不動産探し(Home search)

   

金、土、と不動産探し+αをして、日曜日の昨日は仮住まいでグダグダしてました。一方で隙間時間にせっせと会社の仕事もこなす夫リサを見ていると、ほんと頭が下がります。語学も気候も町にも慣れてないということで許してください…。洗濯機もまともに使えず、扉に挟んだリサのTシャツをグネグネにしたり、グレーのパーカーを緑に染めたりしてるのも、経験値を積んでいる最中ということで…。

さて、私たちの不動産探しですが、8月の下見に続く2回目であり、今度は本番です。前回の下見で、私たちの希望に合った物件を予算内に収めるのは非常に厳しい状況は理解したのですが、それでも不動産屋さんに淡い期待を抱いて希望を明確に伝えたところ、希望と全然違うリストが下見前夜に届いてがっかりしました。。

ブログで前回の下見の不動産探しについては何も書いてませんが、シンガポールでの賃貸はHDBという公団か、コンドミニアムと呼ばれるアパートのほぼ2択です。そのほか今私たちが仮住まいしてるサービスアパートメントというホテル+アパートのようなところや、一軒家の賃貸もありますが、高かったりメンテが大変だったりで現実的ではないようです。

HDBとコンドの比較ですが、HDBは安く、一方でコンドは高いが設備がいいという感じ。しかしHDBといえど賃料が東京の2~3倍もするので、当初は夫がHDBに固執していました。不動産屋さんからもHDBは(外国人に)勧めないと言われていたのですが、とりあえず前回は1軒だけ内見(viewing)リストに加えてもらいました。また、姉のママ友ケイさんの知り合いからもHDBの紹介があり、前回の下見で2軒HDBを見る機会があったのです。

そして2軒とも古い物件だったというのもあり、正直厳しい…というのが素直な感想でした。私はトイレとシャワーの設備、窓から突き出す物干しがダメでした。夫は暗さ、壁、床がダメだったそうです。また、実際に住むと虫が出やすい、壁が薄い、水回りが脆弱、冠婚葬祭などで騒がしい…などあるようです。(飽くまでも日本人にとって、日本の生活とのギャップが大きい点かと思います。)

そんなわけで、HDBだったら10年以内という希望を出しておりました。なのに、前日に届いたリストには築30年以上のHDBが3つも…。二人ともがっくり。コンドミニアムも、私たちの条件に合うものではなく、お金がないからこんな仕打ちを受けているのかと悲しくなりました。条件無視したリストを前夜に送ってくれるなら、事前に相談してくれればいいのに。


金曜日、そのHDB3つと、コンドミニアムを2つみました。HDBに関しては1軒だけリノベーション中の物件があり、なかなかきれいで夫が興味を示していました。ただ、私が気にしている水回りはノータッチ。無理、無理です…。そしてこのリノベHDB、コンドに負けないくらいの賃料だったのでメリットを感じられません。

コンドですが、1軒は1階の一部屋を3つに分割して賃貸している妙な物件でした。高層階嫌いの私には1階が魅力的でしたが、たぶん、住み始めたら湿気と虫に悩まされるのでしょう…。キッチンが簡易なものでガスがなく、IHヒーターが一つだけなのも料理が無理そうなのでNG。

もう1軒は先月見たコンドの別の部屋。このコンド、築年数が経ってるのがイマイチなのですが、郊外の静かな場所ながら駅も近いのが魅力的で、前回の下見ではベストの物件でした。それをふまえて不動産屋さんが別の部屋を見せてくれたのです。前と、さらに前のテナントが両方日本人だったそうです。こちらでは日本人のテナントは部屋をきれいに使うという定評があり、私たちにとっても魅力でした。ただ、電車の騒音がひどく、住むとなると厳しいかなと思いました。

そんなわけで収穫がなかった金曜日。ってかHDB3つも見たのが無駄だった…。こちらの不動産屋さんとの付き合い方がイマイチわからないんですが、どこか「日本と違うのだから」と気持ちを調整している自分に気づきます。たぶん、これが海外生活に馴染むための最初の一歩なんだろうなぁ。でもって夫は日本にいるときから仕事を通じてこの感覚を知っていたと思われます。

内見からの帰路、車の中で不動産屋さんと今日の感想と今後について話しました。まず、HDBはもう選択にないので見ないということ。あと、今のところ一番気に入っているコンドのさらに別の部屋があれば見たいということと、私がネットで調べた別の駅のコンドを見たい旨伝えました。

そしたらこの不動産屋さん、これまでアクションが遅かったのにこの日の夜中にメールが来て、土曜日の夕方に3部屋見られるというじゃありませんか。リサは仕事が忙しくてあまり休みは取れないので、週末に見られるというのも大変ありがたい。すぐに返事をして、再び内見に行きました。

2軒は、私が新しくお願いした別の駅近のコンド。うち1軒は、オーナーの条件が厳しく、日本人で大きめの会社で働いている人が希望だとか。逆を言うとそれに添ってれば話を進めやすいとのこと。実際、前のテナントも日本人だったそうです。ちなみにこれまでの不動産探しでなんとなく「日本人であることの優位」を感じます。きれいに使うとか、退去時にもめないとかでしょうか。先人の日本人の皆さんに感謝の気持ちがわきます。しかし、結論としては2軒ともダメでした。すぐ近くに交通量が多い道路があり、常に車の音がしてました。私は耳が悪いのですが、リサはかなり耳がいいので寝れないと思う…。インテリアもイマイチだし、便利な駅の近くなので安くもないし。

最後の1軒は、なんと先月見た部屋。ええ?また?と思いつつも、今まで見た物件でやはりここが一番なのです。昨日の別の部屋は電車の騒音がひどかったですが、この部屋は若干向きの関係で窓を閉めれば気にならない程度になります。内見したのが夕方だったので、西日の入り具合も確認できました。(赤道近くのシンガポールで、北と南はあまり変わらず、一方で部屋がかなり暑くなる西向きは不人気。)さ、ら、に。予算が厳しい私たちに朗報。この部屋、先月から一か月も空いたままなので値下げしやすいかもとのことでした。昨日見た他の部屋との比較や、そのほかの諸条件からも値下げの余地がありそうでした。

リサはもうここに決めたようで、あとは私の決断を待っていました。私としては、どうしても古いのが気になっていました。こちらでは10年経つと特に水回りなどの老朽化が激しいそうで、見た目がきれいでも設備に悩まされそうなのです。ただ、自分でもネットで散々調べ、ほかに適当な物件がないことも理解していました。そんなわけで、少しじらした挙句、リサにここに決めようと伝えました。

物件を決めたら、入居日、希望賃料、家具や家電をどうするかについて連絡することになっていました。リサはこういった交渉事が得意で、2時間以上かけて物品のリストや賃料交渉についての条件をまとめていました。そして不動産屋さんからの連絡待ちです。そんなわけで契約はまだですが、物件の目途はたちました。引き続き頑張りたいと思います。

…と、長くなりました…。ほかにもIKEAと電気屋に行ってきた話、電話のSIMの話などがあるのですが、また日を改めて…。まぁ、仕事が決まらない限り昼間は暇ですけど。。

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