シンガポールのロボットレストランに行ってきました。
昨日、シンガポールのロボットレストランに行ってきました。今年1月末にイーストコーストパークにオープンしたRong Heng Seafood Restaurantは、シンガポール初のロボットを給仕に雇ったレストランではと言われています。
Singapore restaurant 'hires' robot waiters
http://news.asiaone.com/news/singapore/singapore-restaurant-hires-robot-waiters
このニュースは最初に新聞で見て、ロボット好きとしてはぜひ行きたいと思い、切り抜きを大事にとってありました。イーストコーストパークのアクセスの悪さと、レストランに行きたがらない夫リサのポリシーでなかなかチャンスがありませんでしたが、昨日ようやく行くことができました。
お店はJUMBOやLONG BEACHなど、チリクラブの有名店と同じエリアにあります。しかし看板がロボットで、かなり異色(笑)。私的には心躍りますが、食欲はそそられない看板です。
看板のせいか周囲の競合のせいかはわかりませんが、お店は空いていました。お昼時で私たち含め3組。予約なしで余裕で、しかもゆったり食事ができたのはありがたかったですが、やや先行きが不安な感じではありました。(夜に繁盛していればいいのですが……)。店内は新しくて清潔感もあるし、案内された窓際の席からはビーチも臨めていい雰囲気なんですけどね。
さて、肝心のロボットですが、入り口に一体、お客様をお迎えするかのように配置されていました。電源は入っていませんでしたが、恐らくちゃんと動くものと思われます。
実際に私たちがいた時に稼働していたのはそのほかの2台で、店内奥の調理場入口に控えていました。料理が出てくるのを待っているようなたたずまいが既にカワイイです。
床にはロボットが移動するための目印がありました。床と同じ茶色でそれほど目立たないのがいいですね。
注文は人間のスタッフがとり、調理場に伝えます。そして料理が出来上がると、これまた人間のスタッフが料理をロボットに載せてスイッチオン。目印に沿って料理を載せたロボットがゆるゆると近寄ってきました。
お待たせしました~。
ってやってきたけど、隣のテーブルに止まってました。間違ってる(笑)。英語と中国語で「お皿をとってください」みたいなこと言ってました。そして再び人間のスタッフがやってきて、お皿をテーブルに載せてくれました。
ああ、想像通りでしたが、ロボットは料理を運んでくれるだけです。中華の重たいお皿を運んでくれるのは助かるかもしれませんが、ロボットの動作のフォローは人間(神の手ってやつ?)が必要で、人件費の削減にはなっていない気がします。
ロボットの導入やメンテナンスのコストを考えたら、むしろ高くついている気がします。客寄せに貢献している可能性がありますし、個人的にはこういう新しいチャレンジが大好きですけどね。
で、ロボットですが、実はもう一台いました。こちらはホビーロボットです。ハッピーバースデーの歌を歌いながらテーブルで踊ってくれます。最初お店の人が別のテーブルの子どもに見せていたのですが、私が猛烈アピールしてこちらのテーブルでも見せてもらいました(笑)。ここ最近ホビーロボットをみる機会がないのでレベル感がわからないのですが、転ぶことなく安定した動きをしてました。
最後におまけのようになってしまいますが、食事についての感想です。ロボット目的で入ったこのお店ですが、いただいたお料理はどれもとても美味しかったです。
魚介のスープ(8ドル)
揚げ豆腐(14ドル)
チャーハン(20ドル)
サービスで食後にフルーツをつけてくれました!(無料)
このほか私が梅ジュース(3ドル)を飲んで、二人で合計53ドル(税込)でした。きちんとしたレストランで美味しい食事を存分に楽しみ、しかもロボットまで見せてもらって私は大満足です。
イーストコーストパーク自体あまり行かない場所なのですが、行く機会があったらぜひまたここで食事したいと思えるお店でした。
※動画も撮ったので後日、私のロボットまみれのYouTubeにアップします。ブログからはリンクしませんが。。