日本一時帰国:埼玉で満開の桜、鬼平犯科帳、天然温泉

   

今回の一時国は病院での再検査および夫リサの出張に合わせて設定したもので、桜の時期を狙って決めたものではありませんでした。例年、東京の桜は3月下旬から4月上旬が見ごろで、事前の開花予想でも東京の満開は4月1日だったし、私の帰国時は満開を過ぎたころではと思っていました。

しかし、ありがたいことに間に合ったのです。やや寒い日が続いたそうで、花がもったようなのです。しかも私が到着した翌日は、お天気・気温ともに春らしい日になり、まさに桜満開で外出にも絶好のお花見日和になりました。

そんな日にちょうど姉一家が車で両親を連れての日帰り旅行を計画しており、私もそれに便乗させてもらいました。この日は本当に素晴らしく充実した一日になりました。

幸手市権現堂堤の千本桜と菜の花畑

姉一家がワゴンを借りてくれて、義兄tkさんの運転による総勢7人での日帰り家族旅行です。

最初に向かったのは「幸手市権現堂堤」。tkさんがTVで見て知った桜の名所だそうです。花見目的で遠方に行ったことがなかったので、幸手にこんな場所があるなんて全然知りませんでした。(幸手自体初めて来たかも?)

車中は女三人(母、姉、私)は一列に並んでしゃべり続け、ドライブも楽しんだのですが、目的地に近づいた時に前方を見て、仰天しました。

え、まさか、あれなの?!

さえぎるものが何もない青い空の下、横一文字にピンクの線が引かれたようになっていました。右を見ても左を見ても途切れることなく見える桜の木々。

幸手市権現堂の桜堤

幸手市権現堂の桜堤

見事な桜堤です! Wikiによれば、この堤は中川の堤防だそうで、その堤防に沿って約1,000本の桜が植えられているそうです。

指定の駐車場に車を止め、堤に向かっていきました。桜並木の間に入っていけば、どこを向いてもやさしい色で咲き誇った桜が目に入ってきて、まるで桜の花に抱かれているようでうっとりしました。

さくら祭りが開催されていて、屋台も出ていました

さくら祭りが開催されていて、屋台も出ていました

堤を越えて川の方に向かうと、今度は一面に広がった菜の花畑に出会えます。こちらも出し惜しみのない見事な広さの花畑でして、黄色い絨毯がずっと続いているかのような風景でした。

一面に広がる菜の花畑

一面に広がる菜の花畑

疲れやすい父は一人、桜の下に敷物を引いて屋台で買ったたこ焼きを食べ始めたので、彼を残して(笑)私たちはこの菜の花畑の間を散策しました。

たんぽぽを集める姪っ子

たんぽぽを集める姪っ子

暖かく、自然の美しさに囲まれて姪っ子たちも大喜び。ちびちゃんは道端のたんぽぽ集めに夢中になっていました。(手に持っているのは菜の花ではなくたんぽぽです。)

なぜかヤギがいる

なぜかヤギがいる

絵になる桜と菜の花のコントラスト

絵になる桜と菜の花のコントラスト

ふと視線を少し上げれば、堤下の菜の花畑と、堤の上に咲く桜とのコントラストがこれまた素晴らしいです。写真をどんな風に撮ってもまるでポストカードのような仕上がりに。あちこちに写真愛好家がいましたが、今日は本当にいい写真が撮れたのではと思いました。

満開の桜

満開の桜

もちろん、私たちも家族でたくさん写真を撮りました。
素晴らしいお花見でした!

鬼平江戸処 羽生パーキングエリア

幻想的な桜と菜の花のお花見を楽しみ、その余韻に浸ったまま、昼食をとるために羽生パーキングエリアに移動しました。

羽生パーキングエリア、鬼平江戸処の入り口

羽生パーキングエリア、鬼平江戸処の入り口

羽生パーキングエリアは「鬼平江戸処」という名前がついていて、鬼平犯科帳の世界で江戸の街並みを再現したコンセプト・パーキングエリアなのです。高速を使っていない人も入れるように、ちゃんと外に駐車場が用意されており、そこに車を止めて専用の入り口から入場しました。

羽生パーキングエリア、鬼平江戸処

羽生パーキングエリア、鬼平江戸処

入ったら、そこはお江戸風の街並み。飽くまでもパーキングエリアなので、全体の広さはそこそこですが、細部まで丁寧に作られていて面白かったです。

江戸の街並みを再現

江戸の街並みを再現

食事処の建物内部も江戸の街並みを再現しています。空の色も朝から夜まで色が変わる凝りっぷり。(両国の江戸東京博物館みたいです。)お店は日本橋たいめいけん、人形町の玉ひで、亀戸の船橋屋など、有名店が監修したお店が並んでいて、どれもこれも魅力的。何を食べるか迷ってしまいます。

有名店が監修するお店がたくさん

有名店が監修するお店がたくさん

私はまぐろの漬け丼を食べました

私はまぐろの漬け丼を食べました

お土産物コーナーは江戸の下町を意識したものが並んでいます。買おうかと思いましたが、いや、こりゃ東京で買えばいい(笑)と思ってやめました。

父がたべた小判クッキー付きソフトクリーム

父がたべた小判クッキー付きソフトクリーム

近年、パーキングエリアがいろいろ嗜好を凝らしているという話はよく耳にしますが、旅の途中にこんなパーキングエリアがあったらトイレ休憩も楽しいですね。

杉戸天然温泉「雅楽(うた)の湯」

最後は温泉を楽しみました。埼玉の東武動物公園近くにある杉戸天然温泉「雅楽(うた)の湯」です。

姪っ子は、下のちびちゃんもオムツを卒業済みだったので、無事一緒に入ることができました。

私は温泉はもちろん、健康ランドの類も好きです。日帰り旅行でお湯につかるのはなんとなく面倒だったのですが、この日は入って正解でした。都会の健康ランドのように人も建物もごみごみしておらず、ゆったりとした作りで、のんびりお湯を楽しめました。

露天風呂は、暑すぎず寒すぎない外気温が心地よかったです。姪っ子は二人ともお風呂が大好きだそうで、決して暴れることなく(笑)おとなしく、でも嬉しそうにお湯に浸かっていました。

入浴後は休憩スペースの畳の上でしばしダラダラ。アイスを食べたり、ジュースを飲んだり、雑誌を横になって読んだり……このまどろみの時間も温泉の楽しみの一つです。

まとめ

陽が落ちる前に帰宅し、夕食は出前ですませました。

平日だったので、車だけでなく、どこも混雑に巻き込まれることなく快適で楽しい日帰り旅行になりました。この日一日だけで日本一時帰国を満喫したと言い切れるくらいです。心から充実したと思える一日になり、両親も非常に喜んでいました。便乗させてもらって姉夫婦に感謝です。

満開の桜

満開の桜

こんなに楽しんでしまって……忙しく働いていた夫リサには申し訳ない! と思いつつ、Whatsappで桜の写真は自慢してしまいました。(あまり興味なさそうでしたが。)

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