モダンアートで美術館行脚
今日も今日はで行脚。今日はモダンアート行脚!
(→私は「行脚(あんぎゃ)」という音が好き。)
10:30過ぎ 国立新美術館 in 六本木
一年に一度のお楽しみ「文化庁メディア芸術祭」へ!会場が写真美術館から国立新美術館に変更になり、ぷりぷりしてたら案の定異常なくらい方向音痴な私は迷子に。ミッドタウンまでたどり着いて、すぐそこにあるというのに裏に回ってしまってぐるぐる。フェンスを越えたら入れる!というところまでたどり着いたのですが、警備員が。いや、、警備員がいなくてもフェンスは越えないけど。
動画部門を堪能。というか、毎回動画をじっくり見るがために疲れて他の作品が見られないというミス(?)を犯していて、今年も同じことになりました。だがしかし、坂元友介さんの作品はやはり素晴らしい。「蒲公英の姉」、広く暗い部屋で、一人で見て思いっきり感じて泣いてみたい。他にも心惹かれる作品にたくさん出会えましたが、この記事では割愛。パンフレットも買ったし、時間があれば別記事におこします。(ロボットもいたしね!)
14時には出ようと思ったのですが、15時くらいになりました。ランチ抜きで倒れそうだったので、恵比寿でとろうと思ったランチをミッドタウンですませました。がっついてカレーのセットにケーキまで食べたら気持ち悪くなった・・・。
16:00ごろ 東京都写真美術館 in 恵比寿
もうすぐ会期が終わってしまう「スティル/アライブ」と、もう一度見たいと思っていた「文学の触覚」を見に恵比寿の写真美術館に移動。
さらにチケットがあったので、上の階から順番にみようと、3Fの「土田ヒロミのニッポン」もみました。二度目。・・・2000年代の写真を見ていて、失われた時間を嘆くより、今の時間をしっかり生きなくては、と恐らく作品のテーマとは違う思いがむくむく湧いてきました。自分の顔写真を定点で何年も撮り続けて並べたセルフポートレートも、どこか勝手にそんな思いにとらわれる作品でした。
2Fの「スティル/アライブ」は30代の若い作家4人のグループ展。最初の伊瀬聖子さんの「Swimming in Qualia(スイミング・イン・クオリア)」にうっとり。前と右の壁に大きく映し出される映像を、音楽を聴きながら鑑賞する作品。色やテンポや構造や明るさなどなど、気持ちを流れに乗せるとなんとも気持ちがよかったです。眠って倒れそうでした。続く屋代敏博さんの回転回もユニークでした。構図と色使いも好き。
そして地下一階の「文学の触覚」へ。前回故障中で見られなかった「7つの質問」がなかなか不気味でよかったです。あの写真美術館で何度も見ているモルフォタワーのコラボ作品だったとは・・・。(モルフォタワーは磁性流体という磁力に反応する液体を使ったタワー型のオブジェ。模様が変化します。)「情報を降らせるインターフェース」も、二度目ながらも感動。この技術はいろんな表現に応用できる気がするなぁ。
以上、駆け足に写真美術館鑑賞終了。
そんなこんなで帰宅。
なんだか今日は、若い人の作品をたくさんみたせいか、アートと商業的なものとの違いを改めて感じたなぁ。アートめぐりは気力、体力ともに激しく消耗します。帰りの電車で乗り過ごしてしまいました。