映画「悪人」

   

映画「悪人」。モントリオール世界映画祭で深津絵里が最優秀女優賞し、にわかに話題になりつつあったので観てきました。

残念ながらイマイチだったなー…。

何が失敗って、肝心な二人が惹かれあう部分の描写が足りなすぎると思う。お互い心に足りないものを埋め合うように求めたと思うのですが、その後の展開を考えると、説得力が足りなすぎました。あそこはもう少し丁寧に描かないと…。おかげでその後しらけた気分がしばらく続きました。

後半に向かってそれなりに複雑な盛り上がりを見せるのですが、結局、祐一の気持ちも光代の気持ちも理解できないまま終わりました。

一体何なんだろう…。
被害者と加害者、それぞれの家族の描写にも時間を割いてましたが、何か物足りない。恐らく、ストーリー自体はすごく新しいものじゃないのでプラスで何かを描かないとつまらないのに、それが無いんだと思う。映画館でテレビドラマを観ているような気分…。

ちなみに深津絵里の演技はうまいけど、賞を取るくらいすごいとは思わなかったです。何気に満島ひかり(被害者)の演技が良かった気がする。

あと、そもそもこの役に妻夫木聡と深津絵里が適役だったか疑問です。妻夫木聡は、内なる優しさの演技は良いのですが、粗暴さが足りなかったと思うし、深津絵里は母性が足りないというか…。二人のラブシーンも好きじゃないです。(嗚呼)

残念でした。
長崎の五島の灯台はきれいだったなぁ。いつか行ってみたいです。

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