美容師さんが被災地にボランティアへ行ったとか
今日は母の手術と入院で仕事はお休みをいただきました。手術は無事終了。以前にも受けた手術なのでそれほど心配はしてませんでしたが、本人が不安がってたのでちょっとだけ気持ちが感染してましたが…。
さて、たまたま母の病院が行きつけの美容院の近くだったので、夜、メンテナンス程度のカットのため美容院に寄りました。そしたら、いつもお願いしている美容師さんが、2週間ほど前に宮城の被災地にボランティアに行ってきた話をしてました。
この美容院はチェーンで首都圏にたくさん店舗があるのですが、一店舗一名ボランティアを募り、バスを借りて団体で行ってきたそうなのです。以前からこの会社の代表の方がアクティブな方だという話は聞いてたのですが、この決断と実行力はすばらしい。
そして被災地に行ってきた美容師さん曰く、その光景に言葉を失ったとのことでした。
ここ最近、正直なところ、テレビで流れ続ける被災地の様子に馴染んでしまった感があります。いくらテレビでレポーターや芸能人が現地の状況を訴えても、どこか心に響かなくなってました。しかし、実際に民間の人が現地に赴き、その生の感想を聞くと、すごくリアルなのです。
がれきの撤去や家の整理を手伝ってきたそうなのですが、まだ全然人手が足りないそうです。津波で一階がぼろぼろになった家の二階で人が生活していたり、おばあさんが一人で自分の家を黙々と片づけていたりするそうです。津波で完全に壊れてしまったような地域は自衛隊などが重機で整備をしているそうですが、それ以外の場所は人の手による作業がまだまだ必要だそうです。海水につかった箪笥とか、一人じゃ持てないでしょ、と言ってました。
この美容師さんは、また個人で時間を見つけてボランティアに行きたいと言ってました。美容師なんて休みが少ない職業だと思いますが、この方はきっと時間を工面して行ってくると思います。
なんだか、行動する人を見ていて、いろいろ考えてるふりだけして行動しない自分があらわになったような気がしました。夏休みに向けて有休は温存したいというのは言い訳です。結局、自分にパッションが足りないことは認めたいと思います。