本「本田宗一郎に一番叱られた男の本田語録」
本「本田宗一郎に一番叱られた男の本田語録」を読みました。なんらかの悩みを抱えてネット検索しててこの本の書評にたどり着いたのですが、今となっては何がきっかけだったか思い出せません。その時の悩みが晴れたのかわかりませんが(笑)読みやすくて面白い本でした。
本田でデザイン担当から取締役にまでなった著者が、現役時代に本田宗一郎に怒られながらも多くを学んだというエピソードの数々をまとめたものです。基本的にはいいことしか書いてないので、とにかく本田宗一郎の天才ぶりに圧倒されます。本田宗一郎に謎かけみたいな言葉や説教を飛ばされた後、その解決に奔走する著者。そしてその答えはいつも正しかった…みたいな。まぁ、あれだけの会社を作った人なのですごい人なのは間違いないし、この本を読む人もそれを期待してなんだろうけど、多少ハズしたエピソードも読んでみたかったかな。
常に考えて考える習慣を身に付けること、考え抜くことを叩き込まれ、やがて考えることが苦にならなくなり、アイディアを生み出せるようになった…というエピソードが今の私には響きました。たくさんのエピソードが紹介されているので、人によっては違うエピソードに心動かされるかもしれません。
ちなみに、二輪どころか車もよくわからない私が面白く読めたので、本田車のファンの人はもっと面白く読めそうです。基本は実際の開発エピソードです。