映画「エンロン」

   

豊洲のららぽーとで「エンロン」を観てきました。

もともとドキュメンタリー好き、Nスペ大好きな私にはまさに"ツボ"なテーマ。しかもこの事件のことを知りたいと思いつつ、難しいという気構えからきっかけを失ってたので、このような作品が日本で上映されて嬉しいです。

さて、観たいと思いつつ、やはり「わからないのではないか」という心配はありました。簿記3級を取るのも大変だった会計オンチの私が、こんな会計カラクリの大事件ドキュメンタリーを理解できるのか(笑)。しかし予習をするような殊勝な性格ではないので、結局ぶっつけ本番で観てきました。

観た感想としては、素直に、かつ興味深く鑑賞できる秀逸なドキュメンタリー作品だったと思います。正直わからないところもありましたが、企業詐欺のカラクリの話より、もっと人間の心理や行動にスポットをあてた内容と構成になってるので、この事件に興味を持っている人なら誰でも面白いと思えるのではないでしょうか。

実際に起きた大規模な事件なので、当然迫力はあるし、事件を告発したエンロンの幹部の話や、雑誌記者インタビューなど、実際の映像にはすっごくドキドキします。これは創作映画にはない、ドキュメンタリーならではのドキドキです。

ただ、全体的にテンポが良すぎるのはキツかった。。画面の切り替え、話の切り替え、すべてが早すぎる!・・・ただでさえ当時のアメリカの政治・経済・社会について疎い私に、一つ一つ重要な事象をぽんぽん流されてしまうと、ついていくのが大変。

エンロンが破綻した2001年にはすでに私もいい大人だったのですが、いまさらこの事件のことを知るなんてちょっと恥ずかしいです。機会があれば、あと2回くらいは見直したい作品かも。今度はもうちょっと勉強してからね。

 おススメ度:★★★★☆

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