Gaudi, otra vez:ガウディをおかわり(8/24)

   


今日の授業ではちょっと悲しいことがありました。ある生徒が、ある他の生徒の国について差別的な発言をしたのです。具体的に何を言ったかここに書こうかと思いましたが、私は当事者無いのでやめておきます。二人が仲が良くて、ちょっと悪い冗談を言い合ってるならわかるのですが、そういう雰囲気でもなく、他の生徒も「え?」という顔をしてたので、みんな同様の印象を受けたのでしょう。10代の学生ならともかく、いい大人なんだから学校の授業でつまらない差別発言は慎むべきです。あー。残念。

昨日、今日と車の話題がよく出てます。車の話題となるとドイツチームが元気になって、ことあるごとに「メルセデス!」と叫んでます。ドイツのアウトバーンは制限速度が無いとか言ってますが、本当でしょうか(笑)。あと、先生がスペインでは300万円くらいの車を買えるのは十分お金持ちだと言っていて、これまたドイツチームが驚いてました。(まぁ、これには私も驚いた。)スペインの物価が安いとはまったく思わないのですが、収入がそれほど多くないのかもしれません。ドイツチームが「300万じゃメルセデスは買えない」と言ってましたが、そうかもね。ちなみに先生が私を気遣ってときどき「レクサス」の名前を出しています(笑。ありがとう、先生。)

さて、今日も授業の後はランチをスキップして、宿に直帰し適当な物を食べた後、街に出ました。目的はサグラダ・ファミリア再訪です。バルセロナを訪れたことがある会社の方にひたすら、上に登ることを勧められてたので、高所恐怖症ですが挑戦してきました。



移動はメトロです。「サグラダ・ファミリア」という駅があって、駅を出たらすぐ目の前にサグラダ・ファミリアがあるので、アクセスはとても楽です。

今日は団体ではなく、個人での入場なので、長い列に並びました。30分もかからなかった気がしますが、それでも暑い日差しの中待つので、結構辛いです。待っている間に違法の水売りの人がいて、警備の人に怒られて追っかけられてました。たぶん、泥棒もいっぱいいるんだろうなー。(中心地に行く時は猛烈に警戒してるので私は相変わらず無事です。)

入場券はオプションの有無でいくつか種類があるのですが、私は「入場料+リフト」で15ユーロでした。リフト(=エレベーター)の予約時間は、切符を買う時に確認できます。混んでると時間が遅くなるので、時間を確認してから買うことができるみたい。

リフトの時間まで45分くらいあったので、またサグラダ・ファミリアの彫刻や資料館を堪能しました。前回見なかったもので今回印象に残ったのが、資料館のショートムービーとガウディのデスマスクでした。ムービーでは昨年11月?のローマ教皇訪問の様子に感動しました。ガウディのデスマスクについては、彫刻家の外尾さんの本でその作られた背景を読んでいたので、ちょっと涙が出ました。

時間が近くなったのでリフト待ちエリアに行ったところ、そこはこれまた外尾さんの本で紹介されてたロザリオの間という、スペイン内戦で破壊され、そして外尾さんが修復を任された場所でした。どこなんだろう…と思ってたので、思いがけず入れてちょっと胸が熱くなりました。

しかし、時間になって係りの人に聞いたら、リフトは二つあって私のチケットは反対側だと言われました。がーんってなんって、急いで反対側に行きましたが、まぁ、時間内だったので問題ありませんでした。ちなみにこの二つのリフトの違いは何なのか不明です。

リフトに乗れるのは6人くらい?のようでした。せまい鐘楼を登るので当然でしょう。登ってリフトを降りたところで行く方向を指示されるのですが、ひたすらせまい通路を一方通行で降りていくので迷いようがないです。

窓の外は、本当にバルセロナの街を一望できる素晴らしい眺望でした。上の方にある飾りや、建築途中の場所を観られるのも興味深いです。

しかし、高所恐怖症の人にはやっぱりきついです(笑)。一瞬外の眺望にうっとりした後、さーっと血の気が引いていく感じがします。しかも、余計なことに、サグラダ・ファミリアには偽の鐘の音があって、そのスピーカーが鐘楼内部の上の方についています。私がちょっと階段を降りたところで突如割れるようなこの偽の音が上から響き渡り、思わず立ちすくんでしまいました。やめれー。(鐘はまだ完成してないので無いのです。)

途中、何箇所かベランダのようなビュースポットがありました。私は当然出なかったのですが、他のカップルが写真を撮るのに男性がちょっと危ないポーズを取ったらしく、彼女が「Are you sure?」と言ってるのを聞いただけで、私は妄想でまた怖くなったりしてました。どんだけびびりなんだか。

ひたすら下りの階段を下りて行くのですが、最後はかなり狭いらせん階段を下ります。これは結構疲れるので、年寄りにはきついかと。一部の年寄りは本当は上り専用のリフトに乗って降りてるみたいです。なので、鐘楼に登りたい人は若いうちがいいですよー。

そんなわけで、無事サグラダ・ファミリア登りを達成しました。やったー。

ショップでちょっとお土産を買った後、また生誕のファサードの前で外尾さんの彫刻を堪能し、サグラダ・ファミリアを後にしました。

ところで、鐘楼に登ってとても残念だと思ったのが、壁の落書きの多さです。馬鹿みたいにみんな名前やらメッセージやらを書き残し、ひどいのはガムを張り付けたりもしてます。このガウディの遺作に対してこんなことをするなんて信じられん、と思うのですが、たぶん、消さない方も悪いです。一度、1ヶ月くらい閉鎖して落書きを全部消すべきだと思う。ほおっておくから冗長していると思われます。意見送ろうかなー。

■使ったお金(8/24)

・水(0.60)
・サグラダファミリア入場+リフト(15.00)
・お土産(10.50)
・夕食(7.10)
・アイス(2.00)

Google Adsense

※当ブログはブログランキングに参加しています→にほんブログ村 超未熟児育児

 - 旅行やおでかけ