バスの中のプチ修羅場
今日の帰り、珍しくバスに乗ったら、ちょっとしたもめごとがありました。途中からベビーカーに子供をのせた親子が3組くらい乗ってきたのですが、そのうちの一人の子供が延々と大音量で泣き続けてたのです。
私はぼんやりしてて気に留めてなかったのですが、前の方に座っていた30代くらいの女性が突然「なんとかならないんですか!」とキレて怒鳴ったのです。お母さんも軽く逆ギレして「どうにもならないんです!」と返したのですが、「頭がガンガン痛いんです!」と女性も負けません。しかし後ろのほうに座っていたおじさんが「仕方ないじゃないか!」と母親の味方をし、さらに別のおばさんも「あなたが降りればいいじゃないですか!」と援護射撃。
細かいやりとりは聞き取れませんでしたが、怒った女性が劣勢になったまま、かなり気まずい空気が車内に流れました。その後席が空いて母親は子供を抱いてあやしましたがやっぱり泣き通し。そのうち親子もその女性も援護射撃の人たちも一斉に同じバス停で降りたのですが、母親は周囲の人にお詫びとお礼を行って降りて行きました。
なんだかよくある話だなーと思って、傍観者なりに全員の気持ちを考えました。私としては基本、子供が泣くのは仕方ないので親子の味方なのですが、周囲がこぞって母親の味方をしたので怒った女性も少しかわいそうになったのです。本当に気分が悪くて耐えられず、怒ってしまったのかもしれないし。その人が体が弱そうな人だったら周囲の態度も変わったのかなと。
ただ、やっぱり泣く子がどうにもならないことはあるし、都会のど真ん中で電車やタクシーなど他の交通手段がある中で、あえてお年寄りや子供が多いバスに乗ったのだから、ある程度この状況を覚悟する必要はあるかなと思います。当事者じゃなかったので、寛容さとか優しさとかそういう情緒的なことだけじゃなくて、多少ロジカルに考えてしましました。