映画「ベティー・ブルー インテグラル」
あぁ。勘弁してください。こういうの(涙)。
しかも今、最高に貧乏なのだから・・・。
私が一番好きな映画、それはジャン=ジャック・ベネックス監督の「ベティ・ブルー インテグラル」です。初めて見たときの、あの雷に打たれたような衝撃は今でも忘れられない。ストーリーの一連の流れを、美しい画面の一シーン一シーンを何度も自分の中で反芻して、やがて主人公二人のお互いへの深すぎる愛情に嘆息したりして。ベアトリス・ダルの狂気的な美しさに酔いつつ、ジャン=ユーグ・アングラードにもすっかりはまって彼の出演映画を観まくったりしたもんでした。
その「ベティ・・・」に、今度「ベティ・ブルー インテグラル リニューアル完全版」なるものが出るとか。一体「インテグラル」とどの程度違うのか、何が違うのかよくわからないのですが、「初回限定版」ものに弱い私は、うらめしくアマゾンの購入画面をにらんでいます。だって、「インテグラル」のDVDは既に持ってるし・・・。あまりDVDは増やしたくないのがポリシーでして。こういう商売の仕方はやめて欲しいです(涙)。
ちなみに、「ベティー・ブルー 愛と激動の日々」と「ベティー・ブルー インテグラル」は別物です。前者は公開当時、かな~りカットされたヴァージョンで、後者は後年ディレクターズ・カットで発表になったもの。「愛と激動の日々」の編集は頭にくるくらいひどかったので、これから興味があって見ようとおもう人は必ず「インテグラル」を観てください。幸い私は先に「インテグラル」を観た。逆だったらこの映画にそれほど惹かれなかったかも。
・・・しかし、嫌いな人は嫌いだろうな。こういう濃い映画。私はジャン=ジャック・ベネックス監督の映画は全部好きだけど。