さようなら、シンガポール生活。本帰国しました
先月、シンガポール生活を終えて日本に本帰国いたしました。
書き終えてないシンガポール・ネタが山盛りでして、本帰国したことはしばらく伏せてシンガポール記事の配信を企んでおりましたが、忙しすぎて一か月も更新が滞ってしまい、降参して近況報告を先にすることにしました。
本帰国は前後一か月が忙しい
本帰国の大変さはご家庭によって異なると思いますが、やはり前後一か月が忙しいのではと思います。出国前は引っ越しや思い出づくりに忙しいし、帰国したら帰国したで新生活の準備に追われます。
出国前は、2年超の生活で思いのほか増えていた物をひたすら処分しました。シンガポールは日本に比べ、とにかく物の処分が楽です。それが良いかどうかは別として。。なので、「持って帰る」より「処分する」ことを優先しました。物を捨てるのが苦手な私は、だいぶ気持ちをすり減らした一か月でした。
そして帰国後。わが家は賃貸生活なので、帰国後はすぐに部屋を探し始めました。しかし、なかなか理想の物件に出会えず、部屋探しは難航。さらに、部屋が決まったら決まったで、出国前にだいぶ処分してしまった家具家電を揃えるのに大忙し。そしてそれが落ち着いた頃にシンガポールから船便が届き、部屋に一気に物があふれて呆然としています(←いまココ)。
加えて夫リサは日本での仕事が始まっているし、私も私で仕事探しやら病院通いで予定が埋まることが多く、まだ本帰国の後遺症が抜けない慌ただしい状況が続いています。
日本帰国を楽しむ
なんて、忙しいと言いつつも、合間合間に本帰国を楽しんでいます。
披露宴をしたレストランに、久しぶりに訪れました。偶然、挙式と披露宴の担当者の方がお店におり、しかも私たちのことを覚えてくださっていて、盛り上がりました。さらにアニバーサリープレートまでご馳走になりました。こじんまりした静かなお店なのですが、ゆったりとした時間を過ごし、二人で思い出に浸りました。
リサ家一家が来京し、一泊二日の東京観光を楽しみました。スカイツリーの展望エリアに初めて行ったのですが、眺望が素晴らしく、思っていた以上に楽しめました。また、リサ方の姪っ子ちゃんがすっかり大きくなっており、たくさんおしゃべりできたのが、おじさん&おばさんにとって嬉しい出来事でした。
ディズニーランドにも行きました。修学旅行生の多さに驚きましたが、前回より外国人は少なかったです。寒いから?
野田琺瑯の地域還元セールに行ってきました。琺瑯はシンガポール生活だとすぐに割りそうだったので、日本に帰国したら買いたいと思っていたのです。そんな折、姉から砂町銀座で野田琺瑯のセールがあるとの情報が寄せられたのでした。砂町銀座に行くのは初めてで、思っていたより遠かったうえに2時間寒空で行列したのはこたえました……。でも、B級品ながらだいぶ安く買えて満足です。
リサと二人でよく居座っていたカフェに、2年以上ぶりに行ってきました。個人のお店なので、閉店してないか心配しつつ覗いてきたのですが、無事営業していました。オーナーの趣味全開のハイセンスなこのカフェ。相変わらず隙のないお洒落ぶりでした。オーナーさんが私たちの顔を覚えていてくれていたことに感激しました。
そのほか、シンガポールでは我慢していたうな重やら寿司やらを実家でご馳走になったり、外ではおいしいタイ料理にお店を見つけたりと、食生活がとても豊かになりました。ジャンクフードも日本の方が口に合います。リサは帰国直後から吉野家に何度も行っていたし、私は私でこちらのマックがおいしくて、何度かマックに通ってしまいました。
あっという間に馴染んだ日本の生活
2年の海外生活というのが長いのか短いのかはわかりませんが、日本の生活にはあっという間に馴染みました。
私がシンガポール生活をそれほど愛してなかった(笑)ことは、このブログではそこそこ明らかにしていましたが、本帰国してこの国に生活基盤を戻しつつある今、やはり日本の生活の方が好きということを強く自覚しています。
シンガポールの方がいいこと、優れていることはたくさんあるし、既にそれらを懐かしく思い出すこともあります。でも、いいとこどりの生活なんてできないわけですから、今は私にとって総合評価が高い母国での生活に幸せを感じています。シンガポールに住んだからこそ知った、日本のいいところ・悪いところ、全部ひっくるめてここでの生活が好きです。
日本の冬の寒さと乾燥が苦手で、この時期の本帰国に結構怯えていたリサも、時々思い出したように「やっぱり日本はいいね!」と呟いています。
シンガポール・ネタ、続けます
そんなわけで、すでに日本での生活も1か月以上になるのですが、いかんせん書き残しのシンガポールネタがたくさんあります。このブログは自分の思い出を残しておく場所でもあるので、可能な限り書き上げたいと思っています。もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。
そして、シンガポールネタが終わった後も、「シンガポールでは~」みたいな海外経験者みたいな発言を繰り返すかもしれませんが、どうぞ「シンガポールに執着してる」なんて思わず、限られた海外生活経験を自分なりに分析しようとしているのだと温かく見守っていただけたら嬉しいです。