「手足口病」に親子で感染……症状と経過(写真あり)
自分の子どもは何もかもがカワイイと思います。親バカ万歳です。そして、私は娘ヨーちゃんの襟足がかわいくて仕方ありません。
このチョロンとした感じがたまりません。薄毛の時期限定なので、毎日毎日後ろ姿を愛でています。
さて、娘ヨーちゃんが手足口病にかかりました。ニュースでもさんざん騒いでおりましたが、2年ごとに流行し、今年がその流行り年だそうです。乗りたくない流行に乗ってしまいました。
小さい子どもがかかるのは珍しくないのですが、今回は私にも感染し、非常にしんどい経験をしました。備忘録的に母と娘の「手足口病」経過を記録しておきたいと思います。
なお、発疹の写真を掲載しています。苦手な方はご注意ください。
Contents
母と娘の「手足口病」経過
病気の発症は娘ヨーちゃんの発熱から始まりました。ただ、最初は発熱していたか不確かで、思い返してみると「あれが始まりだったのか?」という出来事でした。
娘1~2日目
週末ことでした。真夜中、ヨーちゃんが泣きながら起きて汗だくで突進してきました。
ヨーちゃんは夜中にあまり起きない子なのに、突然泣きわめきながらハイハイで突進してきたのです。頭は汗びっちょり。かわいそうなくらい激しく泣いていましたが、抱っこしたり授乳したりしてあやしたところ、落ち着いて寝てくれました。
寝室の冷房が壊れており、部屋が夜も少し暑かったのが原因だと思い、あまり気に留めていませんでした。冒頭にも書きましたが、思い返すとあの時発熱していた可能性があります。測っていないので分かりませんでしたが……。
娘3日目
朝、ヨーちゃん38度台の微熱。元気で食欲もあったので、なんだろうと思っていたのですが、お昼前には下がりました。前の晩のこともあったので、部屋が暑くて体温が一時的に上がったのかと思いました。
そしてこの日の午前中、エアコン修理が来たので、部屋の温度は快適になりました。
ただ、夕食はあまり食べなかったです。
あと、気になる点として、よだれが多いように感じました。ひどいときは服がびしょびしょになるくらいの量でした。恐らく発症していた1週間くらい、よだれが増えるという症状が出ていたと思います。
娘4日目
元気に過ごすも、足の膝部分にぽつぽつと発疹が。虫刺されにしては多いなと思いつつも、イメージしていた手足口病よりは数が少ない気がする、という自己判断。そして他に目立つ発疹がなかったので、気にしないことにしました。
朝ごはんは完食でしたが、昼、夜はあまり食べませんでした。いつも3食わりとしっかり食べるので、食欲の低下が気になりました。
娘5日目、母1日目
相変わらず元気ですが、朝から食欲が低下気味。加えて発疹が手首、肘、肩、そしてお尻あたりに増えてきたので「これはもしや…」と思い、小児科受診を決めました。
くだった診断は、やはり「手足口病」。口の中にも、多くはないものの、水泡ができていたようです。食欲低下の原因はそこにあったようです。発熱や、まったく食べられないといった症状はなかったので、治療や薬の処方はなしでした。
そして、ここから私の発症です。地獄でした…… 。以降は私の経過の話がメインになります。
暑い中、やや遠方の小児科からヒーヒー言いながらベビーカーを押して帰ってきたところ、ヨーちゃんはすでに夢の中。
一方私は、帰宅直後から体に違和感を感じ始めていました。悪寒、倦怠感、にぶい筋肉痛……。ナニコレ、オカシイ。。えい、やー、と寝ているヨーちゃん布団に移した後、私も畳にバタンと倒れこみ、まだ午前中だというのにそのまま気を失いました。
昼頃、玄関のチャイムで起こされ、なんとか対応するものの、頭にはモヤがかかっていてふらっふら。喉も痛い。そして普通に元気なヨーちゃんは元気にお目覚め。
離乳食を用意する気力・体力は皆無。ベビーフードを食べさせるのでも精いっぱい。ただ、ヨーちゃんも元気に見えてまだ本調子ではないのか、あまり食べませんでした。(口の中が痛いのかも。)
