映画「ホテル・ルワンダ」

   

ネタがないので先日見たDVDの感想を。

「ホテル・ルワンダ」は、1994年アフリカ・ルワンダ紛争下で高級ホテル副支配人ポールが1268人もの命を救った話です。家族を守ろうとしたポールが、やがて多くの避難民をホテルに匿い、自らの命を懸けて彼らを守りとおします。

この映画の最大の魅力は、このエピソードを映画化したということ自体だと思います。こんな悲惨な歴史的事件に自分自身が無関心だったことが悲しくなりました。世界がルワンダに無関心であることを皮肉った描写もあり、その事実に辛くなります。

また、ポールの偉業について、ルワンダ紛争という歴史的事件についてなど、物語にはいくつか見方があると思うのですが、私はポールとタチアナの夫婦愛に一番心打たれました。家族愛を核にして、強い夫婦の絆が最初から最後まで途切れることなく描かれているのです。

ただ、残念ながら映画としては物足りないと感じました。役者、構図、展開、音楽・・・どこかシンプルで、目新しさが感じられない。一層のこと中途半端な演出はすべてやめて、ドキュメンタリータッチに淡々と見せてもらった方が個人的には好みだったかな。

でも、一度観てみるべき作品だったと思います。

「ルワンダ紛争」のWikiの解説はこちら

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