映画「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」
日付が変わってしまいましたが、初日の今日(17日)、「超劇場版 ケロロ軍曹2」を甥っ子と観て来ましたー。傍から見たら子供を映画に連れてきた保護者のように見えると思いますが、前売り券を買ったおばさんが甥っ子に付き合ってもらったというのが事実です(笑)。
さて、映画の感想。
簡単に言うと、「ファンなら見ておきましょう~」という感じです。
正直なところ、すごくいい作品でもないと思ったので、ケロロ軍曹が好きなら映画もチェックしましょうね、というくらいのお勧め度です。
以下、多少のネタバレ含みます。
まずストーリーですが、プリンセスを探すマロン星人メール&マールに夏美が誘拐され、みんなが救出に向かう・・・という筋。深海でたった二人で暮らす孤独なメール&マール。夏美の迷子になった子供時代の思い出。この二つの共通した「寂しさ」という感情をクロスさせ、編み上げたようなお話です。
メールと夏美の深海散歩のシーンや、夏美の思い出に関わるシーンなど、重要なところは絵も音楽もきれいでした。前者は結構じーんときたよ。深海という舞台をよく活かしてたシーンだったと思います。
ただ、全体としてなんとなく物足りない。話の筋や設定に新鮮味がないことも然ることながら、各キャラクターの毎度のドタバタも、どことなくアクがないというか、面白みが足りない。(タママの登場シーン少なかったー。)
メインに至るまでの周囲のストーリー展開が少しわかりづらいし、テンポもいいんだか悪いんだか微妙なんです。
最近お気に入りの冬樹くんがあんまり活躍しなかったのも個人的に不満。ケロロ小隊の次に重要なキャラなのに。軍曹を自転車に乗せて走るシーンはかわいかったけどね。(あれ、E.T.へのオマージュだよね?)
以上、子供が見るには十分見ごたえがあったかもしれません。でもケロロ軍曹は大人のファンも多いし、テレビで1stシーズン、2ndシーズンの終わりのストーリーの方がずっといい仕上がりなので、やっぱり物足りないかな。
あ、ちなみに同時上映の「ちびケロ」は本当につまらなかった。甥っ子もつまらないと言ってた。うーん。こっちももう少しどうにかならなかったのかねぇ。
※写真は先着順の入場者プレゼント。60万個用意してるらしい。