この後、夫が帰宅するまでどう乗り切ったのかあまり覚えていません……。ソファに倒れて一人遊ぶヨーちゃんを横目で見ていましたが、一人遊びは途中で飽きてしまうので、なんどか相手をさせられました。オムツ交換や水分補給はやらずにはいられませんし。
また、ヨーちゃんの夕食は、フリーズドライの米粥や、離乳食初期に使うようなペーストをあげました。この時点でまだあまり食べなかったです。一方私はまったく食欲がなく、食べませんでした。
最後の方はヨーちゃんも泣いて怒って私の髪をひっぱったりして、ほんと、しんどかった。ちなみに熱は一度しか測っていませんが、38.9度でした。
夫の帰宅時間はいつも通りだったのですが、事前に連絡をして食事はすませてきてもらいました。そして帰宅後はヨーちゃんを一人でお風呂に入れて着替えさせて寝かしつけ、その後洗濯までやってくれました。本当に助かりました。大感謝です。
私はお風呂に入ることもできず、ずるずると夫が敷いてくれた布団に這って入り眠りに落ちました。
娘6日目、母2日目
翌朝、午前中だけ夫に在宅勤務をしてもらいました。いつでもできるわけではなく、この日の午前はたまたま会議等がなくて在宅が可能だったようです。仕事をしているので、家事は頼めなくても、いてくれるだけで心強かったです。助かった……。
私の熱は下がったようで、まだしんどさは残っていたものの、シャワーを浴びました。
そして気づいたのが、手の節の違和感。指が曲げにくい。そして、痛む。
実は前日に熱が出た際、手足口病ではなく、風邪かもしれないと勝手に思っていました。というのも、エアコンが壊れていた時に少し薄着で寝たことがあったからです。
しかしこの手の痛みで手足口病が感染したと確信しました。だんだんと赤みが増してきて、痛みが出てきました。また、持病の蕁麻疹がここぞとばかりに腰あたりに登場。抗ヒスタミン薬で抑えました。
夕方は頭痛に悩まされ、前日より家事はできたものの、夫が帰ってくる時間にはまたぐったりしていました。
一方ヨーちゃんは元気で、この日には食欲も復活してきました。3食ほぼいつもの量を食べていました。子どもは3~4日で症状が収まることが多いようなので、ヨーちゃんはすでに回復期だったのだと思われます。
娘7日目、母3日目
手の発疹の痛みが酷くなってきました。ただ、ヨーちゃんが日中よく寝てくれたので、家事はできました。
そして、主に手のひらにあった発疹は、足の裏、膝の裏、お尻にもでてきました。のどの痛み、舌の付け根にも痛みがありましたが、恐らく発疹があったのだと思います。
私の場合、手がとにかく辛かった……。ただ、大人の発症者の体験談を読むと、口にできて食事がとれない状態が最悪のようなので、それに比べれば軽症だったのかもしれません。足の裏がひどくなって歩けないのも困りますけど……。
娘8日目、母4日目
昨日がピークと信じたかった発疹が、まだ痛む状態……。
家事がとにかくつらいので、対処療法でも痛み止めがもらえないかと思い、蕁麻疹で通った皮膚科に行きました。(手足口病で皮膚科に行く人はいないかと思いますが、内科を受診しても同じだと思ったので、直近で蕁麻疹の通院歴がある皮膚科にしました。)
この日は混んでいて、2時間半も待たされてぐったりでしたが、蕁麻疹の抗ヒスタミン薬を追加でもらったのに加え、痛み止めでカロナールを処方してもらいました。まだ授乳中なので、ロキソニンは強すぎるようです。そもそも対処療法でロキソニンまで飲みたくはありませんでしたが。
手の発疹には、日常の些細な挙動も制限されます。私の場合、手のひら全体だけでなく指先にもできたのですが、痛くてペットボトルの蓋が開けられませんでした。また、自転車のカギをかけるのは拷問のようでした(笑)。
ヨーちゃんの発疹はすでに峠を越えて回復に向かっているようでした。ただ、手足口病との関連は不明なものの、前日とこの日、お腹をくだしました。
