3歳までの子ども用品の処分方法
子どもに関する物はやたら増えるのに、使える期間が短い。
…そんな話は出産前から聞いていましたが、実際に一人育児でもその現実を目の当たりにしています。
今住んでいるマンションは二人暮らしを想定して借りたので、増え続ける物を許容するスペースはありません。ただでさえ狭いのに、やや物置エリアになってしまっている場所もあり、見苦しい限りです。
片付けは得意な方ではありませんが、定期的な処分を心がけており、これまでどんな処分をしてきたかまとめてみました。
下に行くほど、私が良いな、と思った処分方法です。
人にあげる(もらってもらう)
年が近いお子さんがいる知り合いに譲る、というのはよくあることだと思います。ただ、私の場合は高齢出産で友人に該当する人はいませんでした。
また、私自身、あまり人に育児用品をもらうのは好きではありません。自分なりに選んで納得したものを買う傾向があり、それを譲ってもらえるなら嬉しいのですが、そういうケースは稀でした。
なので、声がけをするのは逆に迷惑だと思ってしまい、積極手に自分から物をもらってもらう声がけはしていません。
ちなみにこれまでに、特定の人にゆずったのはバンボと絵本くらい。それも、事前に譲れるものをリストで送って、欲しい物があったらどうぞ、と相手に選択してもらい、無理にもらってもらわないように気を使いました。
フリマアプリ
育児用品の売買の定番かな、と思います。私も、売ったり買ったり、どちらも随分お世話になっています。
デメリットは、値段がつくような物しか売れないこと。洋服は高い値段をつけたら売れないし、送料がかかるようなかさ張る物は高いものでないと大した利益になりません。
手間ヒマ考えると、処分(売る)に関しては範囲が限定されると感じています。
また、売ったものを高額転売されたことがあり、いい気持ちがしなかったので、転売できそうな物はむしろ売らないことにしました。
お金だけでなく、誰かに使ってもらいたい、という気持ちもあるなら、フリマアプリでなくても良いと思っています。
保育園に寄付
通っている保育園に、絵本と遊具を寄付させてもらいました。これは保育園によりますし、もちろん事前相談の上です。
娘が通う保育園は絵本の寄付はもともと積極的に受け付けていました。ただ、0才児クラスがない園なので、0−1歳の絵本は迷惑かと思い、事前に相談。
すると、1才児クラスでも早生まれの子もいるし、外国人家族のお子さんは少し低月齢向けの本のほうがよいとのことで、快く受け入れてもらえました。
また、私が室内滑り台を勢いで買ってしまったのですが、狭い部屋で持て余してしまい、園に相談したら、こちらももらってもらえました。入園したての1才児クラスでは、まだ公園のすべり台が難しい子もいて、そういったお子さんも安心して遊べたようです。
園で寄付した絵本を見かけたり、子どもたちが滑り台で遊んでいる写真を見かけると嬉しくなります。
児童館に寄付
おもちゃを児童館に寄付としてもらってもらいました。
保育園への寄付という選択肢もあると思いますが、娘の通う園はキャラクター物を原則禁止にしています。なので、アンパンマンやらなんやらのおもちゃはNGなのです。
なので、保育園にもらってもらえなさそうなおもちゃは児童館に寄付しました。
児童館には0歳の頃からお世話になっており、以前から寄付らしきおもちゃがいっぱいあることを認識していました。
ホームページには寄付に関する記載がないので、電話で直接問い合わせ。すると、確認はさせてもらうが、持ち込みOKとのご回答。週末に該当のおもちゃを洗浄、乾燥、除菌。そして袋いっぱいのおもちゃを持ち込み、職員の方に確認いただき、すべてもらってもらえました。
遊んだ期間は短くても、思い入れがあるおもちゃもあり、これを他の子どもたちにも遊んでもらえると思うと、おもちゃにおもちゃの生を全うしてもらえる気がして、自分の気持ちが救われた気になりました。
ちなみに、娘はすでに十分なコミュニケーションが取れるので、寄付する遊ばないおもちゃを広げ、児童館に寄付する旨を事前に説明をしました。
ただ、やはり理解は不十分だったようで、後から思い出したように「(もう寄付してしまったおもちゃ)で遊ぶ!」と何度か言っていました。そんなときも「あれは児童館に寄付したから、遊びたかったら児童館に行こう」と言うと納得するようで、安心しています。
NPOに寄付
洋服、靴、かばんなどは、あるNPO法人に寄付しています。
子どもが生まれる前から、身の回りのものの処分方法の一つとしてNPOへの寄付を利用していました。
以前は他の団体に寄付をしていましたが、システム的に拭いきれない疑問があり、別の団体を探していたところ、NHKで紹介されていたある団体が良さそうだったので、現在はその団体へ寄付をしています。
子どもが小さいと、1年どころか1シーズンで洋服は着られなくなります。靴も、早い時期は3−4ヶ月でサイズアップしていました。
安い服を買って使い捨ても選択肢としてはありますが、どうしても綿100%がいいとか、靴は特定のメーカーがいいとか、私なりのこだわりがあるので、いい状態で役目を終えた服や靴たちはまとめて定期的に寄付をしています。
こちらも、他の子たちに使ってもらえると思うとありがたいです。
捨てる
最後は「捨てる」です。
ここまで、売買や寄付について書いてきましたが、当然のことながらすべて状態がいいものです。知人への譲渡やメルカリで売ることはもちろん、寄付に関しても、他の人がもらって汚いと思ったり、すぐにゴミになってしまうような物は、そもそも捨てるべき物なのだと思います。
わが家でよく捨てるのは、おもちゃです。
買ったり、プレゼントでもらったりした高くて長く使うおもちゃもありますが、ガチャガチャ、お子様ランチのおまけ、100均のおもちゃなども家にあふれています。
おもちゃを置ける場所は物理的に限られているので、定期的に夫と二人で選別して捨てています。
難しいのは、本人への確認です。
うちは、おもちゃにこだわりがあるのかないのか微妙なラインで、大人から見て絶対遊んでいないおもちゃも、捨てて良いと言う場合と、ダメという場合があり、そのポイントがわかりません。
なので、本人に確認すると進まないケースがあるのですが、かと言って勝手に捨てるのはかわいそうな年齢になったとも思うのです。
捨てる、捨てないに限らず、片付けや、物に対する関心みたいなものはこれからしつけ、教育といった側面になってくるのかというところです。
そんなコミュニケーションをとりながら、うまく「捨てて」いけたらと思っています。
まとめ
増え続ける子どもの物の処分方法についてご紹介しました。
- 人にあげる(もらってもらう)
- フリマアプリ
- 保育園に寄付
- 児童館に寄付
- NPOに寄付
- 捨てる
子どもの物は、使用期間が短いだけでなく、思い入れもあって処分が難しいです。
そんな中で、また誰かに使ってもらえるという寄付という選択肢が、自分(親)にとっても選びやすい方法だと感じています。
高いものだと、つい買ったときの金額を思い出すこともありますが、自分が選んで買った時点で物とお金は交換済みです。フリマアプリなどで売れたらラッキー、くらいに思っていた方がよいと思っています。
子どもの成長とともに、買うものと、処分するものがまた大きく変化していきそうです。うまく物との付き合いを考えていけたらと思っています。