショー」と「お買い物」だとかで、また違う競技ですが、楽しみです。都合が合えば是非行こうと思ってます。
最後に、ぶれぶれの動画が少しあるのでYouTubeにアップしました。興味のある方はどうぞ。(※動画は予告無く削除することがあります。)
http://jp.youtube.com/andonoblog