夜、夫が悪寒を訴えて早くに布団に入りましたが、翌朝一時的なものだったと分かり、かなりほっとしました。
母5日目
朝、手を握って痛みを確認し、ようやく回復してきたことを感じました。まだ痛みはあるものの、包丁を握ることができたので、朝からがつがつ離乳食の仕込みができたくらいです。
夜、お風呂上りに指の外側にできた水ぶくれ皮がむけました。第二章の始まりか! と戦々恐々としましたが、小さなものが少しだけだったので、痛みは少なかったです。
また、お尻や足の痛みは手から1日遅れで発症していましたが、鈍くて無視できる程度のもので、生活に支障はありませんでした。
ヨーちゃんは終日元気。下痢もなく、発疹はふくらんだ状態から枯れて小さなかさぶたになっており、きれいになってきました。
母6日目
多少の痛み、発疹の赤みは残るものの、ほぼ治りつつある状態。
これにて母子の「手足口病」事件は終息したと認識しました。辛かった……。
母9日目
後遺症というか、後日談。手のひら全体がガビガビです。発疹の後が乾いてカサカサになっています。また、水ぶくれになって破れたところは痛みがあります。おむつ替えの後などに手をアルコール消毒すると痛いです。水ぶくれがもっと多かったら、もっと長く苦しんだかもしれません……。
母と娘の「手足口病」症状まとめ
ヨーちゃん(娘)
- 発熱(38度くらい。微熱?)
- 発疹:手首、肘、肩、膝、足首、お尻
- 下痢(関係性は不明)
- 投薬や治療はナシ
基本的には元気でした。不機嫌な時もありましたが、元気がない、ぐったりしている、といった症状はなかったです。発疹は水ぶくれのように膨れたものと(手足)、小さなものがたくさんザラザラできる(肩とお尻)2タイプでした。痛がったり、かゆがったりする様子はなかったと思います。病院には連れて行きましたが、「手足口病です」と診断がくだっておしまいです。
私(母)
- 悪寒、倦怠感、筋肉痛、頭痛
- 発熱(39度くらい)
- 発疹:手のひら、膝の裏、足の裏、お尻、喉と舌の付け根
- 痛み止めのカロナールを2回飲んだ(効果不明)
悪寒などの後からの発熱が苦しかったです。熱が下がった後は頭痛に悩まされました。また、発疹が手のひら全体にできたことで、家事をはじめ日常のあらゆる動作に支障が出ました。その痛みは、手のひら全体にマメができている、手のひら全部をやけどした、みたいなものでした。有効な治療がないことは承知していましたが、手の痛みに耐えられず、病院で痛み止めのカロナールを処方してもらいました。
親子感染して思ったこと
親子で感染症にかかるときつい……といった話はよく聞きますが、それを今回、身をもって知りました。
熱でふらっふらの中、なんとかおむつ替え、食事はこなしましたが、ヨーちゃんは元気だったので寝てくれるわけでもなく、それ以外の相手がほとんど無理でした。
倒れている私に、すがるように(相手しろと)泣きながらよじ登ってくるヨーちゃんの姿が切なかったです。
今回は幸い夫が感染せずに元気だったので、フォローしてもらえましたが、もし家族全員体調不良になった場合、シッターさんの利用はありかもしれないと思いました。子どもの面倒を見てもらえるだけでもだいぶ助かると思います。
今後仕事をすることになった場合にも備えて、病児保育を真剣に検討しています。(東京だとサービスの選択肢がわりと多いようですが、現時点で高額の入会金を払ってどこかの会員になるつもりはないので、何かあった際は登録不要のスポットでお願いできるところを試したいと思っています。)
あとは、自身の健康管理の大切さを痛感しています。今回の場合、私に抗体がなかったので感染は避けられなかったように思いますが、それでももう少し体力があればここまで苦しまなくて済んだのかなと……。
高齢育児の厳しさを感じていますが、逆にこれを機会に健康に気を付けるようになりそうです。